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140字小説『君のまちに雪が降る』 【#あなたの温度に触れていたくて。】


『君のまちに雪が降る』

久々の定退。ほんのり明るい西空を見て、日が長くなったと感じつつ信号待ちにLINE。

「ごめん、今出たとこ」
「了解、気をつけてね!」

画面が濡れて、季節外れの雪に驚く。
手提げ袋には、お返しのチョコと赤いマフラー。

信号が青になった。
ふわっと目を細める君の笑顔まで、あとは一直線。




こちらは、xuさんとのコラボ企画「#あなたの温度に触れていたくて。」への参加記事です。

企画詳細↓↓↓

イメージソング↓↓↓


2月14日から始まったこちらの企画も、ついに今日・3月14日が最終日。
私もここにきて、滑り込みで2作品目を書くことにしました!

1作品目↓↓↓

今回は、本企画でも多くの方が使われていた140字小説のフォーマットを使いました。実はちょっと気になったりしていました、この書き方。
普段から長々と書いてしまう癖のある私、140字って短くないかな、書きたいこと書けるかな、なんて思ってたけど……杞憂でした。
楽しく書けました^^

タイトルでお気づきの方もいるかもしれませんが、こちらの作品は今回の企画のイメージソングとして作った「君のまちに雪が降る」を元に書きました。

人が多く行き交う中、いつもの駅の入り口で待つ私。
手をこすり合わせて、白い息をふぅと吐いた。
見上げた空から、雪が静かに舞い降りてきた。
遠くから名前を呼ばれて、私は振り向いて手を振った。

イメージソングは、こんな感じの「待つ側」の情景を想像して作りましたが、今回はその逆、「待ってもらっている側」の情景を想像してみました。

今作のテーマは「冬の恋」「バレンタイン」(正確にはホワイトデー)「愛」、該当ジャンルはショートショート(短編小説)のつもりです。




現在時刻は3月14日の23時55分ということで、(23時59分59秒に投稿しようと待機している方がいらっしゃらない限り)おそらく今回の企画の最終投稿になるのかな……と思っています。

イメージソングを作るという形で、xuさんとコラボさせていただけたこと。
多くの方が企画に参加してくださったこと。
私の曲を気に入ってくださったり、そこからイメージした作品を書いてくださる方もいたこと。
コメント欄でいろんな方とやりとりできたこと。

今回の企画、とても楽しませていただきました。

企画を主催してくださって私にコラボのお声がけをしてくださったxuさん、
そして投稿してくださった皆さん、
ありがとうございました!



最後まで読んでくださってありがとうございます。
お相手は、ゆっずうっずでした🍊



画像引用元:
・ヘッダー画像: riraさん作の企画応援ヘッダー(すてきなヘッダーをありがとうございます!)
・140字小説: UnsplashChandler Cruttendenが撮影した写真