「接待を伴う飲食店」会議への邪推
私が以前持った疑問は、大臣が説明するほどには、国民共通の疑問だったようだ。
勝手に関連
一安心である。
しかし、槍玉にあげられますね。「接待を伴う飲食店」。現にクラスター発生になってるようではあるのですが、少々卑怯にも思える。
これは決して、私が、「接待を伴う飲食店」のファンであるから故の擁護ではないが。
しかし、店側の整備不足であることも事実なのだろう。
意外に、経営側も積極的に協力することで、安心感を持ってもらおうとしているようだ。
そんな流れで、こんなニュースたち。
クラスター(感染者集団)が発生した3業種の業界団体が、政府や専門家の助言を踏まえて策定した。
指針では、キャバクラやホストクラブなどの飲食業は入店時に連絡先や体調を記入するアンケートを実施し、1カ月を目安に保存する。フルーツや菓子などの大皿は避け、従業員が取り分けるなど工夫する。客の横に着いてのカラオケやダンス、客の近距離で行うショーやシャンパンコールなどは当面自粛する。
ということを、政府・専門家・業界団体の三つ巴で作成したとは・・・!
まずは、大変なお仕事をありがとうございます、と心の底から御礼を。その前提が一番大事。
だが、この会議は、盛り上がっただろうな・・・と邪推する私である。
①こんな質問のやりとりが文書であっただろうか
Q.業界団体:一般にシャンパンコールと呼ばれる、飲酒の際の掛け声についての是非を伺いたく。
A.文書回答。
以下、シャンパンコールを甲、客を乙と呼ぶ。
乙の求めに応じ、甲を提供することについて、政府として禁じること、これは及び難い。
しかしながら、専門家見解としては、乙に対する感染防止として、甲の提供を制限下に置くこと、これは矛盾しない。
②政府と専門家の会話
政府「あれですな。店のことに思いを馳せると、行きたくなってきましたな!」
専門家「せんせぇ!好きですなぁ。ダメですよ行っちゃあ。不祥事ですからね、ふ・しょ・う・じ!」
政府「わかっとるよ、もう。早く収束して、ぱーっと行きたいもんですなぁ」
専門家「そのためには、、、換気の喚起をせねばなりませんなぁ」
政府「お、うまいこと言いますねぇ。ようし!換気の喚起で歓喜。これでいきましょう!」
政府&専門家「ガハハハハ」
③いちばん長い日
反目し、互いを認めない、それぞれ出身が違う、政府・専門家・業界団体の方々。
偏見にまみれた、互いを傷つけるための言葉の応酬。会議はいっこうに進まない。
「女の子と交換したLINEは、連絡先に入るのか!」
しかし夜が更け、空が白みだす頃には、互いの力量を認め合うようになっていた。意見が合わないのは、人間性ではない。ただ、立場が違うだけなのだ・・・!
早朝、ようやく議論がまとまり、握手をしたいところを、ソーシャルディスタンスを保って、視線で会話する。
どうにかして皆で一杯行きたい、生ビールで乾杯できたら、どんなに嬉しいことだろう。だが、なんとか堪える。
「いつか、銀座で」「六本木で」「新宿で」「霞が関で」「万が一の際は、診療は任せなさい」
最低限の言葉を交わすと、密を避けながらバラバラの方向へ帰っていくプロフェッショナルたち。
そうして、「接待を伴う飲食店」会議のいちばん長い日は終わったのだった・・・。
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このような議論のおかげで、安心して行ける日が来るといいなと・・・心の底から願います。
重ねて、私は「接待を伴う飲食店」のファンではございません。
追伸
こうしてまでキャバクラに行くモチベーションがある、もしくはモチベーションとなる女の子がいるって、素晴らしいと思います。
ただ、文章見返すと、「接待を伴う飲食店」の話じゃなくて、キャバクラ限定で話してますね、ずっと。
なぜでしょうねぇ・・・。