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「生落花生」の栽培が意外とオススメな理由3選

どうも。今日は落花生の栽培が意外とオススメだよって話をします。

落花生といっても柿ピーに入っている炒ったものではなく、茹で用の「生落花生」ってやつですね。

生落花生とは、水分を多く含んでおり、柔らからな食感と独特の風味を味わえる特別な落花生です。炒ったり乾燥させる専用の品種と違い、少し早めに収穫時期を迎える大粒種であることが違いとして挙げられます。

そもそも何で、「生落花生」がオススメなのかという話ですが・・・。3つに話を分けてご紹介しますね。

①めちゃくちゃ「美味しい」


生落花生は水分を多く含んでいるため、独特の風味を残しつつ、柔らかな食感が味わえる特別な落花生です。
落花生は普通硬いものをイメージしますが、生落花生はフニャっとしています。それを塩茹ですると、落花生の風味と塩味が合わさり、キンキンに冷やしたビールと合わせると最高にハイになれちゃうんですね。
ついつい食べる手を止められなくなる、そんな独特の美味しさがオススメする最大の理由です。

②意外に「簡単」に育っちゃう

ここからは農家目線のお話で。
落花生の栽培条件は比較的ハードル低めです。
品種によってはプランターで育てられなくもないですね。
落花生の育てやすさを説明するのに、よく私は「夏野菜よりも簡単で、さつまいもより少し手間がかかる」と例えていました。
さつまいもって、野菜の中で群を抜いて手間がかかりませんので。流石にそれよりは少し手を加えなくてはなりませんが、トマトやきゅうりほど面倒がかからないって意味なんです。
実際に、落花生の栽培における作業の8割が「草刈り」といえます。
水はけの良い土地であれば、上手に育ちやすいですが、背の低い植物なので、周囲に雑草が生えるとすぐに日陰となり、育ちが悪くなってしまいます。

そのため草刈りは徹底してほしいわけなんです。

③結構高く「売れる」

ここでは経営的なお話ですね。
私は推している生落花生には、「おおまさり」という茹で専用の大粒種が有名です。こちらは100gあたり100円〜から直売所で売られており、多くの直売所で1kgあたり1,000円〜1,200円プラス消費税くらいで売られています。
100gあたり100円と考えますと、他にも高値で売れる野菜や果物はたくさんありますが、落花生は栽培にかかるコストが非常に少ないのが魅力なのです。

利益は=売上ー経費で単純計算できますが、大粒落花生はこの「経費」の部分が安く抑えることができるため「利益」部分が高く見積もれるのです。

なんといっても、栽培過程中の、肥料・農薬は他の作物と比べて圧倒的に少なく、農作業も少なくて済みます。

収穫も、一度に大量に収穫せず、種まきを少しずらせばゆっくり収穫できるので悪天候に見舞われ収穫スケジュールを見合わせることになっても被害は少なく済むでしょう

背丈の低い植物ですが、重たくないため収穫作業の体への負担は少ないです。規模が大きくなるなら収穫期や全自動脱莢機みたいのは欲しくなりますが・・・。笑

以上の3点がオススメする理由です。

残念ながら、この記事を投稿している6月は、もう種まき時期を過ぎてしまっているため難しいかもしれません。

梅雨の雨が多い時期に種蒔きすると、日照不足で初期生育が少し遅れてしまう為です。

しかし、私の経験上、7月に種まきして11月上旬に立派な落花生を収穫した農家も見てましたので、温暖な気候の地域では試す価値あると思います。

特に私の住む伊豆は一年通して温暖な気候寄りのため、栽培には適しているでしょう。

傾斜のきつい畑でも、足腰に負担のなく栽培できるため、とってもオススメです。

なんといっても、茹で落花生のあの味は、食べた時にはきっとあなたも虜になると思いますよ。

次回は茹で落花生のレシピでも書いてみますか笑


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ゆず
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