ノートまとめ20200927
◎CCメカニズム
烏口鎖骨靭帯が肩鎖関節と胸鎖関節の運動を調節するメカニズム
①鎖骨外側端の挙上防止
②肩甲骨の懸垂作用
③棘鎖角の増減を制動
◎肩関節と肋骨の関係
上肢の挙上時は肩甲骨の後傾と胸椎の伸展が必要
⇒体幹伸展位は肋骨の回旋が必要
◎加齢による肩甲骨の変化
・加齢で肩甲骨は上方回旋になりやすい
・最大挙上において肩甲骨後傾の可動性低下
⇒上方回旋、前傾は肩峰下インピンジメントになりやすい
◎僧帽筋中部、下部線維の筋力低下
付着部位は胸椎である⇒肩甲骨や肩へ影響が出る
胸椎椎間関節の関節内運動を行うと僧帽筋のスパズムが取れやすい
◎日常生活で必要な肩関節の可動域
・整髪動作:屈曲70度以上、外旋70度以上
・洗体動作:屈曲70度以上、内外旋40~60度以上
・更衣動作(上衣):屈曲70度以上、内外旋45度以上
・更衣動作(下衣):外転25度以上、外旋30度以上
◎ハムストは荷重位で膝伸展作用がある
特に立位では起始部が働いていない人が多いため見る必要がある
ハムスト遠位が下腿を後方へひき、近位部が股関節を伸展させ大腿骨頭を前方へ押し出す
⇒それにより、下腿に対して大腿骨が真上に来る
◎臥位で膝関節伸展は痛くないが立位では痛い
臀部から大腿後面に痛みが出る
立位では骨盤後傾で膝関節屈曲⇒無理やり動かすしかなくなる
◎ケース
・端座位で左の胸腰椎移行部付近が痛む
・左側臥位で左仙腸関節が痛む
・体幹右前方に回旋させて物を拾おうとすると痛む
問題点⇒・左肩甲骨内転、下方回旋して左肩甲帯が下制位
・体幹左回旋制限
・骨盤固定した胸部の回旋は痛くない
◎立脚期で中殿筋が効率的に働くには??
⇒内転筋の安定が必要
⇒股関節内旋、内転、体側骨盤下制させ、中殿筋の緊張を長くして中殿筋の筋発揮を助ける
◎片脚立位時の外転筋張力比較
・大殿筋⇒32%
・中殿筋⇒46%
・小殿筋⇒22%