
「ぼくたちは勉強ができない」、最高だぜ!
社会人1年目。
どうにもこうにもミスを繰り返す私に、先輩がこう言った。
「あのさ。こんなもん、大したことないって。俺たちの仕事ってのは、ミスっても誰も死なないのが、良いところなわけ。お前がダムの作業員だったら、今回のミスって、下流全域が押し流されてるくらいのミスなんだけどさ。でも、どう?絶対誰も死なないんだから、全く気にすることないぞ」
ほへぇ〜と思い、癒されたあの思い出。
このコロナ禍、たびたびこの言葉を思い出す。
確かに、その通りでして、私、もしくは私の仕事関係のために、ブルーインパルスが飛行したりなんかしない。
医療従事者の方々には、最大限の感謝を捧げつつ・・・。
そんな甘いもんではないぞとお叱りをいただきつつ・・・。
少しだけ、羨ましく思う私である。
思うに、仕事それぞれ、もしくは人間それぞれ、何らかの「使命」を背負って、人々は生きている。
私の「それ」は何かいまいち不明ではあるが、最近、「週刊少年ジャンプ」の使命は何か、ってことに気付いた。
それは ー 。
少年を、性に目覚めさせることである!
※
私がジャンプを読み出した頃、「I"s(アイズ)」が掲載されていた。
あの背徳感たるや。
当時私は中学生であったので、「性」の初心者であったのだが、ヘビー級ボクサーのパンチを喰らったような、衝撃に襲われた。
胸だけじゃない!
お尻!そしてそこへの食い込み!てかった唇!それも、「性」なのか・・・!
目覚め、である。
その後、「いちご100%」という漫画が掲載される。これにも参った。女性の美しさってのは、決して一つだけではないことを知った。
奥ゆかしいあの子も、快活なあの子も、積極的なあの子も。
みんな素晴らしい。
私と小鳥と鈴と。小学生の頃、教科書に載っていたあの作品は、間違っていなかった。
みんな違って、みんな良い。
これが、真理である。
※
さて ー 。
私は今、最高に打ちのめされ、心打たれ、感銘を受けています。
先ほど、「僕たちは勉強はできない」という漫画の、17巻を読了したからです。
いやぁ・・・。
あらすじは、良い意味で必要なし。
鈍感な主人公が、
・文系が苦手な理系少女
・理系が苦手な文系少女
・勉強が苦手なスポーツ少女
・およびその他女性
にモテまくる、という学園ラブコメです。
こういう、「複数の女性にモテまくる」というハーレム展開においては、結局誰を選ぶの?という点が、論争の的となります。
「いちご100%」という作品が、結局そんなに好きになれないのは、そこが理由である。
だが、この作品。
極力、ネタバレは避けますが、序盤・中盤のハーレム展開を存分に満喫させつつ、最終的な着地、そこへの説得力も見事。
さらに、(私は連載は追っていませんが)「おまけ」まで、今後ついてくるという・・・!
「性の目覚め」という点でも、過剰なお色気描写は避け、それぞれの女子の「萌え」に特化したことが、秀逸。
すげえ。
今、私は32歳の、テレワークにかまけて、太り・無精髭伸びっぱなしのおっさんですが、気分は高校生になっています。
本日、布団に入ったら、もしかしたら高校生にタイムリープしているかもしれない。
そしたら私は、自分の教室を見渡し、隣の教室も、向かいの棟の教室も、すべて見渡し、それぞれの女子をただひたすら眺めるでしょう・・・。
気持ち悪いこと言ってしまいましたが、と同時に、眺めるだけなら、昔の自分と変わんねえな。
ということで、もし胸きゅんしたい方、特に男子、お時間あればどうぞ。
次の単行本の発売が楽しみです。
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