ノートまとめ20200913
◎膝蓋下脂肪体の関係する原因
・膝の伸展制限 ・膝の前側が痛い ・スクワット動作で痛い
・荷重時に痛い ・下腿外旋アライメント ・脂肪体の位置変化、圧痛
◎肩関節をハンモックポジションへ誘導
・大胸筋の下の上腕二頭筋担当、烏口腕筋を触診⇒めくると下に広背筋停止部⇒さらに深部大円筋 触診で肩外旋可動域変わる
◎ROM-ex 工夫
筋腱移行部を抑圧しつつROM-exするとIb抑制で筋緊張を抑制する効果を狙える
また、筋伸張時は表層の組織へ、短縮時は深層の組織へ押圧刺激を入力できる。
◎大腿動脈の位置
結構内側にあるため阻血に注意
縫工筋と内側広筋に覆われている
◎スーパーフィシャルバックライン
■役割
・身体を完全に伸展した姿勢を保つ
・胎児のように屈曲してしまうのを防ぐ
・遅筋繊維が多く姿勢保持に関与
■弯曲について
・一次弯曲:周囲の骨の形により維持
・二次弯曲:筋のバランスに依存
◎鎖骨肩甲上腕リズムについて
屈曲0~90°では肩甲骨は肩鎖関節を中心に上方回旋し、90°以降は鎖骨の挙上を後退と肩甲骨の内転、上方回旋が生じる
外転では角度上昇とともに、鎖骨は胸鎖関節を支点とし、鎖骨遠位の挙上と後退、肩甲骨は脊柱に引き寄せられながら上方回旋、下降が生じる
鎖骨肩甲上腕リズムの筋活動
肩関節屈曲早期(前鋸筋下部)では肩鎖関節を支点とし、肩甲骨が外転、上方回旋する
外転早期(僧帽筋中部)では肩甲骨内転、上方回旋する
◎筋膜リリースは筋膜を伸ばしているのではなく、浅筋膜よりも表層の皮神経の絞扼状態と血流を変化させる
◎膝窩部痛の原因
膝窩筋(屈曲、内旋)…112度以上の過屈曲で膝窩筋腱が膝窩筋腱溝にはまりこみ自由度が低くなり痛み⇒伸張ストレスが加わる
後方関節包に57%のケースで付着している
⇒牽引されてインピンジを回避、膝窩筋の機能不全でインピンジあり
腓腹筋内側頭…膝屈曲で起始部がおりたたまれる 圧痛を評価
◎肩甲下筋は結節間溝で上腕二頭筋腱を支持する役割がある
肩甲下筋損傷すると二頭筋腱が不安定、脱臼する
◎膝内側部痛と大腿筋膜張筋の関係
腸脛靭帯の筋膜は内側広筋の浅層を覆って縫工筋深層に繋がる
⇒伏在神経の絞扼が関係しているかも
◎筋膜リリース
・機械受容器への刺激⇒自律神経、視床下部
①大筋群の緊張
②体液動態
③平滑筋の緊張
組織の変化に加えて筋紡錘の活動が下がり、運動単位の活性も下がる
◎骨折治癒の要因
①骨折部の接合と固定
②十分な血流
③適度な圧迫刺激
その他の要因
・手術 ・栄養状態 ・代謝性疾患 ・服薬状況
・骨折の部位 ・転位の状況 ・感染の有無
◎内側広筋と大内転筋のリリース
斜走線維は膝蓋骨内側から内側膝蓋支帯に連続する広筋内転筋腱板を介して大内転筋にも筋連結している。癒着しやすい。
◎足部内在筋のトレーニング
足関節背屈させ、アキレス腱を伸ばした状態で足指を屈曲させる。
※底屈位では外転筋を使用する
◎伏在神経絞扼部位
・分枝は縫工筋を貫通する
分岐が遠位で起こる場合に、縫工筋の後縁や前縁で絞扼される可能性がある
⇒圧痛は 大腿筋膜が内側広筋の浅層を覆って、縫工筋の深層に繋がっているため、縫工筋のまわりにも認める
◎伏在神経由来の膝内側の痛み
TKA後に損傷しているケースあり、伏在神経膝蓋下枝を損傷することで有痛性神経腫が生じることもある。
◎伏在神経の走行
Hunter管を貫通した後、縫工筋の後方を走行し、膝蓋下肢を下行枝に分かれる
約70%はhunter管の遠位で分岐
約30%はhunter管の近位や内側で分岐⇒直接大腿神経から分岐する
◎膝内側部痛の鑑別
関節外の膝内側痛では
・伏在神経の絞扼
・hunter管症候群⇒下腿内側近位部から内果まで知覚異常が広がっている⇒下降枝の知覚支配