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保護者支援について、より良い関係の築き方・保護者の声に耳を傾けるということ

先日、保護者支援についての講習会に参加しました。保護者との関係づくりは子どもを共に育てて行くという視点からもとても大切なものです。
自分なりに考える事はありますが、技術的に頼れる点があれば、ぶれずに安定したやり取りができる事を期待して参加させてもらいました。
今回は主に、傾聴についての講習と、ワークショップを行いました。

研修の内容

具体的なテーマやスキル
・保護者の悩みの理解について
保護者の悩みは一人ひとり違い、子どもの状態や家庭の状態でも悩みが違う。そのため誰にでも有効な声かけなんていうものは存在しないし、自分の小さな価値観の中で決めつけるような事をせず、自分の常識からかけ離れたことを言っていたとしても、一度、〇〇だと思うんですね。と受け止める事がやりとりの上で重要だという事でした。理解はできなくても、受け止めてることが大切。

・傾聴について
傾聴は、聞くではなく聴く。相手が自分から話したいと思えるような事を目指す聞き方です。
根掘り葉掘り質問して聞くことは傾聴ではなく、むしろこちらからの質問は最低限にして、相手が話したくなるような状態にすること、話して良かった。と思ってもらえる事が傾聴だという事を学びました。

傾聴のポイントも、受け答えだけではなく、非言語的なやり取り。
表情、体の向き、身振り手振り、相手との距離などそういった事を意識することも重要だという事。
相手がどうやったら心地よくそこに座っていられるかというのも、大切にしなけれならない。

具体的な手法

受け答えや相槌には心構えがあり、それをいくつか紹介する。
1.相手が話し始めるまで待つ(一番大切)
2.声トーン・速さを合わせる
3.寄り添う
4.心から興味を持って、話に耳を傾ける
5.答えにくい質問の時
ex) どうすればいいですか?と言われた時は、
「〇〇さんはどうしたいですか?」と聞くことで相手に不安の輪郭をはっきりさせる。
6.説得しようとしない
7.助言・批評を避ける
8.沈黙だからといってすぐ質問しない
9.否定的な反応は相手にとって攻撃になってしまう

このような事を意識して話をします。
これがとても難しい、どうしたらいいですか?
と聞かれたら、「うーん、こんな風にするのはどうですかね?」
なんて言ってしまう。これも悪くは無いのでしょうが、そこをまず相手にどうなってほしいと思ってるかを聞いて、答えを引き出すのが特に難しいなと感じるところでした。

感想

傾聴は実は本で勉強はしたことがあったのですが、実際に講演を聞くのは初めてでした。自分もそれなりに傾聴を意識して話を聞くことがあるのですが、まだまだ足りない部分も多いなと感じた研修でとても身になったように思います。

傾聴の技術は子どもに対しても特に有効だと思います。子どもに対してはついつい、自分の考えを押し付けるような物言いをしてしまいがちでではないですか?
私もそういう事が良くあり、今でもある時があります。
子どもにこそ傾聴の技術は大切で、こちらがしっかり話を聞く態度を見せると、子どもも、こっちの話を聞いてくれようとしてくれるような感覚があります。傾聴には性格は関係ありません、技術なので練習すれば誰でもできますし、ちょっと違ったな、って時に見直す部分が明確です。

こちらの意見を明確に求められているシチュエーション等もあるので、何でもかんでも傾聴すればいいとは私は思いませんが、普段の会話で傾聴するという選択肢を持てるというのは良い事ではないかなと思います。

なので傾聴、まだまだ勉強していきたいなと思っています。

以上




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