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「15歳からの社会保障」を考える

こんにちは。
ソーシャルワーカーのだいです。

今日は、横山北斗さんの著書「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っっておこう!」を読んだ感想をシェアします。

これ、めちゃくちゃオススメです。


横山さんがついに本を出す!

横山さんが本を出すと聞いた時は「ついに…!」と思い、すごく嬉しかった。
それと同時にこの本は、まさにぼくがやりたかったことだなとも感じてちょっとだけ悔しかった。

悔しさは、ぼくが飛躍していくための材料として取っておくとして、この本を読んでくれる人が広がっていけば良いなと素直に思っています。

中高生向けに書いた本ではありますが、大人が読んでも勉強になります。
だってみんな社会保障を義務教育では習うことなく大人になっているもんね。


十人十色のストーリー

「15歳からの社会保障」には、10人のストーリーが収められています。
その物語はとても繊細で、でもどこかに暖かさを感じるような優しいお話になっています。

ぼくは、ほとんどの物語を涙せずに読むことが出来なくて、ポロポロとスタバで泣きながら読んでいました(笑)

ただ、物語の内容的にはハードなものもあるので、実際に傷つき体験をしてきた方や精神疾患をお持ちの方などは、読む際に少しだけご注意ください。

読んでいて、しんどさを感じたのなら本をそっと閉じて、深呼吸して。
しんどさを感じた物語の部分は飛ばしてしまって、物語の後に書いてある社会保障制度の説明部分を見てもらえたらと思います。


エンタメとして伝える意義

「社会保障」という言葉だけを聞いても、正直面白そうとは思わないですよね。
福祉も同様で、どこか遠い話に聞こえてしまう。

でも、本当は誰にでも起こり得ることだし、社会保障を知っているか、知らないかの差で人生が大きく変わることもあります。

それをこんこんとお説教でもするかのように伝えたとしても15歳だった頃のぼくだったら「へーそうなんですね」と聞き流していることだろうと思います。

大事なのは「面白い」と感じてもらうこと。


  • 物語

  • 漫画

  • 動画

  • 映画

  • アニメ

  • ゲーム

  • イベント

今は、様々な娯楽があって、その中に「社会保障」「福祉」を織り交ぜていくことが大事なんだろうなと思います。


社会保障は権利

「15歳からの社会保障」の中でも語られていますが、社会保障は、この国で生きる人々の権利です。

憲法で保障されている、ぼくたちの権利なのだから社会保障を使うことに何も恥じることはないの。本当は。

少しだけネタバレになってしまいますが、生活保護が登場する物語の中で福祉事務所の水際作戦の話題が出てきます。
※福祉事務所の水際作戦|生活保護申請をさせないために申請書を渡さなかったりすること


シンジは「生活保護は権利である」という菊池さんの説明と矛盾しているなと感じた。
「矛盾していますね、権利なのに」

「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」61P


物語の中でシンジは実際に水際作戦を受けたわけではありませんが、そういったこともあると語る支援者の菊池さんの熱が読者にも伝わってきます。

それだけ横山さんも問題と感じているということだろうと感じましたし、社会・行政・国へ問う強烈な一石だと思いました。


まとめ と お願い

社会保障をこんなにもわかりやすく記した書籍は、他にないと思っています。
噛み砕いて誰にでもわかりやすく言語化することが出来る横山さんは、本当にすごいなと感じずにはいられません。

新型コロナウイルスの影響で様々な問題に直面している方は増え、表面化してきています。

今こそ、この本がこの世で必要とされている。

そう思うのです。

冒頭でもお伝えしたように、多くの人に、この本を手に取ってもらい、社会保障について知ってもらえるきっかけになればと願っています。

微力ながら、ぼくもそのお手伝いが出来たらと思っています。

なので、この記事を出来るだけたくさんの人にSNS等でシェアしてほしいのです。

シェアしていただける場合は 「#15歳からの社会保障」のハッシュタグをつけて投稿していただけると嬉しいです!


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