自分に合ったキャラでハッククラッドをやろう
はじめに
初めましての人は初めまして。わたあめです。
前回、「ハッククラッド初心者はルーナかラヴから始めよう」という主旨のnoteを公開させて頂きましたが、あれから何回かいろんな人と遊んだ結果、全面的に修正が必要だということに気が付いたので書き直しました。
このnoteはこれからハッククラッドを遊ぼうと考えている人、また、誰かにハッククラッドを勧めたい人向けの記事の修正版になります。
ハッククラッドってどういうゲーム?
舞台は異物都市エンクラティア。自分自身が魔女となり、人類を襲う怪物「クラッド」を討伐します。魔女たちはそれぞれ別陣営に所属しており、自分が成果を上げ、名声を得るのを目的としています。このゲームでは、最もクラッドの討伐に貢献した魔女が勝者です。
ゲームのシステムとしては、戦略シミュレーションゲームとカードゲームが合わさったような感じです。
現在、選べるキャラは7人いますが、それぞれ特徴的な動きをするので、選んだキャラによって全く異なるゲーム体験が味わえます。
また、限られた条件下で他人を妨害出来るのもこのゲームの特徴となります。手番スロットを奪い合ったり、自分のスキルカードによってクラッドの位置や向きを変えたり等。
詳しくは公式のルール解説動画や世界観解説動画がありますので、そちらをご覧ください。
自分に合ったキャラを選ぼう
前述したように、このゲームは、使うキャラによってゲーム性がガラッと変わります。結論として、このゲームを楽しむ(楽しんでもらう)ためには、その人が何に重点を置いてゲームを楽しんでいるかを把握し、いかにその人に合ったキャラ選択をするかが鍵になります。
他のゲームで例えると、MMOで近接攻撃が好きな人がヒーラーを使ったり、TCGでアグロデッキ好きな人がコントロールデッキを使ったり、そんなんで「このゲーム楽しい!」ってなる訳がないです。
様々な人とハッククラッドを遊んでみて、私が「見た感じ、この人にこのキャラが合わなかったんだろうな」と思っても、その人が「このゲーム楽しめなかった」と言う場面に遭遇したことがあります。そう感じてしまったのは、実は好みじゃないキャラを使っていただけかもしれません。
「このゲームが合わない」と感じてしまう人
妨害という行為が苦手な人は、自分に合ったキャラを使う使わない以前に「このゲームが合わない」と感じてしまうかもしれません。妨害要素の少ないキャラを選んだとしても、手番スロットの奪い合いやキャラの位置取りによって意図していない妨害が発生してしまうこともあります。
初めて遊ぶ人が多い時は4人ではなく3人で遊ぶと、ある程度手番スロットの選択肢が増えるので、やりやすいと思います。
それか、このゲームには協力モードもあるので、もしよかったらそちらで遊んでみてください。通常のハッククラッドとは一味違った楽しみ方ができます。
また、このゲームは操作自体は単純で、シンプル故に奥が深いゲームです。複雑かつやることが多いゲームの方が好きだという人にはどうしても合わないのかもしれません。
⚠️負傷を恐れずに行こう
妨害関連で一つ補足します。
妨害されて負傷するのが嫌だという意見もありますが、「負傷しないために誰の何をケアして〜」となると必要もないことまで考慮に入れてしまい、結果として頭を使うことが爆発的に増え、めんどくさいゲームに感じてしまいます。
そもそもこのゲーム、負傷したところでそれほど勝敗に影響しません。落とした魔石を拾い直せば−1点で済みますし、負傷をケアしすぎて自分の動きが歪むよりも、自分の動きを突き通した方が結果として点数はプラスになることの方が多いです。
さらに、負傷から復帰する時は4つのエントリーポイントマスのうちの好きな所に戻れるので、クラッドとの位置調整をしたいからわざと負傷するというやり方もあります。私は位置調整やカードの温存のために1ゲーム中に4回負傷したことがありますが、だからといってボロ負けしたかというとそうではなかったです。
(ルール解説動画でもフレアが「時には負傷を受け入れること」と言っていますね。)
各キャラの解説
さて、いよいよ本題の、各キャラの解説に入ります。
運用については書けば書くほど深い話になってキリがないので、さらっと触れる程度に留めております。
それぞれ、どんな人におすすめかも書いていきます。
ロゼット
近接格闘に特化したキャラで、多数のコンボとノックバック(クラッドを自分と反対方向に突き飛ばすこと)を活かし、負傷を恐れずに攻めて得点を稼ぎます。また、自分の強い動きを優先した結果、勝手に周りが巻き込まれるという場面がよく発生します。
『爆竹』『ローズウィップ』等コストとして手札を捨てるカードと『気迫』『燃焼活性』等手札から捨てられた時に効果を発揮するカードがありコンボ要素が強めです。
コンボを決めながらとにかく殴りたい人、また、場を引っ掻き回したい人におすすめです。
フレア
どうしても「防御キャラ」という言葉を使って説明してしまいますが、正しくは「強い対応カードを駆使してクラッドの近くに居座り、要所要所で重い一撃を叩き込むキャラ」です。前述したロゼットは攻撃の手数で攻めますが、こちらは一撃の威力で攻めます。クラッドの移動を制限するカードもあるので、その結果他人を巻き込むこともあります。
ただ、基本アクションの移動が1回しかできないので、一生クラッドとの距離が縮まらなくて全然攻撃が当てられない時もあります。一方で良い感じにクラッドデッキが捲れると、自分が移動しなくてもたくさん攻撃を当てることができるので、上振れと下振れが一番はっきりしているキャラだと思います。
この振れ幅に振り回されても許容できる方、重い一撃を叩き込む瞬間が楽しい方におすすめです。
(2/17追記)フレアさんのnote出ているので、動きを参考にしたい方は是非ともお読みください!
ミア
CP3の『大鎌乱舞』が強いので、盤面コントロール性能が高いです。他の人を「『大鎌乱舞』の大量得点は防ぎたいから魔石を拾って妨害したいけど、そうすると自分の強い動きができなくなる」という状況にすることができます。存在そのものが他人の動きの妨害になっています。
また、『おーい、こっちだ!』『あっち向いてほい!』等、ちゃんとした妨害カードがあります。ロゼットが自分の強い動きをした結果ノックバックで他人を巻き込んでいたとか、フレアがクラッドの移動を制限した結果いつの間にか他人が負傷していたとかではなく、意図して他人の妨害をすることができます。妨害することそのものが楽しいと感じる人にはとってもおすすめのキャラです。私はこのキャラを使うのが一番楽しいのですが性格を疑われそうなので黙っておきます。
ルーナ
長い攻撃射程のおかげで、最低限の移動で高い火力を叩き込めます。攻撃をクラッドに当てるという行為自体は誰より容易にできるので、攻撃がなかなか当てられないというストレスを感じにくいです。
反面防御や移動は苦手で、他人から妨害されて魔石を失っても拾い直しに行けないこともあり、妨害への耐性があまりありません。さらに、妨害カード自体が使いづらく、自分から手軽に他人を妨害することができません。
攻撃をバンバン当てに行きたい人、他人に妨害されてもあまり気にならない人におすすめです。
普通に運用する分には簡単ですが、極めると奥が深いキャラでもあるので、気になった方はフェイさん(@dodofedo)のnoteも読んでみてください。
アメリア
序盤はデッキの強化に重点を置き、徐々に打点を出せるようになっていきます。他のキャラが「戦略シミュレーション+カードゲーム」としてのハッククラッドをやっている中、このキャラはドミニオン等のデッキ構築ゲームのような動きをします。
ちなみに、クラッドへの干渉はできません。一応『インジェクション』というカードでクラッドデッキの操作ができるので、ひっそりと妨害?することはできますが、ロゼットやフレア、ミアのように分かりやすい妨害ではないです。
ドミニオン等のデッキ構築系のゲームが好きな人におすすめです。
このキャラについては私があれこれ書くよりも、池粕さん(@ikekasu_428)の書いたnoteを読む方が早いです。
クロイ
ゲートを設置し、MPを使ってそのゲート間を移動するといった、独自の動きをする魔女です。感覚としては、クラッドとの距離事故を起こしにくくなった代わりに防御が薄くなったフレアです。
拡張デッキの『猛進』でノックバックもできるので、プレイヤーの好みで妨害要素を足すこともできます。苦手なら入れなくても全然OKです。
防御が薄くてもとにかく高火力の一撃を叩き込みたい人、他のキャラにはないゲートという要素で遊びたい方におすすめです。
この魔女についても高須さん(@t4ks_)のnoteを参考にした方が早いので、すみませんが丸投げします。
ラヴ
ハッククラッドというゲームの流れを掴むという点だけにおいてはどのキャラよりも適任だと思っています。というのも、自分の動きは難しくなく、バランスよく何でもできるからです。基本アクションがそれぞれ2回ずつでき、基本デッキには攻撃、防御、移動のカードがバランスよく入っています。
ただ、妨害カードは全くないです。また、攻撃、防御、移動のどれにおいても他の6人のキャラを上回ることは難しいと思っています。導入として使いながら他のキャラの動きも見てみて、面白そうなキャラを見つけてみてください。
で終わってしまうのは悲しいので一応ラヴのnoteも執筆中ですが、いつ公開になるかは未定です…。
最後に
ハッククラッドは同じキャラでもどのカードを拡張デッキから加えるかによって全然違う戦い方ができますし、そもそもキャラが7人もいるし、クラッドデッキの捲れ方も毎回違うし、そのクラッドデッキも今や4種類になりました。非常にリプレイ性の高いゲームなので、何度でも遊んでみてほしいです。
皆さんにとって、このnoteが少しでもハッククラッドを始める(勧める)きっかけになればいいな、と思っています。
ちなみに、2/4に秋葉原でハッククラッド会が開催される予定ですので、気になった方はこちらのツイートへリプライをお願いします。
また、2/11には千葉県で公認大会もありますので、興味のある方は是非とも参加してみてください。
上野駅から京成線の特急1本で来れます。
では、このnoteを読んでくださった方をはじめ、ハッククラッド制作に関わっている全ての方や、noteやポストのリンクを貼る許可をくださった方々へ感謝の気持ちを述べ、終わろうと思います。ありがとうございました。