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より良い組織づくりへの探究

しつこいようですが、今年の探究テーマは『人と組織、そしてお金の関係性をつなげる』です。仕事の中心は財務支援で、お金の話が多く出てきますが、そこには人と組織の話が必要不可欠です。

自分は財務支援と同じぐらい、もしかしたらそれ以上に、組織づくりについて関心があります。そう思うようになったきっかけや、これからの探究について、少し話してみたいと思います。

『カネ勘定』と『ヒト感情』

経営(財務)計画を作り、実績と比較するいわゆる予実管理をしていたのが財務支援に関わったきっかけで、会計データを分解、分析し経営者との面談に挑む。そんな日々を過ごしていました。

そんなとき、ふと疑問が生まれたのです。

いくら集められたデータを分析しこれからの行動の指針を作ったところで、実際に行動するのは経営者自身。そしてそこで働く従業員です。ひとりひとりの人間、そしてその集まりが組織。であれば、もっと人や組織にも目を向けるべきなのではないか。これが、自分が組織づくりに興味を持ち始めたきっかけです。

組織開発について全体像を掴めそうだと読み込んだ一冊 ↓

冒険する組織のつくりかた

そして、きっかけは忘れてしまったのですが、ここ数年組織づくりについて深く学ばせてもらっているのがMIMIGURIの運営する『CULTIBASE』というウェブメディア。(以前は有料でしたが、現在は全て無料で公開されています。)

2025年1月には、MIMIGURIの共同代表者である安斎さんによる新著『冒険する組織のつくりかた』が発売されました。

これまでCULTIBASEをはじめとする安斎さんの発信から多くのことを学ばせていただき少しずつ実践を重ねていましたが、その集大成とも言える1冊ということで、まだ読み終えていないのですが、ことあるごとに読み返す辞典のような1冊になりそうです。

血の通ったGRPI

良いチームの定義として個人的に1番シンプルでわかりやすいのは『GRPI(グリッピー)』だと思っています。(語感もかわいい)

GRPI(グリッピー)
Goal:共通の目的、目標
Role:適切な役割分担
Process:明確なプロセス
Interaction:良好な関係性

調べてみると、英語表記にはいくつかパターンがありました

それぞれの項目を満たすと良いチームと言えるでしょう。
ただ、それだけで良い?というところに『冒険する組織のつくりかた』では切り込んでいるように思います。GRPIだけだと少し固く、冷たいチームになる危険性があるところに、人の心を、まさにヒト感情を取り入れる取り組みをしているようにも思えます。

冒険する組織のつくりかたでは、5つのレンズとして【目標・チーム・会議・成長・組織】というキーワードをもとに構成されていますが、上記GRPIの要素も見え隠れするようでそう言った意味でも面白く読み進めています。




あなたの組織はどうでしょうか。

  • 皆のテンションがあがるような共通の目的・目標は立てられているか

  • 本当の意味での適材適所になっているか

  • 明確なプロセスが構築できているか

  • チーム間の連携や各個人個人の関係性は良好か

良い組織とは、数字だけでなく人の感情も大切にする組織である。
いま一度、自分の組織の状態を振り返ってみてはいかがでしょうか。


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