現実から逃げたいなら絶叫マシーンに乗るといい

 初めて富士急ハイランドに行ってきた。最高すぎた。最高に楽しかった。すでにもう行きたい。中毒性があるね、絶叫マシーンは。

 乗ったのは「高飛車」「FUJIYAMAウォーク」「ZOKKON」「FUJIYAMA」の4つ。どれも個性があって素敵だった。帰ってきてからもずっと富士急のYouTubeを観ていて、あんな鉄の塊を作った企業の方々に感無量。

 四六時中考え事をしている自分にとって、無になれるのって、寝ている時と楽器を触っている時くらいなんだけど、そこに「絶叫マシーンに乗っている時」が追加された。嬉しい。怖いけど楽しい。あのスリルってなかなか現実で味わえない。会議前のドキドキとも違うよね。無責任でいていいんだもん。勝手に怖くなって、勝手に叫んで、勝手にスッキリしていい。日常を忘れるのにはもってこいの最強ツール。

 富士急にいる間、日常の嫌なことを全然思い出さなかった。普通の遊園地だと、並んでいる時にふと思い出してしまうけど、富士急は、並んでいる時も「どのくらい怖いんだろう」「どのくらい速いんだろう」とかそんなことばかり気になって、「今」に集中できる。先のことや過去のことなんてどうでもいい。今から乗るアトラクションのことだけ考えてればいい。とても健全。

 先のことを考えて不安になる人、考え事ばかりしちゃう人こそ、絶叫マシーンをオススメします。何も考えなくていい、とっても優しい場所です。大声で叫んでも、泣いてもわめいても誰も責めません。叫んで声がカスカスになって、風で髪がボサボサになって、暑さで顔がドロドロになっても誰も気にしません。自分を取り戻すためのショック療法にぜひ富士急ハイランドへ。私は必ずまた行きます。

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