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市川市動植物園 2024.10(中旬)

午後1時から閉園まで滞在。曇りと強風。涼しい日だった。大町公園の入り口が工事で閉鎖しているので、遠回りをしてやっとたどり着く。歩きがきつくてバスで行くことを真剣に検討しようと思った。

本日のオランウータンの登板はリリー。一日リリーが放飼場を独占できる日だったようだ。飼育員さんに手を伸ばして「ちょうだい」をしていた。飼育員さんが何かペレットかナッツ系のおやつを数回投げるも、リリーはキャッチできず、構造物を降りて探していた。それから、ブランケットを飼育員さんがいる方にひょいと投げて飼育員さんが拾って、リリーと会話を交わしていた。あとで伺ってみると、飼育員さんが投げるように指示しているわけではなく、リリーが自発的にやるのだそう。おやつが欲しいのか、かまってほしいのかは飼育員さんも分からないそう。リリーなりのコミュニケーションの取り方なのかもしれない。

「おやつください」と飼育員さんに手を伸ばすリリー
「ほらよっと」ブランケットを飼育員さんに投げるリリー
アルパカがオランウータン舎の前を通り過ぎるも、リリーは無関心

猿のイラストが散りばめられたかわいい布をブランケットとしてかぶって過ごすリリー。人からの視線が嫌そうだったので、サル舎をぐるっと見てから後ほどまたリリーのところへ戻ることにした。

ワオキツネザルのサル団子
マンドリルジョディーは木材のかけらをバリバリ食す
かわいいボリビアリスザル(動物園なのに、なんだか人のうちで飼われているようなケージで飼育されていることが残念)
いったりきたりのクロキツネザルのグミ
市川のサル山は魅力いっぱい!

オランウータン舎へ戻ると、さっきとは違ってリリーは機敏に動いていた。おなかが空いているのか、毛をやたらとむしって食べていたのが気になった。どうやったらこの行動を減らすことができるのだろう?野生では見られないはず。千葉市動物公園のフクロテナガザルの茶々も自分の足の毛をむしっていたし、モンタも顔の毛を抜くし、かれらに共通しているのは単独生活のせいか待っているという状態の時間がが長いということ。つまり暇な時間が多いということでもある。しかし単独だけが原因でもないケースがあるので(台北動物園のニシゴリラのイリキや東山動植物園のアニーなど精神的な原因もありそうだ)それぞれの個体に合わせて調べて原因をさぐっていくほかない。イリキは栄養や1日の群れの屋外室内の出入りスケジュール調整、エンリッチメントなどを工夫して現在は毛抜きの症状は緩和したそうだ。私が訪れた時、イリキが毛抜き行動しているところは一度も目にしなかった。

手を動かして飼育員さんにおやつの催促をするリリー

帰りの電車、学校から帰宅途中の高校生がたくさん乗車していた。高校生を見るとなんか応援したくなる📣🎌

▲動画1(スマトラオランウータン)

▲動画特別編(ニホンザル)

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