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置き去り猫を助けたい!⑳

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新カモハウス構想

カモちゃんが脱走し、外でお世話をするようになって早3週間が過ぎようとしていました。
タビマメ親子もエビもトライアルへ行き、ノンちゃんもお見合い日程が決まり東京へ移り(夫の猫アレルギーがノンちゃんに反応してひどくなったためトライアル前の1週間mayabellさんに預かってもらいました)、ついに残すはカモちゃんだけに。

安定してハウスを使うようにはなったけどまだまだ近づくことは許してくれない様子に、なんとなく捕獲はまだ先かな...という状態でした。
ですが12月も終わろうとしている時期、キャリーを使った小さなハウスでは心許なくなってきたので、もっと頑丈で暖かい新ハウスを作りたいなと数日間アイデアを練っていました。

「猫ハウス 屋外」でgoogle検索するもピンと来るハウスがなかなか出てきません。というのも、新ハウスに慣れてきたらそのハウスごと捕獲して、そのまま猫部屋に設置しようと考えていたからです。慣れたハウスでお世話すれば少しは恐怖心が減るかなと。
そのためにはまず扉が閉まるハウスが必要です。となると発泡スチロールBOXやコンテナを使ったものは不向き。決定的なアイデアが浮かばずに悩んでいた時、ある人が頭に浮かびました。

その人は近所に住む猫好きのおじいさんで、面識はないけれど友人の紹介でSNSで繋がっていました。何か良いアイデアがもらえればと思い連絡してみると、ケージを使ったトラップの写真をいくつか送ってくれました。
この写真を見て「これだ...!」と頭の中にぼんやりとあった構想がやっと固まり、次の日に早速ホームセンターに材料を揃えに行きました。

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ホームセンターと100均で買ってきたのは、薄い板状の発泡スチロールと保温アルミシート2枚。それと家にあったダンボールを使い、1段ケージを丸ごと包んでしまおうと考えました。それなら頑丈で風に飛ばされることもなく、来るべき時が来たら鍵をかけられます。さらにダンボールで作った寝床を中に入れた二重ハウスにして、雨の日もごはんが濡れない仕様を構想しました。いざ製作開始です。

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まずは発泡スチロール板とダンボールで中に入れる寝床ハウスを作りました。いい感じの大きさのダンボール箱に屋根をつけ、その周りをぐるりと発泡スチロールで覆い防寒仕様に。発泡スチロール板が足りなくならないようにざっくり図面を引いておきました。

次に寝床ハウスを先に中に入れ(ドア部分から入らないため)、ケージの外側もダンボールで覆いました。扉の開口部分が広すぎたのでダンボールで開口を小さくし、さらに雨が吹き込まないように少し屋根をつけてみました。要所要所で愛猫キューちゃんのチェックが入ります。

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そして最後に、防寒防水のために全体を保温アルミシートで覆い、ドア部分はきちんと開閉&鍵が閉まるようにしました。完成です!

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新年を新しいハウスで迎えてもらいたかったので(猫には新年も何も関係ないけれど)急いで作り、ギリギリ大晦日の夜にテラスに設置してきました。果たしてカモちゃんは入ってくれるのか...。

㉑につづく

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