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人と組織、そしてお金の関係性をつなげる

2025年の探究テーマは、『人と組織、そしてお金の関係性をつなげる』です。この話は以前の記事でも書いた通りですが、今回は、このテーマについて少し掘り下げてみようと思います。


経営者と財務に仲良くなってもらう

「財務支援では何をやるのか」と問われれば、「経営者と会計を仲良しにすること」と答えられるなと気づいたのは2024年の夏。

この話を冒頭の探究テーマの文脈に揃えると『経営者とお金の関係性をつなげる』ということになります。きっかけは、財務支援で活用しているツール『bixid』のイベントにて代表の岡本さんの話から。

特に中小企業は、会計を経営に活かせていないケースが多いのでは?という問いから、会計業界が財務支援を行う重要性を説いていました。

中小企業経営者が会計を経営に活かすことで、企業が適切な成長を遂げることができ、経営者個人の起業の目的『夢』を叶えることにもつながるのではないかと思います。

登場人物は『経営者』と『会計』だけか?

そこでふと、登場人物は『経営者』と『会計』だけでいいのか?という疑問が湧きました。

フリーランスであればそれでもいいのかもしれません。しかし、普段接している中小企業で話題に上がるのは、お金の話だけでなく、人(従業員)の話であることが少なくありません。そしてその話は、『個人』の話の場合もあれば『組織』の話であることもあります。いわゆる『人と組織』の問題です。

この『人と組織』の問題にも財務の力は使えるのではないか。
つなげるのは経営者とお金だけではない、人と組織もつなげるべきではないか。そんなことを考えていました。

そんなことから一時は『財務の力で、組織を動かす』というテーマを立てて探究活動を進めていましたが、組織だけでなく経営者個人や従業員個人も財務支援の良い影響を受け取ってほしい。という想いが湧き上がり、『人と組織、そしてお金の関係性をつなげる』というテーマに辿り着きました。

関係性をつなげる3つの施策

これからも、探究を続けていく中で新たな気づきが起こりアップデートされていくことになりますが、関係性をつなげる3つの施策(や考え方)があります。

経営計画策定

主に経営者向けです。
①現状を正しく認識し②未来を思い描き③数値として落とし込む

『②未来を思い描き』の部分が重要です。このプロセスをおろそかにし『未来を数値化し計画とする』となっているケースは結構あるのではないかと。関係性をつなげるという考え方で言うと、まずは『思い描く』ことが大切です。

モニタリング(振り返りと修正)

未来を思い描き、数値化したのであれば、定期的に振り返りを行います。
経営計画策定でも書いていた『①現状を正しく認識し②未来を思い描き③数値として落とし込むや行動を修正する』を繰り返します。

理念の共有

従業員も巻き込んだ形で言うと各従業員にも未来を思い描いてもらったり、経営者を含み全員の思い描く未来について対話することもとても効果があるのではないかと思います。
そういった共有の場、対話の場が多くあることで、人と組織のつながりが生まれます。


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今年の探究テーマ『人と組織、そしてお金の関係性をつなげる』に至った経緯や、現時点で考えていることを綴ってみました。この考えをスタートに今年は色々と探究していきたいと思います!


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