初ライブの話

今日、初めてライブに行った。メジャーなバンドのライブすら行ったことなかったのだが、チケットが取れるとの事だったので、スタジオでのサーキットライブに行った。

ライブというものが分からなかった僕は、最初どうすればいいか分からなかった。拳を上げるということだけ知っていた。
恐る恐るスタジオに入ってみると、雰囲気だけでノリノリになって、周りのノリもよく、すんなりノることが出来た。

耳を劈く、ギター、ベース、ドラム、ボーカルの音。体の内側を伝う、凄まじいビート。

非日常の中に、自分がいた。嬉しかった。自分から逃げられる場所を見つけたような気がした。

そして、ライブも終わりを迎える、最後、皆が団結して作った演奏。これはスタジオライブにしかないものなのかもしれない。

世界で1番うるさい、22時。
掻き鳴らすギターと、身体の内側を叩くドラムのビート。
非日常の中の非日常。

とても楽しかった。
またいつか、いや、近いうちにライブハウスに足を運ぶだろう、そんな気がしている。


僕はこうやって、少しずつ生きる理由を探していく。死ねない理由を探していく。

人生、捨てたもんじゃないね。


ありがとう、バンド。

ありがとう、clumsy. 


最初の経験は、何があっても忘れないから。


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