スペイン語で周辺言語を覗いてみる
TVerで観たお正月ドラマから聞こえてきたイタリア語のセリフがなんとなく理解できたのが嬉しくて、スペイン語との共通点や違いをもっと体感したいと最近始めたイタリア語とポルトガル語。ロマンス諸語は1つ覚えたら他の言語も習得しやすいと言われていることは知識として知っていたが、体感すると俄然学習のモチベーションも上がる。(非実用的な方向に、だが・笑)さらにフランス語とカタルーニャ語を加えて並べてみると共通点や違いがよくわかって面白い。
例えば、英語での I'm a woman. なら、
He is the man. は、
イタリア語で逆向きのアクセント記号が出てきたことに気づいたときには思わず声が出た。
I have an apple. は、
[ESP] Yo tengo una manzana. ジヨ テンゴ ウナ マンサナ
[POR] Eu tenho uma maçã. エウ テンヨ ウマ マッサ
[ITA] Io ho una mela. イオ オ ウナ メエラ
[FRA] J'ai une pomme. ジェイ ウン ポンム
[CATALAN] Jo tinc una poma. ジョ ティンク ウナ ポンマ
字面もよく似ているが音を聞くとより似ていると思う。特にポルトガル語なんかはスペイン語に少し訛りと籠りを加えたら単語は聞き取れそうにも思える。実際Duolingoでやっているときは音だけを聞いて答える方が正解率が高い。ただし発音はめちゃくちゃ難しい。今のところ私の中ではフランス語、ベトナム語に次ぐ難しさだと思った。
カタルーニャ語は地理的にもフランス語に近いのかなと思っていたが、イタリア語も近い。海から見れば隣国だからそりゃそうか。イタリア語やフランス語をやる前にカタルーニャ語を通っておくのも良いかもしれない。
まったく違う単語になるのも面白い。ラテン語を見たらなるほど!と思うものもあれば、どういう変遷を経てそうなったのかがまったくわからないものもある。そもそも語源から違う可能性もあるのだろう。興味は尽きないがいざ調べ出すと言語学の果てしなさに委縮してしまう。とりあえずは浅いところで楽しむことにしよう。こんなページも見つけた。What's in a Name?
眺めているだけでも楽しい。
そういえば今日2月21日は国際母語デーとのこと。偶然にもタイムリーな記事になったのでちょっと嬉しかったりする。