あの時のセミの声を僕たちはまだ知らない
西暦2022年7月30日(日)午後。山科は今日も酷暑です。
どうも、YAMASEIです。
YAMASEIがYAMASEIであるためにとても大事にしているプログラム。
それが、地域通貨「べる」。
本日は7月2日に続き、2回目の地域通貨べる「とびだせべる活プロジェクト@香東園」の日(「地域通貨べる」ってなに?と思った方はリンクをクリック!)。
今回は、「夏祭り会場準備のお手伝い」のため、普段YAMASEIで過ごすYouthとともに会場準備に出向きました。
テント設営など大掛かりな作業があるかと思いきや、コロナの影響もあり、施設利用者の方たちだけで楽しまれるとのこと。
そのため、利用者の皆さんが使われる憩いの場エントランスでの準備のお手伝いを実施。
入る前にきちんとコロナウィルスの検査をし、
夏祭りに必要な道具を運び出し、
利用者の方がつくられた提灯をつなぎ、
景品の袋詰めを行い、
夏祭り風の風景に早変わり。
最後は施設長から直々に「べる」をいただき、自分達の活動の意義を感じるYouth達でした。
新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、誰かと触れる機会がどんどん淘汰されてしまい何をするにも“オンライン”が当たり前の時代。
その結果、移動時間の短縮や業務の簡略化などの“効率化”も求められるようになりました。
そんな時代でも、誰かとともに同じ空間で働くこと。
そこにはもしかしたら“非効率”で、そしてやりとりの中に“あたたかい”何か、があったのではないかと思います。
この活動が、今のオンライン世界を生きるYouthにとって、効率だけでは語ることができないであろう“出会う”こと、”働く”こと、について考える機会となる事を願って。
7月2日の活動でみつけたセミの幼虫。
あの時のセミの声を、僕たちはまだ知らない。
しかし、今回の活動を通して得たその思いはまた、
外を夢見るセミたちと同じ思いなのかもしれない。
fin