無題
おそらくこの話は二転三転してしまうだろうから、タイトルはつけないでおく。
電気を消して、布団にこもる。スマホの明かりで顔を照らしながら、窓から日差しが差し込む頃に寝ていた頃の話。
ある日、いつも通り布団にこもっていた。スマホを見る気になれなかったので、ひたすら吊り下げられている洗濯物と、しばらくつけていないシーリングライトを交互に眺めていた。
当時、生活リズムがすっかり壊れていた僕は案の定スマホを見なくても寝れなかった。
昔からそうだ、落ち込むことがあると実家の天井をぼーっと眺めて、考え事をしていた。そして気がついたら親に起こされている、そんな日々を過ごしていた。
そんな時、僕の中で思いついた話題が「遺書をどうするか」だった。
紙で書くのもいいけど、絶対書いたことすら忘れてしまう、でも電子機器に残すのは面白くない。うーん。頭の中で思考を巡らせる。
一人地元を離れ、一人暮らしを始めてから、実行するならここ、片道分と最後にプチ贅沢ができるくらい、少しだけのお金と道具だけ持っていこう。と決めている場所はあるが、突然ふらっと消えてしまうのは周りの人には申し訳ない、と思っているので、遺書は書くだろう。
その遺書をどうするか、だった。紙で書くと忘れる、その日に書いたものだって、次の日になれば気持ちはコロコロ変わって書きたいことが増減する。電子機器なら簡単に書き直せるが、思いを込めるものになんの感情もない堅い文字で文章を書き残すのが嫌いである。
結局、それから一年ほど経っているわけだが、すべての結論は出ていない。
あまりそのような気持ちになっていないのもある。
このnoteが遺書にならないことを祈って、僕はこれから歯を磨く。
すこし眠い。
ただ、書き残すなら、僕は自分の字で自分の人生を書き残すだろうな。
他人よりも周りに恵まれた人生を歩んできたはずなのに、こんな思考をしている自分が恥ずかしいなと思う。
どこで階段を踏み外したか、なんて考えても過去のこと。
今は五体満足で生まれて、普通に生活できることに喜びを感じて生きていこう。
ただの、深夜の落書き。
ここまで見てくれた皆さん、本当にありがとう。
今の僕は毎日楽しく生きてます。
孤独で寂しかった、あの頃とは違って。
そんなあなたに、この曲を届けます。
ハッピーエンドロール/Organic Call
おやすみなさい。