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【プレイ時間55時間】真・女神転生Vをクリアした感想【ネタバレあり】

 おはこんばん。荒井コンです。メガテンV、ようやくクリアしたのでその感想をちょちょいと書いて見ようかなと。いつものように良い点、悪い点をあげていきます。ちなみに荒井のプレイ歴は、メガテンはラストバイブル以来のほぼ初心者、難易度はハード、DLCは全てダウンロード済み、というプレイ環境でお送りします。


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・良い点

 1、様々な仲魔がいる。かっこいい、可愛い、不気味、怖いのまで色々
 2、悪魔育成が楽しい。自分の好みの悪魔を育成できる
 3、やりごたえがある難易度
 4、フィールドは広いが、移動は速いのでそこそこの疾走感
 5、ロード時間が短い


 1、これが一番の胆かもしれない。色々な仲魔を合体を駆使しながら作成していく工程が楽しい。主人公のLv以下の悪魔しか基本的に作れない為、色々な悪魔を作りたいならLvを上げなきゃという意欲が出てくるし、合体すると合体した悪魔同士のスキルが継承されるので、その構成を考えるのが楽しい。
 仲魔もストーリーが進むにつれ、かなり増えてくるし、個性的な見た目の仲魔が多く飽きない。物語をすすめる楽しさがある。

 2、一番に通じるものがあるが、好きな見た目の悪魔を最強に育て上げるポケモン的要素が強い。写し身システムで好きな耐性、スキルをつけられるから、一番最初期に仲魔にした悪魔だろうと、エンディングまで連れていける。

 3、ハードだからかもしれないが、このゲーム、結構難易度が高い。まず、初見だと同レベル帯のボス相手だと勝てない。1ミスで全滅させられるとかよくあるし、ボスの弱点や攻撃方法を知らないとかなり苦しい戦いになる。ボス相手に有利な仲魔の育成が不可欠で、それを考えるのは楽しかった。

 4、フィールドはかなり広い。探索のし甲斐がある。移動速度もダッシュを使えば速いし、なんならセーブポイントにすぐ帰れる機能もあるし、セーブポイント間をテレポートできる機能もあるから、割と移動はしやすい。


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・悪い点

 1、フィールドの高低差が激しく、探索が面倒
 2、戦闘のテンポが良くない
 3、不意打ちじゃないと確定で先制が取れない
 4、ストーリーはほぼない
 5、宝箱のありがたみが薄い
 6、写し身システム
 7、主人公の死=全滅

 1、序盤はそうでもないが、終盤のフィールドだと高低差が激しくて目が疲れる。これみよがしに置かれた宝箱がすぐにとれなかったり、ストレスが溜まる。

 2、基本的にザコ戦だろうと弱点を探して攻撃しないと効率的に戦えないので、弱点を見る→攻撃する、と1キャラずつ選択しないといけないので、結構手間がかかる。通常攻撃がかなり弱いので、スキルで弱点つかないとつらい。

 3、敵の後ろから攻撃しないと先制が確定でとれず、敵が強くなる程、先制をとられたらやばく、運悪く主人公を集中砲火されて全滅、というパターンがままある。主人公の耐性を敵の攻撃に合わせたり、生存系のスキルを主人公につけることである程度改善できるが、そもそも先に攻撃したら先制確定させてください

 4、ストーリーはクリアした今でも「ふーん」という感じで、特に感動もなく、振り返ってもそんなストーリーでしたね、という感じで面白みがない。キャラ同士の掛け合いが薄く、主人公との会話もあまりなく、メガネとかタオちゃんとか荒井が最推しのミヤズと深く関わるのかと思いきや、何故か嫌われ者の太宰イチロウとの絡みが一番多いという謎。なんやねんこの野郎は。
 選択肢も色々とあるが、何を選ぼうとも本筋は変わらず、助ける!とか選択しても助けない。ド〇クエのいいえかよ。もういっそ選択させるな。最終盤でのとある選択肢ぐらいしかストーリーは分岐しない。まぁこのシリーズは今までそういう感じだったらしいけども。話的には過去作のが断然面白そうだが。

 5、宝箱から落ちるアイテムは写し身、もしくは回復アイテムとかお金ばかりで、ほぼ宝箱限定のアイテムはなく、開けるときのワクワク感がない。写し身も一つしか持てない関係で、お宝げっと!→カキーンって弾かれる時、絶妙な残念感を漂わせる。

 6、耐性、スキルを自由自在に主人公や仲魔に付与できる写し身システム。良い点でも自分の好きな悪魔を最強に出来る、と書いたが、個人的にはもっと写し身システムは制限があってよかったと思う。例えば写し身元が同じ種族の仲魔にしか写せない、とか。後、一つしか写し身もてないのがめんどくさすぎ。上でも書いたけど、宝箱から写し身でても、すでにもっててカキーンってされることかなりあったわ。

 7、主人公が死ぬと仲魔がどんなに生きててもゲームオーバー。そのシステム自体は他ゲーでもあるが、このゲームは敵の攻撃が苛烈で、主人公に攻撃を集中させられると、ザコ戦でもあっけなく死ぬ。特に序盤、中盤は写し身が少なく耐性を自由につけられないので、弱点をつかれてラッシュされ、壊滅状態になることもしばしば。立て直そうとしても、仲魔が死んでると行動できる回数が少なくなって、立て直すことが非常に難しい。


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・DLCは必要か否か

 DLCがあると劇的に難易度がかわる。例えハードであろうと、ミタマ系の経験値やお金を稼ぐDLCは三種類ともぶっ壊れ。自分で制限してゲームをすすめないと、かなりゲームバランスが崩れる。
 とはいえ、レベル上げが後半になるにつれ厳しく、また仲魔を召喚するのにもお金がかなり必要になるので、その都度DLCを利用する、というプレイスタイルならバランスはあまり崩れないか。
 終盤ではミタマが出る場所が結構あるが、そもそも数が少なく狩りにくい。DLCがあればその数倍の速さで育成できるので、やり込みたい人は必須級。お金を稼げる富豪の舞、レベル上げが簡単になる経験の舞は買って損はない。神意の舞は御厳を楽に稼げるが、周回する人にとってはむしろミマンを集める楽しみとかが半減するので、こちらはあまりいらないかもしれない。

 仲魔が増えるDLCはどれも倒さないと仲魔にならない。一番のオススメは最強サポーターが仲魔に入る「女王の狂櫃」。クレオパトラ様はエロくて強く、最強クラスのデバフ専用技を覚えている。
 「女神の修行」はアルテミスが仲魔に入り、中盤あたりから早期に仲魔に入れることができる。これまた最強クラスの物理アタッカーで専用技がとても強い。後、かわいい。
 「博士の最初で最後の願い」は今の所、DLCの中で唯一の男の仲魔であるメフィストが手に入る。レベル的に終盤あたりでないと勝てない。呪殺属性に特化した性能をしている。
 「人修羅と九人の魔人」は徐々に強くなっていく魔人を倒していき、最終的に最強のボスと戦えるエンドコンテンツ。その難易度はメガテンV随一。DLCの中で一番仲魔を多くできるが、見た目的にはホラー系が多く、耐性に優れた仲魔が多く手に入る。

 基本的にDLC仲魔は買わせようとする為かどれも強い。この中でDLCを選りすぐるとしたら、富豪の舞、経験の舞、女王の狂櫃、人修羅と九人の魔人か。仲魔の育成を簡単にし、合体の育成費用を捻出して、最強のサポーターを仲魔に出来て、鍛え上げた仲魔で最高難易度のコンテンツに挑む。
 まぁ私があげたDLCだと2,000円ぐらいで、全てのDLCをまとめて買った場合、3,000円いかないぐらいだが、差は1,000円ぐらい。ちなみにまとめ買いだと328円ぐらいしか安くならないから、一つ二つ買い足す程度ならまぁ許容範囲。
 いつでもDLCは後から購入できるし、タイミングも関係ないから、メガテンVを購入して面白い!もっとやりたい!周回すっぞ!って具合にはまった人は買うとよろしいかと。

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・で、メガテンVおもろい?

 総合的に考えて、良作ではある。傑作レベルではない。ストーリーに結構期待してたから、今回のストーリーは楽しめなかったのがでかい。ロード時間も最初だけめちゃくちゃ長かったけど、バトルに移行する時はスムーズだった。あんま気にならん。
 後、ダンジョンのギミックがあまり楽しくなかった。ダンジョンでも高低差使った構造してたからめんどかったな。それと悪い点でも言ったように、RPGなのに宝箱を開ける楽しみがあまりないのもね。フィールド、ダンジョン探索の楽しみが半減してる。

 と、悪い点も多いが、仲魔のグラフィックとかに惹かれてるなら普通にありだと思う。特徴のある見た目が多く、他にはない魅力がある。仲魔を育てるのも楽しいから、でもまぁDLCなしだと結構時間かかるかもしれない。
 最近のRPGにしては歯応えがある難易度をしているから、ライトなゲーマーにはオススメできないが、そういう難しいゲームが好きな人には良いだろうなぁ。とりあえず、私は周回プレイがしたくなる程度にははまってる。さて、二週目にいくとするかな。

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