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9日間の中東(アフリカ)旅行⑩

コーヒー発祥の地エチオピアでコーヒーを

雨が落ち着いてきたので、国立博物館を後にし、ホテル方面へ歩いていきます

国立博物館の近くはショッピングモールやカフェが立ち並んでいる地域で、ここを歩いていると物乞いの子供に囲まれて歩くのが難しくなる時もあります

ここまで諦めてくれない子供の物乞いは初めて

時々エチオピアの方が子供におそらくやめるように声をかけてくれるのですが、それですんなりやめる時もあれば、それでも諦めずに追い続けてくる時もあります

物乞いとの接し方はいつも迷うけれど、子供が相手だとさらに迷う

そんな時に話しかけてきたのが、今度は10代くらいの男性
「どこからきたの?」
「日本だよ」
「実は将来はガイドの仕事につきたくて、今は勉強中なんだ。よかったらガイドの練習をさせてくれないかな」

これはまた最後にお金を迫られるパターンだ〜〜〜

これがインドなら「No, thank you」っていって、それでも追ってきたらシカトしてすり抜けるんだけど、ここはエチオピアなので相手をなるべく怒らせたくありません

「ごめんなさい、いま夫がホテルで待ってて、戻ったら空港に向かうんです。あまり時間がないし、他の男性といると夫がいい顔をしないからガイドはお願いできないの」

と、なぜか平謝りをしてすり抜けました

なるべく穏便に、穏便に

お土産を探しに途中でヒルトンホテル・アディスアベバ敷地内にあるスーパーに寄ってみたりしたのですが、目星いものは見つからず、、、

空港にもお土産屋さんがあるみたいだから空港で探してみようかな


ホテルに戻る前に、ホテルの横にエチオピアで有名なカフェ「Tomoca Café」があったので寄ってみることに

以前は東京の代々木上原にも店舗があった有名店らしい

普段はブラックしか飲まないけれど、エチオピア産のブラックコーヒーは日本でも飲めるので、せっかくならここでしか飲めないラテが飲みたい!と思いラテを注文 ♪
って思ったけど、もしかしたらカプチーノだったかもしれません、、、ごめんなさい、記憶が曖昧です

提供されたコーヒーは、予想外の見た目にびっくり
そして味もミルクとエスプレッソの割合が私にとってちょうど良くてとってもおいしかった!
(エスプレッソ濃いめなので、甘めが好きな方はお砂糖必須かも)

エチオピアでおいしいコーヒーが飲めて満足したので、そのままお土産用にコーヒー豆も購入しホテルへ

本当はもっと観光したかったけど、アディスアベバはまた、トランジットで来る気がするのでその時までお預け!
次は乾季に来れますように!


この旅最後の夜は香港人男性とホテルディナー

19:00になると、夕食をいただきにレストランまで
そこでばったり会ったのが、空港からホテルまで同じバスで来た香港人男性のジェームズ

ホテルまでの道中で少し話していたこともあり、流れでそのまま一緒に夕食をいただくことに

メニュー表はランチと同じで5種類から選べるシステム
私はお肉と主食を選べるものを選択

お肉はチキン、ポーク、牛から選べて、主食はパスタかライスから選べます
私はチキンとライスをチョイス

ジェームズはランチに私がいただいたものをチョイス
また、ドリンクにはフルーツのミックスジュースを私の分も頼んでくれました

おそらくフルーツ100%のドリンク フルーツだけだからどろっどろなんだけど、濃厚ですごくおいしかった!

「インジェラ今まで食べたことある?」
「インジェラ?」
「発音が違うのかな?エチオピア料理頼んでたでしょ?」
「あー、わかった、クレープみたいな見た目のやつでしょ。食べたことないや。エチオピア料理って書いてあったから試しに頼んだだけで、内容まで見てなかった」

おお、強者、、、!

聞くことによると、彼はレバノン、シリアの帰りらしい

「どうしてシリアに行ったの?」
「シリアに行った友人がいて、話を聞いて面白そうだったから行ってみたんだ」
「身の危険を感じなかった?」
「ちゃんとガイドをつけていたから、危険な場所には行かなかったし、身の危険は一切感じなかったよ。それに、シリアからイメージできない景色が見られておもしろかったよ」

そう言って見せてくれた動画には、クラブのようなところでダンスを踊りながら盛り上がるシリアの人々の姿

確かに、ニュースで見るシリアの様子とはぜんぜん違う、、、

ニュースで見るシリアの様子はほんの一部で、人々は私たちが思ってる以上に普通の生活を送っているのかもしれない

そう思いつつも、身の危険を犯してまでシリアに行く気にはならないかな
行くべき人はいるのかもしれないけれど、それは私ではないと思う


そんなことを話しているうちに、お食事が到着!

思ってたのとだいぶ違う!笑

パスタとライスから選べたからトマト系のソースなのかと思ったら、どちらかというと醤油風味で鶏肉も揚げてあるし

これ、パスタを選択してたらどうなってたんだろうか、、、
さすがにソースは変わってたのかな

そしてジェームズはインジェラを食べてひとこと
「Wired…..」

うん、気持ちはわかるよ、、、笑


「つい3ヶ月前に日本に行ったんだよ。日本は日本文化を残しながら発展させていくのがうまいよね」
私は日本はそういったことがむしろ下手な方だと思っていました。
ヨーロッパとかと比べると、日本独自の景観みたいのがあまりなくて、寂しく感じる時があるけどなぁ
「香港と比べるとずっとうまいと思うよ」
そう言いながら浅草や歌舞伎の写真を見せてくれたジェームズ

「びっくりしたのは、1人あたりの単価が3万円くらいするレストランへ行ったんだけど、全く英語が通じないんだよ。『Do you speak English?』って聞いたら、それに対する返事もなかった」
「あー、たぶんその文章も聞き取れてないんじゃないかなぁ。でもね、日本人は英会話が苦手なだけで読めることが多いんだよ!だから次行く時は書いて!むしろ漢字でやり取りして!笑

外国人から見る日本の姿を聞くのもおもしろい!

もっと話していたかったけど、ピックアップの時間までにシャワーも浴びたかったのでいったん解散
ジェームズは香港行きの飛行機なんだけど、出発時間が私とは5分差だから同じピックアップバスで空港まで向かうみたい

急いでシャワーを浴びて、荷物を整理して部屋を後に

ハードなスケジュールでも部屋があることで休息できてフライト前にシャワーも浴びられて、エチオピア航空には感謝です


アディスアベバから韓国を経由してついに日本へ

ロビーへ降りるとすでにピックアップのバスが待っていたので、乗り込んでジェームズと共に空港へ

中国人と行動するのは初めてなので、これがアディスアベバ特有なのかわからないけれど、中国人だとわかると現地の人が簡単な中国語で話しかけてくれます

日本語で話しかけてくれる人もたまにいるけれど、だいたい「こんにちは」「ありがとう」とかが多い中、中国語のレパートリーの方がはるかに多い!

「中国語ってやっぱりすごいね。日本人って伝えてもこんなに日本語で返してもらえないよ」
「中国はアフリカ支援をしてるから、アフリカでは中国が人気なんだよ。他の国ではあんまり人気じゃないけどね」

そう自虐的に笑うジェームズ
なるほど、、、中国人の方が現地の人と会話が広がって楽しいのかもって一瞬思ったけど、必ずしもそうではないのか


車から降りると、ドライバーさんがジェームズに向かって「○%×$☆♭#▲!※」
それを聞いて笑って1ドルを渡すジェームズ

どうやら、中国語でチップを要求されたらしい
調べてなかったけど、エチオピアにはチップ文化があるのかな

「シリアにもチップ文化があるんだけど、最初は知らなくて払ってなかったんだ。香港にもチップの文化はないから慣れないんだよね」


空港に入るためには出国審査と同じようなチェックを受ける必要があり、大行列で30分くらい並ばないといけません
私はすでにチェックイン済みだからいいけど、ギリギリに来るとちょっと焦るかも

出国審査を終え搭乗まで時間があったので空港内をぶらぶらしてみたんだけど、なかなかお土産になるようなものは見つけられず、、、
インジェラチップスとかもあったけど、うちの家族は保守的なので、誰も食べなそうだし
結局お土産は市内で買ったコーヒー豆のみになりました


搭乗時間になり、ジェームズとはここでお別れ
互いの国の教育制度について意見交換をしたり、ライトな話からちょっとディープな話までできて楽しかった ♪
楽しい時間をありがとう!


飛行機は22:25発ですが、夕食の提供がありました
でも私はホテルでいただいたばかりだったので今回は辞退

朝食はチキンかパンケーキを選べて、パンケーキをチョイス

朝なのでまだ機内が少し暗かった

栄養はどこで取れるんでしょうか、、、
というラインナップだけど、まぁエコノミーの朝食なんてこんなもんですよね


でも、この後のランチはおいしかった!
チキンとフィッシュから選べて、私はフィッシュを選択

白身魚がクリームソースとあっておいしい!
韓国を経由したこともありキムチがついていて、キムチを合わせてライスと食べてもおいしかった ♪


そして飛行機はあっという間に成田へ

実は今回のフライトは15時間40分(内1時間10分はソウルでの乗り継ぎ時間)という人生最長の長距離フライトだったので不安だったのですが、途中で睡眠時間を挟んだこともあり、意外と体に疲れも感じずに成田に到着してしまいました

そして驚いたのが成田空港のスムーズさ
3月に韓国から帰国した時は成田空港のシステムが煩雑でストレスを感じたのですが、たったの2ヶ月で大きく改善されていて驚きました

日本はこういったことに対するスピードは遅いと思っていたけれど、どんどんと改善されているのかもしれないですね


GWは航空券が高くなることもあり、今までは国内でゆっくりと過ごすことが多かったのですが、今回はじめて海外に行くことができました
国内はGWだとどこも混んでいるけれど、海外へ行けばGWでもストレスなく観光ができるし、何より出会いも多くとても充実した旅になりました!

反省点としては、旅行記を書く予定がなかったこともあり写真をあまり撮っていなかったこと!
次回はもう少し何でもない景色も撮るようにしないと!


次の旅はどこへ行けるかな、、、
今から楽しみです ♪

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