燃やせ
なぜ私は小説が書けなくなってしまったのか?それはいつからか?
小説が書きたい。
自分の現状をつらつらと、下手な戯曲のように書き記すのには飽きてしまった。始まりも終わりもなく、永遠でもないから。しみったれた私の内側の汚い部分でしかないから。
しかし小説は…昔は書いていたのだけれど…今ではどうもうまくいかない。枯れたか?
思うに、熱が足りない。昔の小説を引っ張り出して、読むと、その熱にあてられる。羨ましいとか好きとか。ああなりたいこうなりたいとか、もっと文章上手くなりたいとか、とか…そういう純粋な熱、最近は持てていない。
こういう文章が書きたいとか、こういうことを描きたいとか、そういうのがないと、やっぱり書けない。少なくとも私は。
あともう一つ、圧倒的にインプットが足りていない。昔はよく読みよく書いていた。好きな本を夜通し読んで、その代償に日中思うままに寝たりしていた。インプットの大切さをようやく思い出したりしている。
ただ問題は、小説を読もうにも、読み方を忘れてしまった。わたしは集中力が昔から本当になくて、それでも昔は物語の面白さが心を掴んで読み進められていたが。
年々、頭の中がずっとうるさいのを無視できなくなってきていて、頭の中で私や私以外が喋っているのにも、頭の外の環境音にも、妨害されてしまう。
こんなの昔からずっとなのに、今更無視できなくなるなんて。自分の素質に悩まされるフェーズがまだ続いていたかと落ち込む。
まあ立ち止まっていたところでしょうがないので、良いものを取り入れ、積極的に書くしかない。生まれたゴミの中のきらめく部分を繋ぎ合わせたりしよう。
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