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シンガーソングライター&介護福祉士です✨こちらでは主に介護について思ったことを自由に書き留めていこうと思ってます。音楽作品はTwitterからYouTubeへ入れますので、ぜひチェックしてみてください♪→https://mobile.twitter.com/z_sh04

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最近の記事

選択肢。

自分がこれまで目指してきた介護、これからも続けていきたい介護に『奪わない』ということがある。 できること、したいこと、したくないこと、それらの気持ちや行動を奪いたくないのだ。 誰もが自分のことは自分で決めて生きていたい。誰かに人生の選択を委ねているわけではないはずだ。でも、介護の現場ではそれが歪められるときがある。 例えば、『立てなくなってきた→トイレはやめておむつに』とか『食事で咽せる→刻んだものにする』といったことがある。これには誤解がある。立てないこととトイレで排泄でき

    • 融合。

      昨今、介護とICTとの関係がより強調されてきている。政府も今後施設でのインカムやセンサーの使用を推奨していく流れのようだ。インカム使用は、スタッフ間の導線を短縮できるツールとして役立つし、センサーも利用者の安全確保ということに一定程度役割を持てる。今後も加速する人手不足を補うものとして期待できるのだ。しかし、使うのは人であり、機械に使われるような状態になってしまっては意味がなくなる。自分はそこが少し気になっている。 見守りセンサー。例えば、思いと身体の動きが一致せず、危ない

      • 不在。

        介護施設で働いていると、『利用者不在』というような場面に出くわすことがある。例えば、言葉による利用者さんの意思表示が少ないため、職員の見立てでケアを決めるというようなことだ。意思表示には非言語、つまり身振り手振り、視線等言葉に出ないものもあるのだが..そんな利用者不在はよくあってはまずいのだが、施設で働いている人なら多かれ少なかれ経験があるとは思う。 職員と利用者さん。2者の関係。施設の中にいると、それで成立してしまいがちなところがある。増してこのコロナ禍では面会すら叶わな

        • 基準。

          介護職員が痰吸引を行うようになってから随分と経った。限定的ではあるが、看護師だけではなく介護職員もできるようにしたことは成功とゆうか、大きな意味があると思う。 自分が勤めている施設でも痰吸引の資格を取るために、毎年数名ずつ研修に参加している。その中で、先日こんなことがあった。 受講した職員は、試験のように人前で何かをすることが元々苦手。今回の検定もプレッシャーで上手くできなかったらしい。すると、『落ちたらもう来年からは挑戦しない』と周囲に話しているという。 それについて管理者

          感謝、そして今後。

          当たり前だったことが当たり前じゃなくなる。そんな日が来ることを想像もしてなかった。仕事を学び深めていく過程で、もっともっと突き詰めたいし、上積みしかないんだと希望に溢れていた。同時に、少し力が入り過ぎていたのかもしれないと今になって思うこともある。 身体拘束をする人はゼロ。1人もいなかった。今は.. 食事はベッドや車いすじゃなく椅子で。今は.. 排泄はおむつじゃなくパンツ。限界までトイレ。今は.. レクリエーションは好きなものを選択。今は.. 生活リハビリで重度化予防。今は

          感謝、そして今後。

          分解。

          自分は介護の仕事を始めてから特養一筋なため、日常生活の多くにフィジカル面での支援を必要とする利用者さんと多く関わってきた。だからということもあるが、これまで食事、排泄、入浴といったいわゆる3大介護にこだわってきたし、これからもそうしていきたい。自分たちは日頃排泄や入浴を普通にやって、食事して腹を満たして仕事や買い物や趣味やらに時間を費やす。それを毎日繰り返すことが当たり前になっている。だから、当たり前のことが当たり前じゃなくなったときって、すごくショックだろうし不自由を感じる

          分解。

          リハビリのすすめ。

          先日、ショートステイに入所されたAさんは、3ヶ月前まで同じくショートステイを利用されていた。その頃は、食事は自力で、排泄は介助を受けてトイレで行っていた。用事があればナースコールを押して知らせてもらっていたし、そのほかにも何かあれば職員を呼んでいた。そんなAさんは、ある時下血が続き入院することになってしまった。その後退院許可が下り、本人とご家族が希望されたため、今回再び入所となった。 気がかりだったのは、退院前の病院の情報だった。排泄はおむつで全介助、ナースコールは押すこと

          リハビリのすすめ。

          介護の入り口

          最近、不祥事を起こした有名人が、介護施設などにボランティアをしに行っているとゆう報道が相次いでいる。意図は本人にしか分からないが、反省の気持ちと形を外にアピールしているようにも見える。そうゆう人たちには福祉=人のため、介護=助ける、そのようなものが根っこにイメージとしてあるのかなぁなんて思ったりもする。だからどうだということはない。 そうゆう風潮に対し、業界にいる人から怒りの声とブーイングが起きているのをよく目にする。たぶん介護を軽く見られたような気がして受け入れられないん

          介護の入り口

          未来志向で。

          自分が住んでいる秋田県と言えば、自殺率ワースト、高齢化率全国1位、人口減少率1位、地下価格最下位と、『生活するには大変なとこだなぁ』と思われるようなうな地域だ。自分が秋田を離れた15年前よりも、戻ってきて生活している今の方が、やはりそれを肌身で感じる。ただ、最近まで恥ずかしながら知らなかったことは、介護施設の充足率だ。秋田は高齢化率が高いから、施設利用希望者の割合も多く、まだまだ足りていないと思っていた。しかしそれは誤りだった。確かに高齢化率は高いが、都道府県別の高齢者人口に

          未来志向で。

          挑戦と可能性。

          ヤフーニュースで、『ペットと入れる特別養護老人ホーム』という記事が載っていた。自分も犬が好きで、最近まで犬と一緒に暮らしていた。だから動物絡みの記事には注目してしまう。 特養にペット、素晴らしいなぁと思った。世話の問題、ペットにかかる費用の個人負担の範囲の問題、予測されるヒヤリハット関連のトラブル問題等、当然考えなきゃいけないとこはあったと思う。それを乗り越えてペットとの共生に踏み切ったのは凄いと思った。と同時に応援したいなと思った。新しいことに挑戦するのって素敵だしイキイ

          挑戦と可能性。

          小さな担い手として

          介護業界に飛び込んで12年が経った。 これまでに、たくさんの人に出会い、色々な事柄に携わってきた。自分自身まだまだこれから成長したいし、挑戦する組織に貢献したい。その結果、じいさんばあさんの主体的な尊い生活の維持に繋がればといつも思っている。 介護をするには知識、技術、基本的な優しさが必要だと思っていて、それはベースになきゃ真っ当な介護は難しいと感じている。だけど、それを世代間で繋いでいくことの難しさも突きつけられている現実もある。介護士自身が介護について誤解している側面

          小さな担い手として