月に想うこと
7日の満月以降、日に日に月の昇る時間が遅くなり、今夜は一度布団に入ってから「まだかなまだかな」と東の窓を覗いていました。
昔の人も、欠けていく月の様子を眺めて楽しんでいたようで、月が昇ってくるのを今か今かと心待ちにしていたことが、「立ち待ち月」や「居待ち月」などの月の呼び名に表れています。
月の呼び名に興味をお持ちになった方は、
詳しくは以下のページをどうぞ。
月や宇宙、自然が好きな私が日頃楽しませていただいているお気に入りのサイトです。
昔も今も、人は月に魅力を感じてきました。私も子どもの頃から月が好きでした。
宇宙や星に詳しくなくても、月は小さい子どもでも知っている一番身近な天体だと思います。
部活で少し遅くなってしまった帰り道、街灯が少ない畑の近くを一人で歩いていたとき、月が足元をやさしく照らして寄り添ってくれました。
特別なことがない日でも、たまたま夜空を見上げて綺麗な月が見えると気持ちが明るくなりました。
大人になって天文に興味を持ち、月のことを詳しく知るようになると、生き物のように満ち欠けする姿に惹かれ、その輝きに心を奪われ、さまざまな想いを馳せてきました。
人類は今、宇宙旅行を可能にし、さらには月や火星に基地を作る計画まで立てるほどめざましい科学の発展を遂げています。
地球以外の星への行き来を可能にする、それはもちろん素晴らしいことだと思います。
でも、私個人の意見としては、
月は触れられない対象だからこそ、
こんなにも神秘的で魅力的に映るのではないかと考えます。
月に海があるかもしれない、
兎が住んでいるかもしれない、
そういう想像力をあえて否定しなくても
いいのではないでしょうか。
(このnoteが多くの人の目に触れるものでは
ないので、独り言のつもりで書きました。
こんな風に言いながらも、今後の月の調査でどんな結果が得られるのか、今からとても楽しみです。)
今夜も、アルテミスが東の空を駆けのぼり、恋人オリオンの元へと向かっています。
ふたりの逢瀬をしずかに見守りたいと思います。
2023.01.12 深夜
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