わたしのこと。

わたしは小さい頃から、なんで世界一にはなれないのに、努力をするんだろう?頑張るんだろう?やる意味はあるのか?と思って過ごして生きてきた。今でもそうだ。 実際に水泳とテニスをしてきて、幼稚園生のころから習っていた水泳はやってる理由がわからなかったし、中学生の部活でやっていたテニスは試合に勝っても嬉しいと思ったことはそんなになかった。(まぁ、多少は嬉しかったと思うけど。) 多分、怪我ばかりして出来ない日々が続いて諦めていたのもある。例え県大会に出れたとしても、上には上はいるし、全国一位には到底なれない。なれたとしても世界一にはなれない。今もわたしは自分には特別光るものがないことを自覚している。つまりすごくひねくれている。そう思いながら、中学時代は部活に専念もせず、勉強も人並み程度だった。小学生の時から、唯一、先生に褒められたことのある歌は得意だった。aikoと絢香とMr.ChildrenとBUMP OF CHICKENをよく聴いていた。あと中2の冬頃にギターを親戚の叔母から貰って遊び程度で弾いていたくらいだ。
高校に入ってから、バンドをやり始めた。ずっとバンドやりたいって思ってたからウキウキしていたのを覚えている。最初に組んだバンドは 女の子6人組。演奏のことより、たくさん喧嘩した記憶がある。というよりかは、仲はよくなかったんだと思う。ライブに出させて頂いてたし、頑張りたくて、自分の意見を言っても受け止めてもらえずにいたりして。そのバンドはずるずるとやっていて、素直に言うと、自分のやりたかったスタイルではなかった。
それから、高3の春頃、また違う新しいバンドを組んだ。とてもすごく楽しかった。だけど少し経ってから、高3の冬辺り、わたしがもうとっくに誰も、人を、信用出来なくなってて、歌にも自信をなくして、ライブもやる気が起きなくて。わたしのせいでだめにしてしまった。あの時は本当にごめんなさい。
今はスリーピースを組んでいるけど全く練習もライブもできていない状態でいる。

わたしは歌が好きだ。だけど周りには歌が上手な人、良い詩が書ける人、とか わたしよりすごい人たちがたくさんいる。そんなのとっくにわかっている。悔しいとも思わない。辛いとも思わない。嫉妬とかもしない。だけど、ライブしている人たちをみると、羨ましいと思ってしまう。やっぱり音楽をやりたい、ライブをしたい、バンドをしたい。大好きな仲間と対バンしたい。歌いたい。わたしはわたししかいないし、わたしにしか出せない声があるし、わたしにしかない感性もある。んだろうから。
やりたいからやってる。歌いたいから歌う。人の目なんて気にしなくていい。わたしを好きでいてくれる人たちを大切にすればいい。ただそれだけ。"なんのためにやってるの?"なんて考えてももう手遅れなんだから。

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