高校生と空き家掃除
私は介護施設(ショートステイ)で働きながら地域で副業をしています。
今回は地元高校生2人と一緒に「空き家掃除」を行いました。地元の高校生とは「お邪魔っ子隊」に属している男女15名からなる団体です。今年度よりこのお邪魔っ子隊のリーダーに任命して頂き活動していく予定。
空き家掃除って聞くと
高校生:
「すっごい古いところにいくと思ってました」
高校生:
「ふる〜い家ですごく汚いと思ってました」
空き家=オバケ屋敷
イメージだとそんな感じで私も実際はそう思っていた。
実際は空き家にはたくさんの状態がある。
・直前まで住んでいた
・息子、娘が適時帰省し掃除をしている
・家族が管理していたが管理を任せたい
・家人が家から移動(施設、入院)した
・家主が亡くなった
・帰省しようにも帰省できない
・空き家になってすごい時間が経っている
・換気・掃除ができない状態が長くあったなどなど…
その家によって状態は「様々で家の数だけ事情と物語がある」
空き家掃除ってなにするの?
通水=お水を出す、
換気=窓を開ける、
室内の清掃=掃除機で掃除、
郵便物の整理確認、
外観・室内の確認報告。
なんでお水を出すのか
なんで窓を開けるのか
なんで掃除をするのか
高校生に1つ質問
佐藤:
「家でも掃除機かける?」
高校生:
「しないです!」
高校生:
「かけてことないです!」
今時の高校生は掃除機をかけないらしい
一家に一台「ルンバ」が常備されてるのか?
かくいう私も高校生の時は
掃除なんてしたことがなかった
#お母さんありがとう #おばあちゃんありがとう
窓を開け、水を流し、掃除機をかける。
やることはかんたんだ。
簡単なことだけど「大事なこと」でもある。
佐藤:
「能代に空き家どのぐらいあると思う?」
高校生:
「え?いっぱいですかね?」
佐藤:
「んだね〜いっぱいあるね。きっと」
高校生:
「なにかできないんですかね〜」
佐藤:
「なにかできると思うよ〜」
今の高校生が求めていることと、
大人が作ろうとしていうことには
だいたい「ギャップ」がある。
大人:
「未来の子供たちのために」
高校生:
「いや、それよりWi-Fiを」
高校生:
「夏は涼しく、冬は温かい場所を」
ギャップは埋まることはないと思う。
けど、対話はしていっても良いと思う。
対等に
大人、子供ではなく
今いる「目線」からの声を可能な限りフラットに
ここからも能代の地域を考えたい。
地元のこれからを話し合いたい。
そんな想いに耽りながらの掃除でした。
2人とも手伝ってくれてありがとっ!!
私はこの副業で「今」を1割もらいつつ「未来」を9割もらっている。
介護職員だから「施設の中」「訪問先の家」だけ往復してればいいんじゃなにの?いやいや介護職員だから「施設の外」「訪問先の村・町」に出ていく意味がある。介護と副業は「地域」と組み合わせることで「かけ算」になる。
最後にこちらのnoteを読まれて「もっと聞きたい!」
「これはどうするの?」という方はコメント、
もしくはその他SNS(Twitter・Facebook)からご連絡ください。
私自身、この経験を独占するつもりはありません。
どんどん事例・課題を今後も共有していきます。