20代後半で休職を経て転職活動した話

はじめに

タイトルの通り、私が休職を経て転職活動を行なった中で感じたことや実際に困ったなぁということなど、これから転職を考えている方や同じような境遇にある方達の参考の一つになればという気持ちで綴ろうと思います。
この記事を書いている時点で私はまだ内定受諾の状態でいるため、新卒入社した会社を現職、新しい会社を転職先とします。

休職について

そもそもタイトルの中に「休職」とあるけれどなぜ休職したのかということについては、身バレ防止のためにぼんやりとした書き方ですが説明をしておきます。
新卒で入社した会社に初日から違和感を持ち、その違和感を無視して無理にそこで働き続けた結果、「そんなことで?」と思うような、ほんとにちょっとしたことで会社に行けなくなりました。そこから、心療内科を受診し、「抑うつ」状態として診断をもらったことから休職に至りました。「本当に鬱のやつはそんなすぐ転職に向けて動けねぇわ」と思うかもしれませんが、休職し出して1ヶ月くらいは本当に意味不明なタイミングで涙が出てきたりさっきまで笑っていたのに仕事に行ってない時にはそれが悪いことのように感じて暗い気持ちになったりと、普通の状態ではなかったと思います。1ヶ月の間辛抱強く支えてくれた家族や友人達には本当に頭が下がります。
休職する前から様子はおかしかったようで、思い返してみれば確かに休職する1ヶ月前に滅茶苦茶な事を言って親を傷つけることがわかっていながら本当に言ってはいけないようなことを口走ったりしていました。
自分はこの記事の内容に該当しないけど、周囲に前はあんなふうではなかったのに、仕事の愚痴も増えたな、なんていう友達がいたら気にしてあげて欲しいです。その時点ではまだ休職せずに良い方向に進められる可能性もあるかと思うので…。

休職中の生活について、診断書って何に使うのと思われる方もいらっしゃると思うのでそれに関わることとして以下に記しておきます。
原則として休職するためには病院で何らかの診断書をもらう必要があります。会社に対して病院からの指示で働くことができないために休みを指示されているということを公的に示すのに必要です。休んでいる間は当然役務提供できませんから、給与が貰えません。ただ、社会保険に加入している方はその間の給与の代わりとして傷病手当金が申請できるという仕組みになっています。
うつの診断が出たなら傷病手当金申請してお金ももらって休みもとれて、その間に転職活動できていいじゃん、と思うかもしれません。ただ、傷病手当金申請の手続きは書類を書くのすら辛くなっている状況だとそれ自体がしんどい上に、会社を通して行うため、会社に対する不信感がある人にはかなり精神的に辛いと思います。申請ができるのは診断書をもらった人だけで、診断されている期間が終了してからしか申請できません。また、申請が遅れると入金されるまでに最低でも10営業日を要するので、申請してから2週間は入金されません。入金される額も、毎月の給与額の3分の2ということで、月々のやりくりがギリギリだった方にはかなり厳しい生活になります。そういうことから、お金の心配が元々ある方で、親や恋人、配偶者など頼れる方がいらっしゃらない方にはかなり辛いと思います。病院に行くのもしんどいとは思いますが、なるべく早めに行くことをお勧めします。初回の診断書をもらった日から3日間が待機期間となるので、会社を休み出してから病院へ行く前日まで+診断書をもらってから3日間が傷病手当金支給の対象外の期間になります。診断書の初日からもらえると思っている人はさらに3日間分はもらえないので想定よりもらえる額が少なくなるので注意して下さい。その状態で社会保険料の支払いもすることになるので受け取って使用できる金額は額面の半分くらいと思っておいた方がいいです。手続きについてのその他の細かい内容はここでは端折ります。もしこんな記事でも質問などが多ければ答えられる範囲でお答えしたいと思います。
先ほど休職して1ヶ月は本当にひどかったということを記載した通り、その後は何とか周囲の理解と助けを受けて転職や傷病手当金申請等に向けて動くことができました。たまたま現職では申請する部署に所属していたこともあり、申請方法などもある程度理解できていたというのも書類申請のハードルを下げた気がします。
出来ればこんなことをせずに普通に働き続けていたかったし、そういう人は少ない方がいいと思うのですが、何かあった時のために事前に知っておくことは自分を守るために必要だと思いました。

転職活動について

転職活動についての方が気になる方はこちらから読んでもらうと良いかと思います。
まず、転職したいと思ったタイミングですが、何年も働いておいて、入社初日から違和感があったため、かなり長い間転職したいと思っていました。エージェント登録自体も名前だけ登録しているような状態で、2年目くらいからしていましたがエージェントから来る電話は無視していました。当時私の担当をされていたエージェントの方には申し訳ないですが、そこまで急を要していないと思っていたため、連絡せずそのままになっていました。3年目あたりで大学時代の友人の半分くらいが転職組になり、私もそろそろか…と思いつつもまだスキルも何もないしな…とズルズル働きました。この時点であれば、まだ新社会人予備軍ギリギリくらいの位置で新しい職種にチャレンジしても良かったのではないかと今になって思いました。5年も経つと流石に今までのスキルを買って選考に進めてもらう感じなのかなと思います。社会人経験5年でも、システムエンジニアは割と間口が広いようで、未経験歓迎なところが多いようでしたが、他の職種だと割と経験者を求める傾向にあるようです。ここまで私の体感ですが、事務系で探していてそんな感じでした。
エージェントは初めから数えると3つ使いました。一つ目はマイナビエージェント、二つ目がリクルートエージェント、三つ目がDODAでした。転職サイトは8つほど使いました。一つ目がリクナビネクスト、二つ目がマイナビ転職、三つ目がDODA、四つ目がパーソルテンプスタッフ、五つ目がindeed、六つ目がエン転職、七つ目がオープンワーク、八つ目がエンゲージでした。
先に使い出したのが転職サイトのリクナビネクストとマイナビ転職で、その次にエージェント三つ、ここまではほぼ同時進行で、残る転職サイトはほぼ同列くらいで使い始めました。最終的にはリクルートエージェントで内定をもらっています。
転職の市場感を知るために、転職サイトを登録するのは良いと思います。退会もそこまで難しくないので大手のリクナビネクスト、マイナビ転職は登録してもいいかなと思います。大手だと掲載数も多くなるので中途採用って大体どれくらいで雇用してもらえるのかな、というのを掴むのにはちょうど良いかと思います。
気をつけたいのがパーソルテンプスタッフです。派遣登録サイトと兼任している関係なのか、退会の仕方が分かりにくいです。正社員やアルバイトと違って、派遣は派遣会社の雇用になり、給与が企業からではなくパーソルテンプスタッフから支払われます。そういう事情のためか、退会の仕方が分かりにくかったです。正社員ではなく派遣で働きたい、派遣でもいいかな、くらいの方はここがいいと思います。登録するまで知らなかったんですが、パーソルテンプスタッフに登録していると、無料または有料ですが割引で研修のようなものが受けられるようでした。実際に利用はしていないのでどの程度のサポートが受けられるのかは分かりませんが、少し見た感じで、事務系なら簿記の資格取得のサポートなどがありました。ハローワークの職業訓練以外で知識や技術的なサポートを受けながら少しずつ勤務時間を増やしたい、などの事情がある方にはおすすめかもしれません。
地元に根付いた企業やオープニングスタッフで働きたい方はエンゲージがいいと思います。登録していたらオープニングスタッフの求人オファーが沢山来たので、地元の企業にこだわりたい方はここがいいと思います。
オープンワークとライトハウス(エン転職の系列のサイト)は、転職先の内部事情を知るためにどちらも登録しておくといいと思います。似たような口コミサイトの転職会議は1ヶ月以内に転職を成功させるのであれば登録してもいいかもしれません。登録から1ヶ月過ぎると現職について事細かに書き込みしないと他の方の書き込みが読めなくなるため、現職で人数の少ない部署に所属している方はリスクが高いのでお勧めできません。オープンワークとライトハウスどちらも登録をお勧めするのは、どちらか一方にしか口コミが載っていないことがあるため、なるべく網羅的に知りろうと思うと両方登録するのがいいと思います。
エージェントについては、次の通りです。マイナビエージェントはマイナビに所属するエージェントというよりは、マイナビエージェントで広告掲載するエージェント契約をしている別の会社の人達からたくさんオファーが来て、その中から自分に合いそうな人を自分で選んで、その人と連絡を取ってから自分の希望を伝えて転職活動のサポートが始まる感じでした。マイナビ転職に掲載しているものとはほぼ無関係で、そのエージェントが、個人または所属する企業で持っている紹介先を紹介してくれる感じでした。この人にお願いしよう、と決めてからも沢山のエージェントからオファーが来るうえ、1人のエージェントだとおそらく紹介先は少しずつしか教えてもらえないような気がします。自分に合うエージェントが見つかるまで何人ものエージェントと話すのが大変そうだったので、私にはあまり合いませんでした。私はそもそも休職しているので時間は割とある状態でしたが、それでも面倒だなと思ったので、働きながら転職活動をする予定の方にしてみると、エージェントを選ぶところからスタートというのは結構負担に感じると思います。
次に、リクルートエージェントですが、紹介求人はかなり多いのだと思います。リクナビネクストに載っている求人についても偶にエージェントが案件として保有している可能性があるので、どうしても気になるけど直接応募は憚られる…という場合は聞いてみるといいかもしれません。エージェントは企業が支払う手数料が高いのでサイトの掲載のみでエージェントの紹介はしていない企業もあると思いますので、その点は注意が必要です。自分で探してきた求人について保有しているかはダメ元で確認してみるくらいの気持ちがいいと思います。リクルートエージェントに登録してからは、キャリアアドバイザーの方が初回の面談で今後の流れの全体を説明してくださり、そこから希望を聞いて、徐々に紹介求人を個人向けのデスクトップ(サイト)にアップしてくれると言った感じです。履歴書やキャリアシートの添削もしていただきました。面接準備など、こちらから気になることはどんどん質問したりするとその都度対応して貰えるので、受け身ではない方がいいと思います。受け身だと転職する気がないと受け取られて連絡がおざなりになったり、もしくは断られないと思ってあまり良くない求人を勧めてくる可能性があります。どのエージェントを使うにしても、はっきりと自分の中で気になることや譲れない点を伝えるのが大事だと思います。一つ目の内定をもらった企業は、労働条件明示書の内容で希望より額面が少なかったことに加え、面接の際に少し気になる部分があったため、そのことを伝えてエージェントから辞退の連絡をしていただきました。
DODAについてですが、アプリの操作性が悪いのが少し気になりました。ただ、キャリアシートの作成についてはフォーマットが作りやすいシステムになっていて、こちらで作成したものをリクルートエージェントの求人で面接に進んだ際にも使用していました。DODAのエージェントの方は、初回面談の際に私が受け身の姿勢でもかなり細かく事情や希望を聞いてくださっていたのが印象に残っています。ただ、リクルートエージェントに比べて掲載数が少ないようで、ここだ!という紹介求人に出会えませんでした。また、ほとんどがリクルートエージェントと被っている求人でした。DODAは企業選びというより、履歴書やキャリアシートの土台を固めるために使っていました。親身に聞いてくださったことと、書類作成がしやすいことから、転職が初めての方はDODAの登録がお勧めかもしれません。DODAだけだと紹介求人数が心許ないので、もう一つサイトかエージェントを使って上手く自分に合っている求人を見つけられるようにするのがいいと思います。リクルートエージェントの説明でも書いた通り、他のサイトで見た求人でいいなと思ったところを保有していないか確認してみるのも手かもしれません。DODAのアプリ内ではエージェント紹介求人と採用プロジェクト担当紹介求人、企業がサイトに掲載している求人の3つがあり、そこが初めはわかりづらかったです。エージェント紹介求人は最初から最後までエージェントがフォローしてくれる求人になります。採用プロジェクト担当求人は、エージェントに関わってほしい場合は依頼すると希望が通る可能性もあるので確認すると良いですが、エージェント紹介求人にならないものは面接日程の調整などはして貰えるそうですが、書類の添削・面接練習などはしてもらえません。企業が掲載している求人に関しては全て個人で企業とやりとりすることになります。エージェントに登録しないとそのあたりの違いがわかりにくかったです。採用プロジェクト担当求人に関しては、確認すれば場合によってはエージェント紹介求人にして貰える場合があるので、気になったものは積極的にエージェントに確認した方がいいです。
私は待遇に関して直接交渉する勇気がないけれど、現職より待遇が良くなることを望んでいたため、エージェントを使いました。間に人が入るのはまどろっこしいと感じる方は直接求人に応募しても良いと思います。ただ、エージェントは手数料が高いはずなので、無料で掲載できるサイトで求人を出している所より、求人掲載にお金をかけてでもじっくり選びたい企業の方が人を大事にする傾向にありそうに感じます。現職は中途採用の求人にお金を使わず無料のサイトでかなり酷い応募者を採用していたので、応募する側も採用する側もどっちもどっちかなとは思いますが、やはり無料というのは互いにそれなりのリスクがあるのだと思います。お金をかけて採用をしている企業はそれなりに慎重に選考を行うでしょうし、そこで採用されれば重宝されると思います。エージェントの回し者ではありませんが、リスク回避の確率を上げることを考えると、エージェントの利用は理にかなっているのではないかと思います。

選考の流れについて

書類選考に進むまでは、転職活動についてでも記載した通りDODAを使用して履歴書やキャリアシートの土台を作成し、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーに内容を添削してもらって書類選考に進めてもらう形で進めていました。応募はリクルートエージェントとDODAのエージェント紹介求人合わせて35社くらい応募して、書類通過をしたのが3社でした。はじめに書類通過した企業の選考が書類通過から1週間くらいで面接を行い、翌日くらいに内定が出てから契約内容を見て待遇が希望と異なったため辞退をしました。次の1社の選考は、書類選考通過後2週間くらいで面接を2回行い、内定が出たところでもう1社書類選考通過の連絡が来ました。2社目の内定を受諾したため、この時点で他に受けている選考は書類選考通過の連絡が来たものを含め、全て終了としました。
書類選考の応募をする際、初めは8社一気に応募ボタンを押して、送りすぎたかもしれないと思ったのですが、書類選考はそこまで簡単に通らないので気にしすぎでした。応募した内容についても企業からしてみたらミスマッチな経験不足すぎるポストの応募もあったので、よくよく確認して応募しなかったのも原因だと思います。「いずれは幹部(役職者)を目指していただくポジションです」みたいな書き方のものは恐らく現職でもその位の地位にある方を求めているものなので、自分がそのポジションを目指しているか否かというよりは実績が見られるようです。これは完全に私の読解力のなさ(求人の背景を読み取る想像力がこの時点では欠如していました)から来るミスですが、初めはそこを勘違いして応募したものがいくつか混じっていました。求人内容を見る時、自分の希望とマッチしているかを見るのは当然のことなのですが、その中でも企業がどういう意図でメッセージを記載しているかというのを少し考える余裕を持つと、書類選考が通りやすくなるかもしれません。自分の希望と企業の意図しているところが如何にマッチしているかを見極められると早く選考に進めると思います。転職活動をされる方は様々事情があるでしょうが、メンバークラスで募集がかかっている企業は1〜5年(この幅は企業によるものと思いますが)くらいの社会人経験者に対して企業が期待するものは半分は経験値、残る半分はポテンシャルを買って採用する人材だと思います。噛み砕いて言うと、社会人としての経験があるため新社会人程の基礎の基礎の部分の教育は不要で、若さから新しい会社のルールに柔軟に馴染んでいけるということが企業にとって採用ポイントになるのかなと思います。かつ、ここである程度珍しい資格があったり、業務内容が多岐にわたっていたりするとプラスに見て貰えるのかなと思います。近年では転職は珍しいことでもなくなってきていると聞きますし、実際私の周りは3年目くらいを皮切りに友人の半分くらいは転職していました。なので、現職で長く勤めるのは自分には合っていないなと考える事が出てきた時、転職するには社会人経験が浅くて早すぎるかも…とか、もう5年以上いるし自分には今更転職ってハードル高すぎる…と思っている方は騙されたと思って一旦転職市場を覗いてみてください。それで可能な限り自分の希望を詳細検索いっぱいに入れてみて、検索してください。全部が無理なら希望の中で何が削れるかな、何が1番自分にとって重要かなというのを考えながら希望を少しずつ外してみて、再度検索をかけてみてください。そこで現状のスキルと募集内容がマッチしていていいなと思う求人があれば、自分が何年目であっても選ぶ立場にあるよ、ということを改めて考えてみてください。そこでやっぱり現職の方がいいと思い直すのか、新しい環境にチャレンジしてより良い働き方を得たいよと思うのかはご自身の決定ですが、現状を何かと比較できると、どっちに転んでも自分の決定だからと言うことで納得して働くことができると思います。
これを書いている私は転職活動をし出した時点で二十代後半に差し掛かり、結婚を前提で交際をしている方がいたため、今後の人生のことも具体的に考え出す頃合いでした。採用をする企業側としてもそういう女性を正社員で採用すると言うのは正直リスキーな部分があるというのは想像に難くないです。実際に現職では人事労務部門の仕事に関わっていたために、企業側の懸念することも理解できるため、その部分はお互いにミスマッチにならないタイミングのギリギリの時期だったなと思っています。育児休暇などが取れるかの確認は今後男女ともに企業に確認する一つのポイントとなるかと思いますが、年内や一年後にそう言うことがあるよ、と言うアピールは正直企業としては困るので採用しないと言う選択になると思います。わざわざ中途採用を行う理由として、新卒のように一から指導を行わなくても業務に取り掛かってもらえる人材として採用しているのが前提として少なからずありますが、業界の違いだったり職種の違いから慣れるまではある程度時間がかかるので初めから労働力を1人として考えるのは難しい場合もあります。そこで、馴染んできたかな、1人とカウントできるようになったかなと言う頃合いで居なくなられると、せっかく採用した意味がないのです。短期雇用の採用をするのであれば、はじめから正社員での募集はかけません。期限が決まっているのであれば派遣や契約社員と言う形で募集をかけます。正社員で募集した人材は契約更新がないため、いつ辞めるかはほぼ社員の意思でしか決定できないのです。育児休業に入って、企業が許す限りの最長の期間育児休業を使い切ったらそのまま辞めてしまう可能性も0ではないため、次の採用を行うべきか、はたまた復帰してきてくれるかもしれないので復帰を待つのか…というのは企業側としても気を揉む事態だと思います。1人採用すると年間にかかる人件費は事務職のメンバークラスだと大体300万前後ですが、それを含めて予算計画を立てる企業としては、(特に中小企業であればあるほど)1人でも採用を行うのは慎重にならざるを得ません。事業を行うのは慈善活動ではないため、利益の為に無駄をなくして現状働いている人に還元していく方が良いとされるのは当然のことと思います。転職を視野に入れろとか自分の置かれている現状を考えろとか、どっちなんだよと思うかもしれませんが、特に女性は育児に関して女がやるものという社会的な役割の押し付けにあいやすいので、転職時期はなるべく早い方が良いと思います。結婚や出産はしないよと決めている方については企業側にも面接の際にはそのことを含めてライフプランを伝えると採用されやすいかもしれません。採用されやすいからといってそこで嘘はつかない方が良いです。入社後、社内での人間関係を考えると嘘をつくぐらいなら本当のことを伝えてそれでも採用されるのであればラッキーと思うのが良いと思います。企業によっては壮年期の方が多く所属しており、育休が世に定着する前に子供が大きくなってしまった人ばかりで育休取得の実績がないため、実績づくりのために必要としてくれる企業ももしかしたらあるかもしれません。
話が少し逸れたので、選考の流れについて話を戻します。選考の応募ボタンを押してから、書類選考の合否までに大体2週間くらいは少なくともかかります。ここから面接に進むと、二次面接までに1週間くらい間が空いて合否連絡が来るので、書類選考から内定までに大体1ヶ月弱くらいかかります。面接の回数は大体1、2回程度が多いようですが、ネームバリューがある企業は3回以上の面接があると記載されているところもありました。(コンパクトな企業の場合は初めから社長面接の場合もあるので一概にそうとは言えませんが、)面接回数が1回のみの企業はかなり切羽詰まっているのかなと言う印象があります。増員のためではなければ欠員募集なので、欠員になった理由を聞けるのであれば聞いた方が良いです。育休に入る方がいる、或いは定年退職される方がいるというのはまだ良いのですが、寿退社の場合は角が立たないように辞めるタイミングとして結婚したタイミングを選ぶ方も多いように思うので、少し注意して面接に臨んだ方が良いと思います。面接はこちらが見られているだけではなく、企業の方の雰囲気を掴む場でもあるので、こちらも相手を吟味していると言う心づもりで望むのが良いと思います。
中途採用の面接が新卒採用の面接と違うところは、お堅い雰囲気の面接であっても質問内容は割とカジュアルなことが多いと感じました。もちろん志望動機とかスキルや今後のキャリアプランについての考え方といった必須項目の質問はされますが、その内容に加えて会社に馴染めるか、普通に対話ができるかどうかと言うことも重要項目として見られている気がします。質問した意図とズレた回答が返ってきたり、カジュアルな会話がまともに行えず対話になっていないなどがあれば協力して仕事をする部署などの採用の場合は懸念項目として見られると思います。スキルや経験についてはキャリアシートで確認できるので、面接では記載内容に嘘がないか確認できる質問さえしてしまえば、よほど大きな企業で応募人数が多いなどの理由がなければあとは人柄を重視されるのではないかと思います。面接前に書類選考でスキル自体はある程度予想しているので面接を行う意図としてはスキルよりコミュニケーション能力に問題がないか、会社に馴染めそうかを見るのだと思います。

さいごに

長々と長文を読んでくださってありがとうございました。知りたいと思う人にとって参考の一つになればと思い書き始めましたが、自分の行動履歴として書き綴ることができて、気持ちも整理することができました。
まだこの時点では内定承諾しているだけで現職の傷病手当金を受給して生きているのでこの転職が本当に正解だったかはわかりません。ただ、転職をすると決めてから色々と曖昧にしていた気持ちを整理して、行動に移せたことが自信になったように思います。また、自分の周りにはこんなにも心配して支えてくれる人が居るのだと言う事を改めて認識することができて、何かする時に困ったら周囲を頼っていいんだと思いましたし、自分のように困っている人がいたら今度は私が力になりたいなと思いました。私の場合は家族、友人、交際者、大学の先生、転職エージェントの方達と、たくさんの人に話を聞いてもらいました。一人暮らしで近くに頼れる人が少なくて大変な方も、エージェントの方はこちらから頼って話を聞いてもらおうと動き始めると、とても親身になって聞いてくださることが多いです。勿論相手も仕事なので聞いてくれているのだとは思いますが、使えるものはなんでも使うと言う気持ちで、弱っている時こそ使えるものはなんでも使う!という気持ちを持ってください。それでお世話になったら、元気になった時でいいのでお礼をすればいいのです。私自身、現状としてお礼ができるほどお金の余裕が本当にないので心配かけた方達に報告だけは先にしています。働き始めて給与が振り込まれたら、きちんとした形でお礼をできればと思っています。
この記事で、少しでも転職を考えている方の力になれれば幸いです。

追記

休職中に助かった、、、と思った事を一つ思い出したので追記します。
最近よく見るポイ活と言うものなんですが、楽天ポイントやハピタスやクレカ、ネット銀行のポイント等を以前から地味に貯めていて、それが休職した時の気休め程度の金額ではありますが役に立ちました。
普段からよく使うネット通販や買い物の際に貯められるポイントカードがあれば、転職を考えていなくても貯めておくと何かあった時に少し心の余裕を持てると思います。休職すると給与はもらえないのに普段は気にしていない社会保険料などで出費が発生し、お金がなくなっていくごとに心の余裕も少しずつ無くなっていくような感覚がするので、貯金が少ない場合は本当に少しでもポイントなどの換金できるものを持っていると良いと思います。私はBOOKOFFでいらない本を売ったりもしました。(大した額にはなりませんでしたが…。)モノを売ると部屋が少し綺麗になるのでそれも少し自分にとっていいかもしれないです。たまたまだと思いますが、モノを売るために部屋を綺麗にしたタイミングで書類選考や面接通過の連絡が来たりしていたので色んな意味で整理するのって自分のためになるのかもなぁ…と思いました。
また何か思い出す事があれば追記します。

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