見出し画像

「足るを知る」ということ

どうも、ZADAです。

今日のテーマは、僕が最も大切にしている考え方の1つなんですが、

今の時代を一緒に生きてる、働く人たちと、この思いを共有していきたいなぁと思い、言葉にして残しておくことに決めました。

以前、京セラ創業者の稲盛和夫さんの著書「心。」でも、この言葉が使われていました。

「足るを知る」という節度。

これは自然界にはあって、人間界にはないものだと感じたと、稲盛さんは仰っています。

正確には、全ての人間ではなく、自然から遠ざかる環境で生きている人ほど、自然に生かされていることを忘れ、節度も忘れてしまっているって意味だったかと。

で、これを前提になんですが、

僕らの生きる日本社会は、物で溢れてて、お金を出せば、欲しいものがほとんど手に入る。
そんな便利な時代ですよね。

でもその便利な社会を続ける代償は、間違いなく自然界に影響を与えていて、

それがまだ対岸の火事だと思っていると、今回のコロナウイルスのように、近い将来自分に降りかかってくるよっていう状況にあります。

結構切実な問題ですよね。。

でも最近だとSDGsとか、グレタさんの気候活動とか、環境への意識が再度高まりつつあるんで、

誰かがなんとかしてくれるんじゃないの?って思ったりもしますが、それじゃダメでw

果たして自分は何をすればいいの?って主体性をもって考えてみたいと思います。

これからの時代、世の中の価値って、産業とテクノロジーの進化に伴って、どんどん変化していくわけですが、

現在は、サービス→人に価値が移ろうとしている最中です。

なぜ人に価値がうつるか?は今重要ではないので、ここでは話しませんが、

価値が人に集まるってことは、企業はもちろん、お金を稼ぐ個人にとっても、「足るを知る」という考え方がとても大事になってきます。

ポイントは、

集めたお金で、何を生まなければならないか?を一人一人が理解しておくことが大切なんです。

「集めたお金で、また人の役に立つサービスを作り、新たなお金を生む」このサイクルだけがあなたの会社の経営になってませんか?

「年間目標売上金額を達成するためには・・」
そこばかりに意識がいっていませんか?

人は、自然界の中で生かされているという大きなサイクルの中にいることを忘れて、

「人の為だけに人が働く世の中」であってはならないと僕は思っています。

僕の「足るを知る」の答えですが、


集めたお金で生むべきは、

豊かな森です。

環境に配慮したり、無駄を減らすことももちろん企業努力として大切ですが、

そういう話じゃなくて、

1000年かけて作る豊かな森を、次の世代に託す準備を企業レベルで始めるってことです。

ここで言う木は、林業に使える細い杉の木ような針葉樹じゃなくて、ヒノキ、ブナなど天然林をつくる広葉樹も含んだ木です。

豊かな森は、豊かな水を作り、動物の多様性を生みます。

便利さの代償として、人はそんな豊かな自然を壊す一方で、

「足るを知ること」で、

上限のない稼ぎ方をやめて、目標以上に稼いだお金は、人に投資せず、設備に投資せず、自然に投資する時代に変えていくこと。

これを日本が新たな倫理観として世界経済に提唱していくことが、次の時代を作ってくように僕には思えてなりません。

共感して頂けるのか、若造の戯言として終わるのか、圧倒的に後者の確率が高いわけですが、

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?