✨太陽と月✨
なみちゃん
わたしが太陽じゃないときは
なみちゃんが太陽になってね。
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彼女に初めて出逢ったとき
まるで太陽みたいな子だな…
そんな風に感じたことがあったのだけど
その彼女から
まさか
わたしは
太陽みたいに人を照らすんだ✨
そんな人になりたいんだ。
そう言われるとは思ってもみなかった。
そう言われた瞬間
わたしは無意識に
それならわたしは月かな…
そう答えていた。
それなら
なみちゃん
もし
わたしの気分が落ちたときは
わたしが月になるから
なみちゃんが太陽になって
わたしを輝かせてね
そんな関係でいよう。
彼女は
いつもの彼女らしく
わたしに明るくそう言った。
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“太陽の光”
自ら輝きエネルギーに満ち溢れ
生物の営みや気候
その他自然現象に大きな影響を与えている。
“月の光”
太陽の光を反射した月の光のこと
わたしは
太陽みたいに目立つわけでも
影響力があるわけでもない。
だから
“太陽のようになりたい”
そんな風に思ったことも一度もないのだけど
なんで
“月”と答えたのか…
それがずっと気になっていた。
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太陽と月
対照的な二元論
陽と隠として言われることもある。
暗闇を照らす月
月は自ら光ることはできないが
太陽の光のお陰で輝くことができる。
わたしは
わたしと関わってくださった方達のお陰で
“わたしらしく”輝くことができた。
また
月の輝きは
太陽とは違う輝きの良さがある。
月の光は
暗闇をほんわかと優しく照らす。
また
夜空を見上げれば
様々な表情を見せてくれて
優しく寄り添ってくれている
また
生き物が寝ている間も
絶えまなく輝き見守ってくれている。
太陽と月
どっちが良くて
悪いというわけではなくて
ただ
それぞれの良さがある
それを伝えたかった。
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なみちゃん
太陽になってね
そう言われた瞬間
え?
わたしが太陽?
太陽になっても良いの?
そう感じるわたしがいた。
だけど
月があるのなら
太陽もあるんだよね。
太陽と月
両方持っている
それが人間なんだよね…✨
うん
分かったよ。
あなたが
太陽なら
わたしは月になるね。
あなたが
月になったそのときは
わたしが太陽になって
あなたをたくさん輝かせるからね✨✨
〜おわり〜
2024.10.22. Yuzu.yuzu.. “なみ”