読了『すべての見えない光』
書評家の方がおすすめされてたので、少し前に買って積んであった1冊。文庫でかなりの分厚さなので手をつけずにいましたが、海外ものを続けて読了できているこの時期がチャンス!と思い手に取りました。
戦火のヨーロッパを舞台に、孤児であるドイツの青年と、盲目のフランスの少女の人生が綴られていきます。ヨーロッパを舞台にした戦争ものもなかなかの世界観ですよね。ドイツ側の描写は胸にくるものがあります。実際に2人が会ったのはほんの一瞬でしたが、お互いたしかに存在した心の交流が印象的でした。
海外の小説は、これまで読んできた量が圧倒的に少ないのでまだまだ慣れなくて、人物やストーリーをしっかり理解するというレベルに達してませんが、まぁざっくり世界観を味わえたらよしとする、ということにしています。