置き去り猫を助けたい!⑮
親子2匹ずっと一緒に
実はマメちゃんはかなり早い段階でお見合い希望が入っていました。
SNSに載せた超絶かわいい立ち上がるマメちゃんの写真があるのですが、それを私の親友がシェアしてくれて、それを見た親友の友人(以下Sさん)が連絡をくたのです。猫たちのかわいい姿を撮るべく連日カメラを持って這い回った甲斐がありました。
問い合わせをもらったのは10月中旬だったのですが、保護の順番を決めていたため(預かりさんの都合やビワ一家が最優先だった)マメちゃんを保護できたのが10月末、それからウイルス検査や1回目のワクチンなどを済ませ、やっとお見合いできたのが問い合わせをもらってから1ヶ月後でした。その間に他の猫を探すこともできたのに、マメちゃんのことを待っていてくれてとても嬉しかったです。
11月13日のお見合い当日は家族4人で神奈川から会いに来てくれました。小学生のお子さん2人もマメちゃんに会うのを楽しみにしてくれていたようで、なでなでしたりおもちゃで遊んだり優しく接してくれました。
それでは申し込みを、という段階で嬉しいお申し出が。
「親子を一緒にいさせてあげたいのでタビちゃんも一緒に」と!
2匹の仲睦まじい様子をそばで見ていたので、私もそうなったらいいな...とは思っていました。でも私からタビちゃんのことをお願いするのは押し付けになってしまうし、なんだかタビちゃんがおまけになってしまうような気がして嫌だったのです。なので、このお申し出は涙が出るほど嬉しかったです。
こんなに温かな4人家族(先住犬もいます)の元で親子ずっと一緒に暮らせるなんて...。これからの大きな幸せを思うと安堵感がどっと押し寄せ、緊張の糸がプツッと切れて気がつくと寝落ちしていたのでした。
さらにミラクル、親子3匹一緒に!
タビマメ親子のご縁を繋いでくれた親友が、またもやご縁を運んできてくれました。親友のシェアを見た幼馴染の方が投稿を「いいね」して、それを見た同僚の方(以下Tさん)が連絡をくれたのです。我が親友、凄まじい引き寄せ力。本当にありがとう。
Tさんは一人暮らしの会社員なので、問い合わせをもらった当初は成猫をおすすめしていました。ですが猫たちの性格が見えてくるにつれ、臆病なビワちゃんと肝が座ったモネちゃんを一緒に譲渡した方が良さそういうことになり(ポーちゃんは先住子猫のいるお宅へお見合いが入りそうだった)、早速Tさんに提案してみました。
するとぜひ会いたいと言ってくれて、トントン拍子に12月4日のお見合い日が決まりました。
ビワモネ親子のお見合いの数日前になって、先にもらっていたポーちゃんのお見合い話が流れてしまいました。まだまだ甘えたい&遊びたい盛りのポーちゃんだけを残してしまうことが心配になった私とmayabellさん。
一人暮らしのTさんに3匹のお世話は荷が重いかとも思ったのですが提案してみると、Tさんも同じことを思ってくれていたようで3匹一緒に引き受けますと言ってくれたのです...!
Tさんなら大丈夫そうだと思った理由の1つに、ビワちゃんの態度がありました。ビワちゃんは穏やかですが(怖い!)と思うとパニックになりがちな性格で、お世話してくれていたmayabellさんは噛まれたり引っかかれたりごはんをぶち撒けられたりしていました。
そんなビワちゃんがTさんにはパニックにならず、それどころか背中をなでることを許したのです。その姿を見て、散々大変な思いをしてきたmayabellさんの目にはキラリと涙が...。
猫は行くべきところにちゃんと行くのかもしれないなと、ご縁の不思議を感じた日でした。
用意した書類など
お見合いをするにあたって、初めて契約書などの書類一式を作りました。mayabellさんや「とーち保護猫の会」さんが使用している書類を参考資料としてもらえたのはとても助かりました。
作成した書類はこんな感じです。
(お申込み用紙はとーちさんの書類をほぼ真似させてもらったので掲載を控えます)
タビマメ親子の里親さんご一家は猫を飼うのがほぼ初めてなのと小学生のお子さんがいるのでこんなシートを作ってみました。
誰かの参考になれば。
⑯へつづく
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