ノートまとめ20200905
◎筋皮神経公約に影響を与える筋肉
・烏口腕筋⇒筋皮神経が貫通
・上腕筋
・上腕二頭筋
前腕部の疼痛や痺れが肩関節を動かしている間に取れた場合は筋肉による絞扼の可能性が高い
◎肩甲下筋の特徴
・屈曲角度が小さいほど大きな屈曲モーメントを持つ
・80°~110°屈曲位で伸展モーメントアームに変化
・屈曲モーメントアーム 上部、中部>下部
・上部は0~40°外転位までは外転モーメントアームをもつが、外転角度が増えると内転モーメントアームに変化
◎仙腸関節障害に特徴的な圧痛
・PSIS ・長後仙腸靭帯 ・仙結節靭帯 ・腸骨筋
<仙腸関節の検査>
・thigh thrust test
・compression test
・distraction test
・gaenslen test
◎膝後外側支持機構(PLS)
<静的支持機構>
・外側側副靭帯
・弓状靭帯
・ファベラ腓骨靭帯
・膝窩腓骨靭帯
・外側後方関節包
<動的支持機構>
・膝窩筋 下腿が過外旋するとPLS伸張され痛みを伴う
◎kager`s fat pad
・周囲には後脛骨動脈、静脈と脛骨神経が走行し、足関節運動における筋腱の滑走や骨運動による機械的ストレスから血管、神経を保護する
・アキレス腱下の滑走性
・アキレス腱付着部の圧縮力軽減
・踵骨後方の滑液包(retrocalcancal bursa)の内圧調整
◎大結節の骨折
・衝突骨折
転倒で手や肘をついたとき外転強制により大結節と肩峰が衝突して受傷
衝撃による腱板を含めた上方支持組織が損傷されやすく、炎症による癒着、瘢痕化から拘縮しやすい
◎足関節背屈制限は長母趾屈筋が関与
(距骨の真後ろを通る)
・距骨は後方へ滑る⇒長母趾屈筋が硬いと背屈の際に、距骨が後方へ引けず制限となる
そのままスクワットすると距骨が前方へ動き舟状骨を押し込み前下方に動く⇒kneein
◎Q-angleの増大因子
・動的アライメント異常⇒歩行時のkneein、toe out
・筋の静的要素⇒外側支持機構の硬さ
・筋の動的要素⇒内側広筋
◎アキレス腱の特徴
・踵骨外がえし時
腓腹筋内、外側頭⇒短縮
ヒラメ筋⇒伸張
・踵骨内がえし時
腓腹筋内、外側頭⇒伸張
ヒラメ筋⇒短縮
内がえしを伴いやすい
◎頸椎の評価ポイントはC3
・C2から歯突起が靭帯を介して後頭骨に付着
C2/3の回旋がC0/1に波及C3にすぐ脇に脊髄神経溝が位置する
・上位頸椎の可動域は全体の50%を占める
⇒C3の偏移が頸椎全体の可動域制限や末梢の冷感、しびれを引き起こす
◎大腿四頭筋(略語)
VI:中間広筋
VL:外側広筋
VML:内側広筋(長頭)
VMO:内側広筋(斜頭)
RF:大腿直筋
PT;膝蓋靭帯
◎感覚適応の臨床治療
促通 抑制
視覚 開眼 閉眼
体性感覚 安定支持面 不安定
前庭感覚 頸部の動き 不可
治療→柔らかい素材の上で立位をとり閉眼、頭部の動きを加えた課題
例①頭部の動き=前庭感覚の促通
②足部を不安定面=体性感覚抑制
③視覚の遮断=視覚を抑制
⇒前庭感覚の促通訓練
◎スロートレーニング
高齢者におすすめ
・負荷は最大筋力の50%
・30~35回繰り返すことのできる負荷
Point:ゆっくりと長く負荷をかけること
ターゲットの筋肉にある一定の血流制限をかけること
◎長母趾屈筋の遠位滑走
母趾他動伸展:腱が遠位に引っ張り出される
筋膜を引き出される
「2.8㎝」 腱には伸張性ないため、距骨と長母趾屈筋腱の圧排刺激は筋膜の遠位移動により緩衝される
◎角度で作用が変化する筋肉
・長内転筋:股関節屈曲、内転、内旋
股関節90°屈曲位で⇒伸展、内転、内旋
・大腿筋膜張筋:膝軽度屈曲位で膝伸展
膝深い屈曲位で膝屈曲
・大腿二頭筋長頭:股関節伸展、内転、外旋
股関節内転位で股関節伸展、外転、外旋
・梨状筋、中殿筋後部:股関節外旋
股関節屈曲90°で内旋