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エンジニア歴1.5年の転職活動を振り返る
2021年4月に未経験からサーバーサイドエンジニアとして都内受託企業に勤めていました。
それから1年6ヶ月たち、都内の自社開発企業へと転職することになりました。
今回はその転職活動を振り返りたいと思います。
転職活動時のスペック
私が実務で経験したスペックは以下の通りです。
・Laravel
・Vue(Nuxt)
・TypeScript
・jQuery
転職活動時にはやはり、PHPを使用している企業からは即戦力になってもらえそうといってもらえることが多かったです。
ただその一方で、RubyやGo、Pythonを使用している企業からもスカウトをいただけたので、あまり気にしなくていいようにも感じました。
使用媒体
今回使用したのは以下の媒体です。
・転職ドラフト
・Findy
・Green
転職ドラフト
今回の転職活動ではまず、転職ドラフトを使用しました。
理由としては自分の市場価値を知りたかったというのが大きいです。
ドラフトが始まってすぐの頃はなかなか指名が来ず、もしかしてスカウトがこないのでは、、、?とも不安になりましたが、最終日近くになるとスカウトをいただくことができました。
また、提示された年収は私の現年収の1.5倍だったこともあり、かなり驚きました。
しかし、転職ドラフトで提示していただける年収が必ずしも他の企業でも通用するものではないとも感じました。
というのも、面接を進むにつれて希望年収は必ず聞かれますが、その過程で転職ドラフトで提示された金額を伝えると、「けっこう大きい額ですね、、、」と言われることが多かったです。
その時は、「自分の市場価値が分からないので、他社から提示された額をお伝えしました。」と伝えていましたが、やはり転職ドラフトで提示される金額はかなり大きい場合は多いのだと感じました。
今回は転職ドラフトから転職はしませんでしたが、転職ドラフトを使用する際にはレジュメを書かなければいけません。
レジュメは運営の方にチェックをしていただけるので、その後の転職活動にもとても役に立つと思いました。
自分の市場価値を知ること、レビュメの添削のためだけでも参加をしてよかったです。
転職ドラフトの登録はこちらからどうぞ
(紹介コード「IHLO」を入力していただけると、お互いアマギフ等がもらえるので、よかったら使っていただけると嬉しいです!)
Findy
転職をした知り合いの中で評判が良かったのがFindyでした。
そのため、今回はFindyも登録をしてみました。
FindyはGitHubを使用して登録ができるサービスです。
GitHubの開発履歴からスキル偏差値や推定年収が表示されます。
この推定年収ですが、結果として内定をいただいた企業から提示された年収がレンジの中に収まってました。
ただ一方で、もし気になる企業があったとしても、開発履歴の中にその企業の使用言語が含まれていない場合はお返事をもらえない可能性が高いそうです。(Findyのカウンセリングより)
Findyのカウンセリングはとても参考になりました。
適切なアドバイスをいただけましたし、一度お返事がなかった企業にも再度カウンセラーの方から声をかけていただくことで、面接につながることもありました。
その後も、カウンセリングを受けてからスカウトをたくさんいただいたので、Findyのカウンセリングは本当に受けて良かったと思います!
Green
Greenは未経験から転職活動をした際にも利用した媒体です。
こちらは多くの方がご存知だと思うので、あまり説明することもないのですが、、、笑
今回、内定承諾をした企業はGreen経由で決まった企業でした。
未経験からの転職活動との違い
応募総数は意外と多かった
応募とは違うのかもしれませんが、とにかくカジュアル面談をたくさん受けました。
というのも、未経験の頃は自分が何をしたいのか、どういった企業で働きたいのかということがわかっていなかったように思えます。
その一方で今回は、ある程度の希望条件があったため、なかなか選考に進みたいと思える企業に出会うまでに時間がかかりました。
事業内容や職務内容に惹かれても、勤務条件に不安を感じることもあったり、、、
これは、前職が割と自由度の高い企業だっというのも大きいかもしれません。(フレックス、リモートで働いていました)
一方で、書類選考の通過率はグッと上がりました。
あまり、書類選考で弾かれることはなかったように思えます。(もともと自分の市場価値を意識して申し込んでいたというのもあると思います)
面接は技術的質問の割合が上がった
私が受けた企業は、下記のようなプロセスが多かったです。
1. カジュアル面談
2. 技術責任者との面接(技術的な質問が多め)
3. コーディングテストまたは適正診断
4. CTOとの面接(主にカルチャーフィットの視点で見られる)
未経験からの転職の際には、あまり技術に関する質問はなかったように思います。
どちらかというと、人間性を見てる企業が多いと感じました。
しかし、今回はガッツリ技術に関する質問をされ、この1年半でどういったことをしてきたかということにフォーカスされていたように感じました。
一次面接では1時間の内、50分は技術的質問で、終わった頃にはぐったりということも多かったです。
スタートアップ企業は開発者同士の相性を重視している
今回受けた企業は開発者が5名以下の自社開発企業が中心でした。
そして、そういった企業は開発者同士の相性がとても大切になってくるため、現在のチームの中でバリューを出せるかということをよく見ていると感じました。
私は実際に最終面接まで進んだ企業が3社あるのですが、3社とも開発者全員と顔を合わせる機会がありました。
未経験から入社した企業が開発者100人超の受託開発企業だったので、チーム間の相性が悪い場合は他のチームに移動をするということがありました。
その一方で、少人数の自社開発企業だと相性が悪いため他のプロジェクトに移動するということができないので、当然といえば当然ですね。
一次面接で手応えを感じ、大丈夫だろうと思った面接で落ちたこともありましたが、その時は単純にカルチャーフィットしてなかったのだろうと、あまり落ち込むことなく進むようにしていました。(真偽は不明ですが、、、)
転職活動の結果
応募と内定数
カジュアル面談の前に書類選考のようなものが行われることもあったため、応募総数はわからないのですが、一次面接に進んだのは5社でした。
内、一次面接でお祈りとなったのが2社、そして3社から内定をいただくことができました。
転職活動期間
転職活動の期間としては、最終面接が全て終わったのが、カジュアル面談を受け始めてから1ヶ月後くらいでした。
そこからオファー面談や会社訪問等をしたため、内定受諾をするまでに10日ほどかかりました。
ただ、ここら辺は転職活動を現職と並行して行うか、並行して行う場合は現職がどれほど忙しいかによるかと思います。
私の場合は現職と並行して行っていたため、面接は11:00まで、もしくは18:00以降でしか受けることができず、1日1社に絞ることが多かったです。
そのため、スケジュール調節にかなり苦戦することがありました。
退職してから就活をしていたらもっと早く終わっていたと思いますし、逆に残業が多かったらもっと時間がかかっていたと思います。
評価されたこと
面接を通して評価されたのは以下の点でした。
・技術記事を更新していること
・独学で未経験から転職をし、その後も教育体制が整っていない環境でも続けていけた自走力
・コミュニケーション能力
中でもやはり、技術記事に関しては評価が高かった印象です。
理由としては、アウトプットを積極的に行っているだけではなく、テックブログを積極的に更新したい、または今後開設したいと考えている企業も多く、記事を書くことに抵抗がないことも評価されているようでした。
記事を書くプラットフォームに関しては、書くこと自体が大切なので、個人ブログでもQiitaでもどこでも問題ないと思います。
私自身はZennに書いていますが、内容も高度なことは書けていないです、、、(いわゆる、How to記事ばかりです)
それでも評価していただけたので、アウトプットをしていることに意味があるのだと思います。
転職活動を終えて
実際に1ヶ月働いた感想
実際に働き始めて1ヶ月が経ちましたが、入社前後では企業のカルチャーに関するギャップはないのですが、開発環境に関するギャップを感じることが多いです。
様々な企業から話を聞いている限り、どこの企業もコードレビューの文化があり、テストコードは書かれているものだと感じていました。
しかし、現在の会社に入社をしてみて、その程度にも差があるのだと感じました。
確かに入社した会社にはコードレビューの文化があり、テストコードも書いています。
ただし、コードレビューはプルリクベースではなく、作業ブランチとmasterとの差分を見る程度であり、高度品質が守られているかというと疑問が残ります。
また、テストコードもマストではなく、最近はあまり書かれていないようでした。
そしてコード品質は良くなく、かなり可読性は低いです、、、
どのように質問するのが正解だったのかわからないのですが、ここら辺はもっと質問の仕方に工夫が必要だったな、と思います。
一方で、会社の雰囲気は入社後にギャップはなかったです!
ここは企業のカルチャーにフィットするかを企業側も重視しており、私自身も開発者と会う機会に恵まれたこと、会社訪問をできたことが大きかったと思います。
今後に向けて
この先、今の会社で働き続けることは無いと思うので、今後に向けてやはり、技術記事の更新は続けていきたいと思います。
そして次に転職活動をする時には、単にテストコードやプルリクの文化があるかということだけではなく、深掘りすることが大切だと感じました。
本当はコードを見せてもらえるとありがたいのですが、さすがにそれは難しいですね。
質問を深掘りすることで、コード品質を見極めることができるようになるのが大切だと感じました。
それでも、プロダクトにはとても関心があり、もっとサービスを多くの人に知ってもらいたいという気持ちは強いので、しばらくはこちらで頑張りたいと思います。
今回の転職活動が誰かの参考になってくれたら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!