テキトーを重視して─────────総集編

現在の文字数:61,149 字

この話は、色々ジャンルが混ざっています。
はい、基本的にはコメディです、一話ごとに公開されているのでよければそっちも見て下さい!

リンクコーナー

奇数担当ゆずまる

偶数担当乾 恋無


ファンマ:🌟💤
ファンネ:てきじゅうぜい

自己紹介

主人公
名前)鳳凰 昴(ほうおう すばる)
性格)成績悪い人だけど、ミステリーの話になると天才になる・陰キャ男子

主人公の唯一の友達

名前 最寝 寸也斗(もとね すやと)
性格 寝るのが好き・サイコパス

パソコン

名前)パッソコン
性格)お菓子や飲み物で釣らないということを聞いてくれない、やばいパソコン・寸也斗大好き

寸也斗の姉

名前 最寝 私
性格 ブラコン・桃李一筋(?)

私の彼氏
名前 山崎 桃李
性格 落ち着いている?あんまり掴みどころのないキャラ

私の親友

名前 佐々木 マイラ
性格 お気楽なメンヘラ 星乃の転生版

今は亡き昴の妹

名前 鳳凰星乃
性格 しっかり者・お兄ちゃん大好き

この世界を動かす神
ユマ・ヌイ
性格:びみょー

~誕生日表~
昴の誕生日は5月13日。

寸也斗は12月19日。

私は9月21日。

桃李は7月5日。

マイラは9月27日。

ユマ・ヌイは11月14日。

星乃は12月4日。

第一話

俺は鳳凰 昴(ほうおう すばる)
俺の相棒、パッソコンと一緒に、ブログを日々更新している。

””ピ~コン””

あっ、ブログに反応がついた!俺は急いでブログのページを開こうとしたが、パッソコンが上手いこと開かない。俺は仕方なく、パッソコンの好みのおやつを用意した。
開いた開いた!コイツ、食べ物とかで釣らないと開けさせてくれないからなぁ。高性能のパソコンだと聞いていたのに、これじゃあ、、、な。詐欺にあったような気分だ。ホントは知っていたのにな。
「あれ?コメントも来てる?」
このブログは、コメント機能があまり使われない。
コメントが来るのは、有名であったり、文章が面白かったりする時だけだ。
「アンチ・・・・・・?」
嫌な予感は当たってしまうものだと俺は思っている。
幸い、アンチではなかったが。

 北  
南■  右■ 王■
    劇   会

ここへ向かいなさい。

一番右は簡単だよね。でもそこからが問題。
う~ん。
あっ!そうだ、検索けんさ・・・・・・。え?すべての検索アプリが使えなくなっていた。ウイルスでも紛れ込まされた?
俺は仕方なく、考えることにした。
「東・・・・・・、京・・・・・・、都?」
え?あれ?ん?東京都?あっ、まだ送られてきてる。中央区

年■ 週■
 華

はい?ヒント一つ減ってる。わかるわけ・・・・・・。あっ、そう言う事か!俺が辞書などを駆使して辿り着いた答えは・・・・・・あれ?なんでこんないたずらみたいなコメントにいちいち反応してるんだろう。
あっ!そうだ、代々、うちの家系は。。。
まぁいいや、答えを言おう。







「中央、つまり中央区だ!」
と俺は言った。中央区、電車で行くか~。でも一人寂しいからなぁ。パッソコンも連れて行くか?でも、荷物になるし・・・・・・。
あっ、寸也斗(すやと)を連れて行こう!寸也斗は俺の唯一の友達。俺は早速寸也斗に連絡をした。

第二話

「おい!寸也斗今から家に行ってもいいか?」
と聞くと、
「はい。いいですよ。」
と返ってきた。
寸也斗じゃないな。と思いながら、聞いた。
「お前は誰だ?」
「パッソ((寸也斗です。」
「なんかさっき、パッソコンと言おうとしたよな。」
「いえ。」
お前、パッソコンも行きたいのかよ。
「お前は、落としそうだからダメ!」
と言うと
「あんたが、おとさなければいい話かと。」
と帰ってきた。生意気なパソコンだ。
「はぁ。」
止め息をついた時
「よ!」
「あ。寸也斗!」
寸也斗がきた。
「どうした?」
「今から、お前の家に行こうと思ったんだよ!」
「そうだたっの?」
「そうだよ!俺今謎解いてたから、一緒に中央区行ける人探してて、」
「お前、阿保やから、ずっと謎とけないて思ってた」
「はぁ。」
俺は、思いっきり寸也斗を殴ろうとした。
「お前は、短気だからなぁ」
寸也斗に言われた。
「はやくいけっっ」
とパッソコン。
「あ。パッソコン!」
と、寸也斗が言うと
「あ。えっと、寸也斗くん♡」
そう、パッソコンは寸也斗に恋をしているのだ。めんどくセー奴(おい!byパッソコン)
「さぁ、中央区行こうぜ。」
と、言ったら
「電車代誰が払うの?」
って言われた。
「え、そこは割りk((」
「やっぱ、誘ってきた、お前でいいんじゃない?」
「だっだよね。寸也斗くん♡」
パッソコンは電車代いらねーよ。
「わかった。いくら?」
「北海道から行くから〜102340円(調べました)」
高くね!
「そんなにかかるの?」
「高級ホテル代も含めて(笑)」
「まぁいっか」
保険金使お
「いいんだ!」
「19時間20分だってよ」
「長!」
「昴の奢りだ」
「楽しみだね♪寸也斗くん♡」
パッソコンき((
「黙れ昴」
「お前怖!」
「は?(圧)」
「イヤナンデモナイヨパッソコン」
「だよな。」
「パッソコンどうした?」
「寸也斗くん♡なんでもないよ♡」
「そっか」
寸也斗の鈍感!
♡つけてるだけで気づかないとか、やばいだろ。
「じゃ、行こうか。」
「うん。寸也斗くんとデート♡」
「お前、高性能パソコンなのに馬鹿だよな。」
「(^^)なんだって」
とパッソコン
「ナンデモナイヨ」
だよね。と絶対顔で言ってる。
じゃあ、行くか、といって家を出た。

第三話

102340円。
以前の俺なら払えた。だが。今は無理だ。
パッソコンが勝手に投資をしていたのだ。その額777777円。
「おい、お金返せよパッソコン!」
と俺はイライラしながら言った。パッソコンは
「無理だよっ!」
と食い掛って来た。俺は寸也斗に助けを求めた。
「まぁ、返してあげたら?」
俺は寸也斗に縋りついた。
「持つべきものは友~!」
パッソコンは返してくれた。倍の額で。投資って、、、スゲ~。
「じゃあ、行くか。」
今度こそ俺たちは電車に乗った。

揺れが心地良い。
俺はウトウトしていた。
「おい乗客!手を上げろ!」
え?俺は自分の頬っぺたを叩いて目を覚ました。
銀行強盗ならぬ、電車強盗⁉え?なんて言えばいいんだろう、電車を乗っ取る詐欺?それはまた違うかぁ。じゃなくて手!手あげなきゃ!俺は慌てて手を上げた。電車強盗は包丁を持っていた。手を上げながら俺は寸也斗を見た。寸也斗は電車強盗に言った。
「えっと~、お金なんて持ってません!」
え?お金目的?なら俺、真っ先に狙われるじゃん!俺は気合で銀行強盗の持っている包丁を叩き落とした。手に血の跡がついた。
「いてっ。」
でもそんなこと気にしていられる時間はない!俺はすぐに距離を縮め、殴り掛かった。
「あれ?」
当たらない。。。はやっ!スピード?いや、透けてる?どういうこと?俺はもう一度殴った。今度は少し、当たった感触がした。
「あjlfdk;さdsjf;あslkjflk;あsjfklさ;jf、’)=‘*><MN[mだhfかlsjふぁsfじゃs;lfじゃ;ksl、コレデ、オワリカ。。。」
バグったように電車強盗?・・・・・・バグった?俺は電車強盗を触った。やっぱりこれ、、、S何たらだったけ?忘れた!パッソコンを俺は見た。
パッソコンは笑顔で
「ソイツ、片付けとくね~。」
といった。電車強盗はパッソコンの手により、消えた。死んだってわけではなくて、消えた。なんだろう?あっホログラムとか言うような••••••。

第四話

「では、スタートです。」
とパッソコンが言った。
疑問に思いながらも、パッソコンの画面を見ると、電車強盗(?)の人が画面に映っているではないか。
画面の中からこんにちわ((
じゃなくて、まぁみてみよう。
〜数時間後〜
あ。ラスボスだ。
「やられろ!ヤられろ!」
と、コウルをしました☆
それをやっている間に、19時間20分経っちゃった☆
降りた。
「パッソコンどうしよう。」
「テキトーにパパパパパでいいんじゃない?」
と、寸也斗
「だからその、パパパパパの部分を知りたいの!」
「そっかぁ」
「とりあえず、高級ホテル行く?寸也斗くん♡」
パッソコン居たのかよ。
「はぁ。昴じゃなくて、かってくれるの、寸也斗くん♡だったら良かったのに。」
「俺だって、お前じゃなくて違う高級パソコン買えば良かったって思ってるよ!」
「まぁまぁ、とりあえず、行こうぜ。」
と、寸也斗に言われたので、行くことにした。
〜20分後〜
「ついたぁ」
といって、俺は一呼吸した。
さぁ。パッソコンの電源を切ろう。
プチッ
そして、パッソコンをどうやって中央区まで持っていくとするか?
寸也斗と相談だ。
「寸也斗。パッソコンどうする?ホテルに置いてちゃっていいかな。」
「とりあえず、ホテルか、エコバッグに持っていけばいいかな。」
めんどくさいから、ホテルでいいよな。
「寸也斗。落としたら怖いし、置いておくことにするよ。」
「おk。って言うかお前、パッソコンに意外と優しんだな。」
「いや、別にそんなことないし」
「めんどくさいだけだし」
「そっか。照れ屋だなぁー」
こうやってすぐいじってくるところが、寸也斗らしい。
そして、俺たちは(パッソコン抜き)中央区へ向かった。

第五話

俺は昴。ひょんなことから、中央区に向かうことになった。
全く、なんでこんなことに・・・・・・。
「えっと、、、中央区と言ったら舞台だよな?」
と寸也斗は言い、舞台へ俺を引っ張って行った。俺は石につまずきそうになるも、何とか着いて行った。

そこでは、劇がしていた。
『どんでん返し⁉マーメイド王国と、Pの謎』
なんか面白そうだな、少し覗いて行くか。
「何言ってんだ、お金必要だぞ?」
うっ!金欠になるて。寸也斗が
「代わりに出してやるが。」
と上から目線でお金を払ってくれた。サンキュー、寸也斗。
「やっぱり寸也斗くん、最高よね♡」
というパッソコンの声が聞こえてきそうな気がした。

””ビー””

舞台の幕が開いた。俺はわくわくしながらその劇を見た。


助手)探偵さ~ん!
探偵)あぁ助手。依頼か。えっと、マーメイド王国⁉向かうか。
助手)なんでわかるんですか⁉まあいいです、向かいましょう
””ブクブク””
女王)助けてください、探偵さん!我が屋敷の中にあると言い伝えの幻の金
   を誰かが狙っているんです!
暗号を見た助手
助手)あっ、探偵さん、これは・・・・・・。

そうして探偵と助手たちは謎を解いていき、最後の関門、廊下を歩いていた
助手)探偵さん、ここの廊下、むっちゃ長いですね・・・・・・ってうわ!
探偵)そうだな。ってうわっ!
女王)どうされましたってあ~~~!
ナレーター)そこには、血のような丸いものが落ちていた。
探偵)ツンツン
探偵)血ではないようだ。では、この茶色の丸いものはなんだ?
女王)これは、、、Pですわ
探偵)P?
女王)先代は、生きている間にダイヤモンドアートを完成させると言って、
   マーメイド王国の紋章を作っていましたの。
探偵)それでそれで?
女王)ところが、Pのパーツ一つが無くなってしまって。
助手)見つかってよかったのでは?
女王)いえ。これをはめなければいけません。
ナレーター)そう言って女王はツカツカと大広間へ歩いて行った。

””ドオオオン””
女王)え?パーツを、、、Pを壁画にはめたら書斎が。。。
探偵)そう言う事ですか。書斎の中に幻の金はありますね。
そう言って探偵は幻の金を見つけに行った。
助手)探偵さん、金が見つかりましたよ~!
女王)どれどれ、凄いですねぇ、これで我が国も安泰・・・・・・。
ナレーター)その時、探偵が金を搔っ攫って行った。
女王)何をするつもりですか!
探偵)すまないねぇ、僕にも仕事と言うのが合ってね。
助手)えっ⁉探偵さんの仕事って、探偵じゃなかったんですか!
探偵)僕のし、、、俺様の仕事は怪盗さ!
ナレーター)探偵は金を盗み、見事逃げてしまいました。
探偵)よしッと。これで、世界中の子供たちが助かる。

募金箱)チャリーン


凄い話だったなぁ。。。俺はそう思って、寸也斗を見た。寸也斗は呆然としていた。そして俺が見ていることに気付くと、慌てて
「ホテルに戻ろうか。」
といった。俺達はホテルに戻った。

「今回出番少なかったし、寸也斗君エネルギーを吸い取れなかったし最悪ぅ
 ま、カッコイイ寸也斗君見れたしいっか✬(昴と寸也斗に監視カメラ&盗
 聴器を仕掛けているパッソコン)

第六話

俺たちが、ホテルに帰るとパッソコンが何かをしていた。
「パッソコンなにをしてるんだ?」
「よっ特になにもしてないわよおおおお。」
あきらかな動揺。
「パッソコンなにをしてたか教えてくれるかな?(ニッコ」
「寸也斗くん♡っ」
パッソコンが急に我に帰った。
「何にもしてないわよ。」
そこまで隠したがるなんて異常すぎる。
「ナニヲシテタカオシエテクレナイノナンデナンデナンデ」
と、寸也斗は異常。
「寸也斗くん。教えてあげるわ。」
「本当!」
寸也斗はエネルギーを取り戻した。
「えっと、」
パッソコンはもじもじしている。
「ゲームしてて。」
「「は?」」
と俺と寸也斗の声が重なる。
「だから、ゲームしてたの!!」
パッソコンがゲームをするなんて、異常でしかない。心配だ。もし壊れたら、俺の一億が水の泡に、、、
これも、寸也斗にアピールするためだろうか?
よく二人でゲームするからな。
でも、前
「ゲームは嫌いなの!」
って言って俺とのゲームを断ってたな。
俺だからか?
なんかそう思うなら、ショックだな。
まぁ。寸也斗が気づくかは、知らないけどな。
ゲームが上手い人って寸也斗好きだっけ?
一から自分で教えたいとか言ってたような気もするな?
でも、
「好きなのは、昴だよ!」
って言ってくれたな。懐かしい。
あれは、確か十年前とかだった。
ってことは、俺は何歳だ?
おっと、俺の想像が強すぎた。
では、俺の想像ではない小説の世界へどうぞ。(メタ)
「パッソコンってゲーム好きだっけ?」
と俺は聞く。
パッソコンはムッスっとした顔で、言った。
「初めてで、前昴に誘われた時に、断ったけど見てみたら面白そうだったから、昴のお金でゲームかってやってた」
「俺の金で!?」
「お前、ふざけんな!」
「は?意味わかんないんですけど!私は、高性能パソコンだから、もっと慕いなさいよ!」
「まぁまぁ、」
といって寸也斗が間に入った。

第七話

まぁ、色々あって寝る時間になった。
「ス~ス~」
寸也斗の規則正しい寝息が聞こえた。パッソコンの電源は切ってあるし、俺も寝るか~。というか、寸也斗寝るの速くね?
「ムニャムニャ・・・・・・。昴、好き・・・・・・。」
すっ⁉むえっ!すすすすす、す・・・・・・ふぇ?んえ?俺はアワアワとした。ちょっと待ってえ?えぇ・・・・・・。俺は焦ってパッソコンを開いた。
「こっちは寝てるんだよ、何か用か?昴。」
いつもは憎たらしいと思っていたパッソコンの声が、安心した。俺は
「検索する!すぐ終わるからパッソコン、検索するんだ!」
ととにかく言った。パッソコンは
「えぇ、、、まぁ良いわ。その代わり、明日は寸也斗君が私の持ち主になってくれるのよね♪後、ジュースも用意して♡」
と妄想した。俺は
「えぇ~。まぁ良いが。じゃあ。。。」
あれ?焦ってパッソコンを開いただけで、何を検索するか考えてなかった。あれ?これって単に、俺がジュース勝手損するだけ?なんか、意識が遠くなっていってるような気がしないようなこともn────────────────

あっ、気づいたら寝ていた。俺が目を覚ますと、寸也斗がパッソコンと会話しているのが見えた。
「寸也斗く~ん♡あのね~♡昴が~♡ジュース買ってくれるの~♡ついでに~♡寸也斗君の分も~♡買ってもらおうよ~♡」
は?ふざけんなよ!俺は絶対買わないからな!というかパソコンってぶりっ子するんだ。
「そうしてもらおうかな~。」
俺はそう言っている寸也斗の後ろに回り、圧を掛けた。
「す~や~と~く~ん?」
「ヒェッ。あっ、昴も起きたし、朝ご飯をレストランに───────────」
と寸也斗。
「昴のお金でね♡」
とうるさいパソコン野郎。
「そうはいかねぇからな!ピッタリ自分の分は払ってもらうぞ。」
と俺が言う。

第八話

俺たちは、今レストランにいる。
3人席に座っている。パッソコンも普通の席に座っているので、他の客と、店員の視線が痛い。
だけど、パッソコンはそれにお構いなく、寸也斗と話している。普通にやめて欲しいが、パッソコンが寸也斗に、告白すると言っていたので、邪魔はしないようにした。他にも、驚いたことがパッソコンにネッ友と、後輩がいたことだ。ネッ友の名前が、ピッソコ、後輩の名前が、がっそこんらしい。
みんな似ているようなもんじゃないか?と言ったら
怒られてしまった。
まぁ、人の名前を馬鹿にしたようなもんだからしょうがないだろう。
「寸也斗くん♡」
「なに?パッソコン?」
やっぱり、視線が痛い。陰キャの俺には、二度と経験したくない無理な視線だ。
「寸也斗くん♡」
「なに?」
「寸也斗くんのことが好きなの♡」
「えっ!」
やっぱり、寸也斗も、パソコンに告られるなんて、思いもしなかっただろう。しかも、パソコンに告られた寸也斗をみて、客がざわついている。やめて欲しい。やっぱ止めるべきだった。と、俺は後悔した。しかも、普通に話している寸也斗がこれまたすごい。
「返事は、ホテルでね。」
といって、ご飯を食べ始めた。
なので、俺もご飯を食べることにした。
〜ホテルにて〜
「寸也斗くん♡返事は?♡」
とパッソコン。
いつもの性格を見ないと、恋する乙女に見える。
「ごめん。」
と、寸也斗が言った。
俺だけに、性格がやばかったから振られたか?
でも可哀想だから、約束のジュースと、おやつを買ってあげよう。
「なんで?」
とパッソコン。
今にも泣きそうだ。まぁ。一目惚れした相手に、断られたってことだろう。
「好きな人がいるから。」
と言うと、寸也斗は、しょんぼりした顔で言った。
あれ?これって失恋の小説じゃないはずなんだけどな(メタ
「それって、誰なの?」
「言えない。ごめん。」
「うん。大丈夫。」
パッソコンは今のも泣きそう。パソコンって泣くんだな。
この空気が苦手だったため、俺は部屋から出た。さて、一人だけどもう一回中央区行こうかな?

第九話

俺は中央区に行くと、やるべき事をした。まずコンビニで、ジュースとおやつを買った。その次に、パッソコンを励ますための綺麗言を考えた。
どれだけ探しても見つからなかったので、ケータイを触った。このケータイにはAIが埋め込まれていないので、話すこともない。だから使いやすい。

””失恋 励まし方””

けどなぁ。。。俺、パッソコンの友達じゃねぇし。ってあ~!そうだ、パッソコンの友達と後輩、居た~!
ネッ友の名前が、ピッソコ、後輩の名前が、がっそこんらしい。って言うのは前回言ったよな?ピッソコとがっそこんに連絡を取ろう。俺、なんかわかんないけどそいつらのメールアドレス知ってるし。俺はそいつらにメールを送った。

「パッソコンが失恋した、慰めてやってくれないか?」

と。意外なことにすぐにがっそこんが反応した。

「マジっすか……。立ち直れてるっすか?」
「残念なことに、まだ……」
「そうっすか。今の状態で告白しても、、、なぁ……」
「え?告白?」
「この際ですからぶちまけますが僕、パッソコン先輩の事好きなんですよ」
「辞めとけ!」
俺は全否定した。幸せになれねえよ、がっそこん。
「好きな人を馬鹿にされるのは腹立つっす。今までパッソコン先輩の買い主だから何も言わなかったすけど、今回ばかりは許しません。ということで、パッソコンは盗みますっすね。」
は?アレ高かったんだぞ?……まあいいや。本当に俺は、これでいいのか?黙ってがっそこんにパッソコンを盗られて。悔しくないのか?俺も告白しなきゃいけない事があるんだ、パッソコンに。俺はホテルへ走っていった。
「パッソコン!」
ぜえ、ぜえ、と俺は息が上がっていた。パッソコンは
「何?昴~?」
とけろっとした顔で言った。あれ?失恋して、悲しいんじゃないのか?
「あの、パッソコン。実はお前は、、、人間じゃないんだ。」
と俺は告白した。

第十話

「あの、パッソコン。実はお前は、、、人間じゃないんだ。」
と俺は告白した。するとパッソコンは、そこにいなかった!さっきまでいたのになんで!不安しかない。
まさか本当に行った通りがっそんが、、、、
そんなわけない、寸也斗がいたから、、、
寸也斗っと言うとぐっすり寝ていた。
まじかよ。
だからか。
じゃあ、パッソコンを助けなきゃ!
寸也斗は置いていこう。じゃまだk((
うーん。どうしよう。
「パッソコン待ってろよ!がっそんなんかと付き合うな!」
と、俺は強く言うと、ホテルを出た。
そういえば、ホテル代1233291918円も言ってるな。クレカでいっか?でも、足りないな。
寸也斗に払ってもらおうにも、払うって言っちゃったからなぁ。赤字だ。一人で行けば良かったぁぁぁ
ん?なんだこれ?

ぱおくっそこんおはくあたずかおった。
かおたえしておほしたければたくほっかくいどうおたにこい。

問題だよ☆

これは、、、あっ!
簡単だ!
お、た、くを抜かせばいいんだ!
えっとだから、、、

ぱっそこんはあずかった。
かえしてほしければほっかいどうにこい

問題だよ☆の答え♡

北海道!?
来るまでめっちゃお金かかったのにぃ
とっとりあえず、寸也斗!
俺はホタルに戻った。
「寸也斗!パッソコンが誘拐された!」
「え?なんてぇ」
「寝ぼけてないで!」
「なんかあったのぉ?」
「パッソコンが誘拐された!」
「パッソコン?ゆうかぃ?」
「は!誘拐!」
寸也斗は眠気がなくなったらしい。
「そうだよ!誘拐!」
「どこ!」
「北海道!」
「は?」
「こっちまで来るのにめっちゃかかったのにぃ」
「だよな!」
「もどるかぁ」
寸也斗。お前は俺の金事情を知らないな。
「俺が払おうか。」
「えっ。お前払えるの?」
「うん。」
「所持金何円?」
「えっと。1018399283837291937391927291位?」
「まじか。お前何者だよ。」
「俺は、、、最寝 寸也斗だよ?」
「はっ!最寝!」
「うん!」
「最寝ってお金持ちの、、、、」

第十一話

「最寝ってお金持ちの、、、、」
そうだ。コイツ、御曹司だった。
なんで俺に払わせたんだよ!
というかホテル代1233291918円なんか高すぎだろ!
寸也斗、お金あるなら自分の分くらい払ってくれたらいいのに。
はっ、じゃなくてパッソコン!
「アレああ見えて高かったんだからな!」
と俺は寸也斗に八つ当たり。寸也斗は落ち着いた様子で
「そんなの知ってるよ、俺の会社だし。」
といった。
「あ~、ク~ルなところもカッコイイ~♡」
パッソコンの声が聞こえるなぁ。。。そっか、寸也斗、自分でも会社運営してるんだった。
「とっ、とにかく!北海道に行くぞ!」
と俺は誤魔化した。
「うん、世界で一番速い車呼んどいたよ。」
ヤバスギルケンリョク。。。
「じゃ、乗り込め!」
俺と寸也斗はその車に乗り込んだ。
キキーッ
止まった場所は北海道。
「マジで一瞬だったな。」
と俺は言った。寸也斗は
「あぁ、それと、こんな時に申し訳ないんだが・・・・・・。」
といった。
「ん?どうした?」
と俺は聞いた。寸也斗は
「これ、見てくれないか?」
と言って俺にスマホ画面を見せた。
これ。。。え?
寸也斗が、、、コメントをくれた、人だった⁉︎
「お前がブログ始めたって聞いて、からかいに行こうと思って……。」
経緯を話す寸也斗。
「おい!なんだよ、最後に俺のお金で行けてラッキーなんて言って!」
と俺は怒鳴りつける。
「アハハ、緊急事態だったら、許して、くれるかな〜って。」
……お〜ま〜え〜なぁ!後で説教五時間コースだ!
「とにかく、今はパッソコン優先だ!」
と俺は言ってガッソコンの持ち主の家へ突撃した。
「おいっ!何やってんだ!……ってへ?」
そこにあったのは大量の死体。事件……?

第十二話

「ん?なにこれ?」
と寸也斗。
「おいお前それって死体だぞ。」
と俺は注告する。
「っwwww」
寸也斗が静かに笑っているような声を出す。
「誰かいるの?」
と、声がした。
「誰だ!」
「私でーす!」
「誰だお前!」
と、警戒する。
「私だって!」
「本名を言ってくれ!」
と強く言う。
「最寝 私(もとね わたし)です!」
「お姉ちゃん!?」
と寸也斗。
「あ。寸也斗。元気にしてる?」
「えっと。この死体たちって?」
と、俺は聞く。
「え?死体なくない?」
と私さん。
「昴は、_____のことを死体だと思っているみたいwwww」
と寸也斗。
俺は大事なところが聞こえなかった。
「悪いことをしてしまったわね。これ、マネキンよ。」
「あなたは、お父さんが____、お母さんが______だものねw」
と私さんが続けて行った。
「あっ。本題!」
「がっそこんの持ち主ですか?」
と俺が聞くと
「がっそこん?誰それ」
と私さん
「パソコンです。」
「パソコン。私、使ってないの。ごめんね」
「大丈夫。お姉ちゃんありがとう。」
寸也斗はそう言って、俺は達は、私さんの家を出た。

第十三話

おれは昴。今色々あって、パッソコンを探している。
あの家ががっそこんの家じゃないのは、おかしいんじゃないか?
そんな考えが横切った。
そもそも、おれ説明不足だったな・・・・・・(すいません!BYゆずまる)
あの家がなんでがっそこんの家なのか、言ってなかったわ。でも確かに、パッソコンの位置情報はそうだったんだけどな。
バグった?でも、、、う~ん。寸也斗が
「おれにはまだアテがある!」
と言っておれは白けた顔を辞めた。そして、
「どこだ⁉」
と寸也斗に噛みついた。
「釣れた釣れた~。じゃあ、来い。」
そう言って寸也斗はおれを引っ張って行った。

「……え?」
とおれは驚いた。だってそこは、牢屋のような狭い灰色の空間だった。寸也斗は
「ごめん、昴。1時間だけ、眠っといてくれないかな?痛いのと楽なの、どっちがいい?」
といった。え?おれが驚いたのもつかの間、ドゴッとみぞうちを殴られた。
「これじゃ無理か。どっちがいい?」
怖い。おれは
「どういうつもりだ?」
と聞こうとすると、口に何かを流された。なんか眠いような気がす。。

おれは寸也斗(突然の視点変更すいませんBYゆずまる)
昴を閉じ込めた後、おれはお姉ちゃん・・・・・・姉さんの所へ行った。
「どういうつもりだ?お姉ちゃん・・・・・・いや、姉さん。」
姉さんはへらへらと笑う。
「どういうつもりって?私は何もしてないよ?」
おれは姉さんをキッとにらんだ。
「おかしいと思ったんだ。姉さんがマネキンなんて持ってるなんて。」
姉さんは何が合ってもマネキンなんて持たない。しかも、こんなに大量に。
「知ってるよ、姉さん。姉さんは、山咲 桃李(やまざき とうり)って言う奴の仕事を手伝ってたんだろう?」
そう、山咲 桃李(やまざき とうり)の仕事は、、、


第十四話

そう、山咲 桃李(やまざき とうり)の仕事は、、、


服屋さんだ。
だが、服を好まない姉さんが服屋を手伝うことはないだろう。
そして俺、、、、いや僕は聞く。
「姉さんはなにをしたいの?」
「なにをしたいって、なんだと思う?」
と姉さん、
「じゃあ質問だけど、あなた、寸也斗はなんで、昴くんの前ではお姉ちゃんって言ってたのに、私の前では姉さんなのかしら?」
と姉さんが聞いてくる。
「だって、昴は勘が鋭いだろ。僕の姉さん呼びでバレるんじゃないかなって思って。」
と、僕は言った。
「本当面白いわね。あんた。」
と姉さん。
「そりゃあどうも。」
と返す。
「それで、本題に戻りたいんだけど。」
そう言うと姉さんは笑った。
「wwwあなた、可愛くないわよね。」
と姉さんが笑いながら言った。笑い方が気持ち悪い。ザッ・悪役というかんじだ。
「昔のお姉様呼びで、なんでも、私の言うことしか聞かなかった方が可愛かったわよw」
と笑う。
「そっか。姉さん。」
そう言うと僕は意識を無くした。
昴です。
起きたら、北海道の俺の家のベットで寝ていた。
「あれ?」
夢かなと思い、パッソコンがいつもいる方を見たが、いなかった。夢じゃないのか。
とっとりあえずパッソコンを助けなきゃ!
そう思って俺は、寸也斗の家に急いだ。
寸也斗もいるだろう。だって、俺がベットで寝ていたのだから、寸也斗も寝ているだろう。
と思い、急いで行った。
ぴーーーーーーーんぽーーーーーーん
となる。
だが出ない。
そうしたら合鍵で入るしかない!ごめん寸也斗!
「寸也斗はいるぞ〜」
だが返事がない。
入るぞ〜
そして、寸也斗の部屋に入ったが、誰もいなかった。
そうだ!寸也斗にやられて意識を失って、、、、
もしかして、あそこにいるかもしれない!
寸也斗待ってろよ!

第十五話

俺は心当たりのある、アソコへ向かった。

「あっ、やっぱりいた!」
俺が行ったのは寸也斗のお姉さん家。開いていたので、不法侵入した。
でも寸也斗は後ろの方にあるベットで寝転がされていて、おまけに部屋は荒らされていた。
「大丈夫か~?」
と俺は恐る恐る寸也斗に近づく。すると、後ろから声が聞こえた。
「あらあら、不法侵入とはマナーが成っていないこと。」
寸也斗のお姉さん!俺は寸也斗のお姉さんに言った。
「寸也斗は無事ですか⁉」
人使いが荒く、ちょっぴし毒舌だけど、優しい奴だし、仮にも俺の親友だし。大事な、幼馴染でもあるし。
「ごめんね~、昴君が動くと、危ないかも~。」
悪びれた様子もなく、寸也斗のお姉さんは言った。
「どうしてこんなことしたんですかっ!仮にも弟でしょう!」
と俺は声を荒げる。
「弟、だからよ。」
寸也斗のお姉さんは遠くを見るような目つきになった。
「貴方には弟が、妹が、、、年下の兄弟がいないから言えるんでしょう!」
寸也斗のお姉さんも声を荒げた。イラついているのだろう。
「居ましたよ、昔は。。。」
俺の妹、星乃(ほしの)は、5年前に事故で無くなった。
「あらっ、確かにそうだったわね。」
俺と星乃と寸也斗と寸也斗のお姉さんは昔、よく遊んでいた。
「生きていたら、11歳かぁ。」
憐れむような目つきになった。
「あ?」
俺はついに堪忍袋の緒が切れた。
「早く寸也斗を開放しろ!」
と俺は大きな声で言った。寸也斗のお姉さんは
「あら、殺るつもり?言っとくけど、手加減はしないよ?」
といった。そう言えば寸也斗のお姉さん、空手2段持ってるんだっけ?じゃあ絶対負けるじゃん。護身術は昔、習ったことあるけど・・・・・・。
「でも、なんでこんなことを!」
と俺はもう一度問う。
「今は無理。入って来なさい、桃李(とうり)」
お姉さんが言った。

第十六話


そうすると、桃李さんが出てきた。とりあえず、寸也斗を起こして逃げなければ!
寸也斗の方に向かうと、私さんの手がきた!うわわ。
避けける。
寸也斗を起こそうとする。
「寸也斗起きろおおおおおお」
私さんの手が飛んできる。
「寸也斗おおおおおおお」
とりあえず、大声で叫んだ。
でも、寸也斗は起きる気配がない。
「寸也斗を起こすなって言ったよね!」
私さんがでかい声で言う。
いやああああああああ。
ここで終わりか。ん?そういえば、桃李さんなにしてるんだ?そう言って、桃李さんの方を見ると、うずくまってた。相当ここが寒いのだろう。毛布などをかけていてもブルブルと震えていた。思わず笑ってしまう。
「よそ見してると危ないよ!」
と言いながら私さんが蹴ってきた。
避けられないと思い目を瞑った。ただ、バランスを崩して転んでしまった。
なので、なんとか避けることができた。
「こいつ運が悪いのかいいのかわからないわね。」
「寸也斗〜おれが死ぬ〜だから起きろ〜」
寸也斗は起きなさそうだ。
寸也斗のためにスパーウルトラ大声で叫ぶ

「寸也斗!起きろ!」

俺は叫んだ。
すると、寸也斗が起きた。
寸也斗と一緒に早く逃げなければと言う本能で、寸也斗の方に行く。
「あら。あれほど起こすなって言ったのに起こしちゃっていいのかしら。」
と私さん
なので、俺の動きが止まった。
「寸也斗は私のよ。」
と、真顔で言う。
きいいいいいいいいい((((
すると寸也斗が何か言った。
「__________」
は?

第十七話

寸也斗が言った。
「姉さんは、兵器を持っている」
は?最初に出て来た言葉はそれだった。とても、辛そうな声だった。声を出すので精一杯なんだろう。
「あら~、バレちゃってた~?まぁ、爆弾と言っても……」
そう言って寸也斗のお姉さんは俺に言った。
「〇〇〇〇〇(ピー)」
そう言う事⁉爆弾発言の事だった?
「アハハッ」
突然、黙っていた桃李さんが笑った。
俺は不気味で後ずさった。
「チャンチャカ~ン」
「ドッキリでした~!」
と桃李さん。
「勘違いしてたらごめんねぇ。」
と寸也徒のお姉さん。はっ?どんだけ心配したと思ってんだよ!
「じゃあ、なんで寸也斗は倒れてたん?」
と俺は聞いた。他にも、腑に堕ちなかったところもある。
パッソコンは何故居なかったのか、とか。
寸也斗のお姉さんは部屋の奥へ行ったかと思うと、椅子に縛ってあるパッソコンを持ってきた。
「パッソコンを返せっ!」
と俺は声を荒げた。パッソコンは
「寸也斗く~ん♡助けて~♡」
とお姫様気取りだ。そういや、パッソコン久しぶりに出て来たな(メタ発言辞めろ)じゃあ、一回殴られたところで。
「パッソコン、どういうことだ?」
と俺は聞いた。パッソコンは
「えっと~、がっそこんから告白されて~オウェ」
と吐きそうだった。がっそこんの事、嫌いだったんだ・・・・・・。
「そしたら、連れ去られて~。」
災難だな、こればかりは同情してやる。
「上から目線なの腹立つなぁ。寸也斗君なら嬉しいけどね♡」
ここぞとばかりにアピールをするパッソコン。
「で?」
と俺は冷たい視線を投げかけた。
「や~ん、昴が冷たいよぉ。寸也斗君、助けて~♡」
全く、寸也斗はお前のナイトか!
「じゃああんたは執事よね。」
感動の再会のはずなのに、複雑だ。。。

第十八話

〜寸也斗と昴が帰ってから〜
「はぁ」
私はため息をついた。
桃李がドッキリってことにしといてくれたけど、昴くんはすぐきずくだろうけど。
気づかれるのも時間の問題だと思うと、憂鬱だ。
あ!読者の皆さん!(メタ)
第二章が始まると思いましたか?
それは、大きな間違いです。
寸也斗と私の謎、なぜドッキリとして誤魔化したのか。まだ、謎があるでしょう。それを全て回収してから、第二章は始まるわ。
では、本編へどうぞ!

「どうしたの、わーちゃん」
と桃李が言った。
「桃李。あなたは、身長低いのに、かっこいいなんて、私より大きくなるまで、可愛くいて欲しいものだわ。」
私は願望を言う。
「そりゃーね。しょうがないじゃん。」
「あら。まぁしょうがない。で、作戦といったところはどうなのかしら?」
私は聞く。できるだけ作戦を早く実行したいのだ。
「そうだね。寸也斗と昴くんをどうするか。昴くんはめんどくさいよ。あん時寸也斗が気絶させてくれてたから、力は弱っていたものの、普段は強いからね。僕は、寸也斗をこっち側に来させられれば楽だと思うけど。昴くんをこっちにしてもいいし、そういえば、がっそこんがパッソコンを誘拐したっていってたね。あの子達、謎は解けないのかな?僕たちが撒いた謎を、解ける日が来るのが楽しみだ。」
「そうね。謎は解けるかしら。そして、ここに来る日が楽しみ。そういえば、プリン二個あるけど食べる?」
「知ってるでしょ。僕がプリン嫌いなことくらい。」
と呆れながら桃李が言った。
「あら?忘れてたわ。」
と、私は、知らなかったように言った。
「そうそう、今回の作戦絶対成功させてよ。」
「そうね。だって成功させないと_____________だものね。」

第十九話

「そうね。だって成功させないと_____________だものね。」

そう、私(寸也斗のお姉さん)が不吉に呟いたことも知らずに、可哀想な昴君。。。いや、知らない方が良いのかな?
あっ、ご紹介遅れました、私はわーちゃんの大親友、マイラです。
最近わーちゃんが彼氏彼氏で構ってくれないから、昔お互いに送りあった盗聴器とGPS、そして部屋に隠してある隠しカメラで確認したら、わーちゃんが、死体を匿っていることに気付いた。
ッということで、わーちゃんにどういう事か、問い詰めてみたいと思いま~すっ!

””プルルルルル””

「は~い」
すぐにわーちゃんは出てくれた。
「彼氏さん傍に居たらご~めんね!」
と私はとりあえず先に謝っておいた。わーちゃんは
「えぇっ、そそそそ、そんなんじゃないよぉ。」
とあわあわしているのが電話越しでも丸分かりだ。
「とにかくっ!マイラは何で連絡してきたの?」
とわーちゃんは誤魔化すように話題を変えた。
「べっつに~?」
あっ、イケナイ、わーちゃんを前にしたらからかいたくなっちゃった。
「あのさ、なんかやましいことしてない?」
まさか、犯罪してる?なんて言えないし。
「えぇぇ。そんなことしてないよ。」
と戸惑ったようにわーちゃん。
「じゃあ、あのマネキンは何だったの?」
と私は白々しいわーちゃんに言った。
「見たんだ。でもホントに、あのマネキンは決してやましいものじゃないからっ!」
必死に否定するわーちゃん。
~~怪しい!私はすぐにわーちゃんとの電話を切ると、弁護士を雇い、調査してもらえるように頼んだ。
こう見えて、良い所のお嬢様だからね。

””プルルルルル””

「は~い」
私が電話に出ると、わーちゃんが言った。
「好きな人いる?」
いきなりそれ⁉
「居ないけど。だって私、婚約者居るし。」
と私は苦笑いをした。
「あぁ、寸也斗の事?」

第二十話

「あれはねぇ。許さないよ〜」
とわーちゃんの低い声が聞こえる。
「わーちゃんどうした?」
「私の寸也斗だもん。絶対、絶対、婚約破棄してやるからな!」
「え!まさか、ブラコンなの?」
「違う!」
と、強い声。
「でも、わーちゃんには彼氏がいるでしょ!」
「それは、違うの!」
めっちゃ、強気ですが、、、、
「もう、いいもん。寸也斗と桃李と一緒に通話する。」
「あ!私もする!」
「しょーがないな〜」
とわーちゃん
「やった!」
〜通話で〜
『いええええええい』
とわーちゃんの声
『どうしたの。姉さん急に。僕忙しんだけど。』
『今日は〜ゲストがいまーす!』
とわーちゃんが乗り気で言う。
『誰。わーちゃん。』
と桃李もまぁまぁ乗り気なのかな?
『今日は〜マイラで〜す!』
『『マイラって誰?』』
と二人の声が重なる。
『わ!』
と寸也斗くん。
『もう昴どうしたの?』
『いやー。寸也斗が可笑しかったから?』
『なんで「?」付いてんの!』
『しょうがないじゃん!』
『お姉ちゃん!俺通話切るわ!』
『なんで、寸也斗くん一人sy((』
『じゃあ!バイバイ!』
『バイバイ!』
あれ?勢いで、私のセリフ消えたんだけど。
ープッツー
二人が、行ってしまった。
〜昴と寸也斗〜
「寸也斗。なにしてたの?」
「ネッ友と話してた。」
「ネッ友いんだ。意外。」
「意外で悪かったね!」
と二人の声が聞こえる。そう私(マイラ)、寸也斗くんにも監視カメラと補聴器つけてたんだ〜
天才☆
「で。本題。」
と昴おn((
「なに。」
と、寸也斗くん。
あ!そうそう!私の正体を言ってなかったね!
私、マイラこと星乃でーす!
星乃の転生版がマイラみたいな!
お兄ちゃんなんて言うかな〜
うふふ。楽しみ。
でも、あそこで、わーちゃんに私がいなかったことにされてたのは、悲しかったな〜
「最近パッソコンが全く出てない件について!」
と、お兄ちゃん。
お兄ちゃんメタ発言上手だな〜
それで前、ゆずまるちゃんにだったけ?殴られてたよねぇ。
「最近、俺も出てなかった!主人公なのに!」
「昴。変なこと言わないでよ。主人公とか。自己中心みたいだよ。」
と寸也斗くん。
あ!そうそう!鳳凰家しかここの話が、物語ってわからない設定だから!
「発言も程々にしてよ。前お姉ちゃんがさ俺に爆発発言したら、星乃ちゃんに殴られてたもん。」
「あ。やめときます。」
「よろしい」
と私は言ってしまう。聞こえないはずなのに。
「はぁ。私も、わーちゃんに協力しようかなぁ」

第二十一話

俺は昴。
「えっと、、、昴、その顔どうした?」
と寸也斗はデリカシーの欠片もない発言をした。
「えっと、この前ゆずまるに殴られた怪我。後、寸也斗も俺の事殴っただろ?」
と俺は言った。
「いや、俺が殴ったのはみぞおちだし?」
と寸也斗。
「五月蠅いうるさい~!それ以前にお前はやらかしてんだよ!」
と俺は明らかな八つ当たりをした。
「何を?」
正論を言う寸也斗。
「もういい、鏡見てくる!」
俺は逃げるように洗面所へ行った。

「ギャカァァァ!」
と俺は変な声で悲鳴を上げた。俺って本当にビビったときにギャカァァァ!って悲鳴上げる人だったんだ。
「大丈夫⁉」
ん?女の子の……え?女の子の声?ん?不法侵入?洗面所をバッと開けられた。
「キャー///変態~!」
俺は言った。
「変態なんて失礼な。」
ん?どこかで聞いた声、、、あっ!そうだそうだ、通話の・・・・・・マイラさん?だ。
「あ~っ!お兄ちゃん、、、昴君にお願いがあってさ、私の彼女になってくれない?」
……は~⁉
「なんでだよ!」
と俺は怒る。
「だって、寸也斗よりも昴の方がかわいいんだも~ん!」
でも俺が女になる理由は?
「あ、言い間違えてた、テヘペロ★彼氏になって欲しいの!」
はぁ。。。
「初対面なのに?」
と俺は聞いた。マイラさんは
「一応知り合いなんだけどね~。」
そう言って俺を見た。この俺の見方。どこかで見たことあるんだよなぁ。そうだ、星乃に似てるんだ。だからあんなに心を出会ったときに惹かれたんだ。
「なんで彼氏になって欲しいの?」
と俺は言った。単純に聞きたいだけだった。
「う~ん。婚約を破棄したいから?」
婚約?いい所のお嬢様なの?
「このままだと寸也斗君と結婚することになっちゃうの!」
とマイラさん。え?寸也斗、、、え?
「スヤトッテ、ナニカラナニマデキメラレテルンダネ。」
御曹司も大変そうだ。

第二十二話

「ちょっと、昴うるさいよ。独り言もいいかげんn」
「なんで、アホがいんのよ!」
とマイラさん。
「はぁ。意味わかんない、あっそか〜馬鹿だからわからないよねぇ。」
と煽る寸也斗。
「ふっ二人とも、仲悪いの?」
と俺は聞く。
だって、プライベートを知らない寸也斗といきなり、告ってきた、マイラさんが喧嘩してるのだ。
「そうだよ!馬鹿と仲良くすることで徳はないし!」
「はぁ?阿保に言われたくない!アホはアホで黙ってろ!」
と二人がいう。
「なっ仲良くさぁ」
と俺は言った。
「あっそういえば、阿保、なんで、わーちゃんの前では((ムグッ」
「なんだって?」
俺は固まった。この光景はシュールすぎる。
寸也斗がマイラの首を絞めようとしながら、拳を出しているのだ。
「寸也斗やめなって。」
「後で教えるから。馬鹿にはわからないだろうけど。」
「そうそう!婚約破棄するから。」
「お好きにどうぞ。」
寸也斗は言う。
「とっいうことで!昴くん付き合ってください!」
マイラ言った。
「今は無理だ。好きな人がいるから。」
「「昴くん/昴!なんで断ったの!」」
と二人の声がシンクロする。
「せっかく婚約破棄できると思ったのに!」
とマイラ
「俺もそう思ってたよ!」
と寸也斗。
「ちょっと俺疲れたから寝てくるわ。」
と俺は言った。
「いいよ。」
と寸也斗。
そして、俺は2階に上がった。
〜マイラ視点〜
寸也斗はさっき、後で教えると言っていたが、本当に教えてくれるのだろうか?
「それで、寸也斗。教えてくれんの?」
「わかった。教えるよ。馬鹿にもわかるように。」
「はぁ?何言ってんの?寸也斗より頭いいし。」
私はカッってなって言ってしまった。
「まぁまぁ」
「寸也斗ふつうにうざいんだけど」
「教えないよ!」
と寸也斗。
「教えてください。寸也斗様。」
「しょうがないなぁ。教えてあげるよ。昴って感が鋭いじゃん。だからだよ。僕を俺に直したのも、姉さんをお姉ちゃんに直したのも。」
と寸也斗がいう。
「寸也斗はなんでそんなことするの?」
私は、問いかける。
「なんでだろうね。馬鹿には、マイラにはわからなくていい話だよ。」
マイラって初めて言われた。
今まで、馬鹿とか、アンタとか、お前とかだったから。少し嬉しいかも。
「寸也斗のあーほ!」
そう言ってやった。初めてマイラって言った罰だよ。

第二十三話

俺は昴。今、絶賛パッソコンに罵られている。
「バ~カ、ア~ホ、ド~ジ、マヌケ~!」
なんでこんなことになったのか。それは、パッソコンが寸也斗の婚約破棄を望んでいたからだ。
「なんで、なんでなんで?」
とパッソコン。
「もういいよ、俺、破棄してくる!」
パッソコンに罵られるのが嫌で、ヤケクソで寸也斗の所へ行った。

「良いよ、彼氏になってやるよ!」
と俺は言った。マイラさんが言う。
「あっ、ありがと~!」
すると寸也斗が
「じゃ、早速行こ~!」
といった。
行くって、、、どこへ?

「はい、ここ~!」
そう言って寸也斗が指を差したのは、、、え?豪邸っ⁉マイラさんが
「お父様に婚約者を見てもらわないと。」
といった。・・・・・・え?婚約者~⁉

第二十四話

「ねぇ。二人とも決まったところ悪いんだけどさ、俺の実家にも行かなきゃじゃない?」
と寸也斗。
「んえ?なんで?」
とマイラ。
「婚約破棄したから。」
と寸也斗。
二人で話が進んでいる、、、、、、。
そういえば!俺愛してもいない人と結婚しるってこと?おおおおお俺まだ、高校生だし?結婚そそそそそそそそそん何軽々しくできるものじゃないよね!
「とりあえず。うちに。」
すると俺たちは中に入ってた。
「お父さん〜こいつと婚約破棄したから〜」
「はっ?勝手に決められては困るぞ。」
まぁそうですよねぇ。
俺の気はちょっと引くてくる。
「まぁいいけど。」
と、マイラのお父さん。
「やった〜!!!!」
と喜ぶマイラ
「とりあえず、寸也斗くんのお父さんとも、話をしなさい。」
「はーい!」
と喜び過ぎている。
すると俺たちは外に出ていた。
「んじゃ、俺の実家いこ。車呼んだ。」
すると車はきた。
「なんか、アホが私より金持ちって気に食わないわね。」
「失礼な。」
と寸也斗。
そして、この車は、北海道に帰った時の一瞬で着く車らしい。なので一瞬でついた。
すると俺たちは中に入ってた。もちろん寸也斗の実家もデカかった。そして、寸也斗が、ばれるじゃん。と言っていたことも知らずに。

第二十五話

寸也斗の豪邸に入ると、寸也斗のお父さんが構えていた。
「あっ、父さん。」
寸也斗が言う。
「寸也斗。。。」
寸也斗のお父さんは寸也斗の事を見た。寸也斗は
「父さん、婚約破棄していい?」
と単刀直入に言った。寸也斗のお父さんは
「ダメだ。」
といった。えぇ。
「どこの馬の骨だかわからん奴に、息子はやれん!」
ん~、過保護なお父さんですか?娘じゃないんですよ?
「違う違う、結婚相手がいるのは俺じゃなくて、マイラ。」
「それでもダメだ!マイラは娘の様に思っている。」
あっ、寸也斗のお父さん相当頑固だ。
「娘には幸せになって欲しいとか考えないんですか?」
と俺は意見した。寸也斗のお父さんは
「それはそうだが、、、って誰だお前は!マイラの彼氏か!」
と言って俺を睨んできた。えぇ、頑固おやじってこういう事か?
「そもそも、マイラと寸也斗が結婚したら幸せになれるんだぞ!」
それは、親の勝手な押し付けなんじゃないか?マイラさんが口を挟む。
「なんで私と寸也斗が結婚して幸せになると思ったんですかっ!」
頑固おやじは
「それは。。。」
と口ごもった。

第二十六話

「お父様〜帰ったわよ〜」
と声がする。
そこにいたのは私さんだった。
「あれ?みんなどうしたの?」
と私さん
「ん〜寸也斗と婚約破棄しようと思って!」
とマイラがこたえる。
「婚約破棄、、、、、?」
もしかして、怒られる?(それはないby主)
「うん。」
「マジ!ありがとう!マイラ様あああ」
と私さんは言う。
やばくね?
「だっ大丈夫?」
とマイラが心配する。
あれ?そう言えば寸也斗は?
「私さーん!寸也斗知りませんか?」
と言うと私さんが答える前に
「あんなやつほっとこ〜」
とマイラ。
「え?いいの?」
と言いながら私さんの方を見る。
「ニッコ(圧」
私さんの圧がやばい。
「どーしたの?マイダーリン!」
とマイラ。
「まだ付き合ってなく、、、、。付き合ってたわ(白目」
「んふふ。ありがとー!付き合ってくれて。ずっと好きだったの!そう。GPSをつけるくらい!」
とマイラ。
そう彼女はメンヘラだった_______

第二十七話

そう彼女はメンヘラだった_______
「好きぃ」
現在、マイラの部屋にいる俺。俺は昴。てかこの状況、、、ヤバいんじゃね?二人きりだぞ?マイラが今、俺を殺しても証拠はほとんど残らないだろ。俺は座ってマイラの部屋を観察していたが、すぐに地面から足を離そうとした。
ところが、マイラが俺の手首をつかみ、
「帰っちゃダメだよ?」
といったから俺はストンと地面におしりが戻ってしまった。俺はケータイでSOSを呼ぼうと尻ポケットに手を突っ込むとマイラが
「そうそう、スマホは壊しといたから。」
といった。は?コイツマジで性格終わってんじゃない?それとも本気で殺りに来てる?
「おっ、おうやんのか?あ?」
と俺はマイラから離れて手を前に差し出した。とはいっても、ここはマイラの部屋だ。地の利ではマイラが有利。それに俺は武器を持ってない。何という不利な状況なんだ。
でも大丈夫だ、主人公だから俺が死ぬことはn
突然、ドゴッと殴られた鈍い感触がした。
「っ⁉」
「メタ発言辞めようか~。」
満面の笑みで、それも目は笑っていない状態でマイラが言った。あれ?マイラって何?なんでメタ発言とか知ってんの?俺の家族しか知らないはずじゃ?え?あれ?ん?
「そ~そ、」
そう言ってマイラは俺の耳元に口を寄せた。
「謎は早めに解いた方が良いよ~解けなくなることもあるんだから。」
それって、、、
謎は早めに解いた方が良い。それが口癖だった、彼女を思い出す。
俺の大事な、大事な、大事な───妹。

第二十八話

「マイラさんって星乃に似てますね。」
と俺がいうと、マイラは目を丸くした。
「ふふふ。ありがとう。」
と、マイラが嬉しそうに言った。
嬉しいのかな?
ていうかここどこ!?
「ここどこ!!」
とマイラもいう。
同じことを考えていたらしい。
『あ〜聞こえてる〜』
と馴染みのある声がする。
「「寸也斗!/阿保!」」
と俺とマイラの声が重なった。
『二人には〜仲良くなってもらうために!ここに閉じ込めました〜!もう一人ゲストがいまーす!』
と寸也斗。
『よろしく〜』
と桃李さん。
この二人って、馴染みないな(失礼by寸也斗)
これからどうなるのか__________

第二十九話

「じゃじゃ~ん!みつるで~す!」
とソイツ。間違いない、コイツの顔は。。。
「は~⁉」
と俺は叫ぶ。なんでゲストが、元カノの彼氏なんだ⁉
「へ~、昴兄、彼氏いたんだぁ。」
と探るような目線でマイラ。
「いや、それは、えっと・・・・・・。」
と俺は口ごもる。話せば長くなるんだよなあ;;

~昴の回想~
「好きですっ、付き合って下さい」
その子は言った。確かその子は、バリバリの陽キャで、一番クラスで可愛いと騒がれていた子だった。
俺は浮かれて、好きでもないその子の告白をOKした。
次の日、他の男が俺に真実を伝えた。
「嘘告。」
あぁ、そうだったのか・・・・・・。
ちなみにその日、男と遊んでいるところを見かけたよ、そんなに好きな相手じゃなかったからキズは浅かったけどな。

「酷い。」
とマイラがポロッとこぼした言葉。
「あぁ、だから今がチャンスってわけだ。」
そう言って俺は、弁護士に連絡した。
よ~し、慰謝料貰うぞ~!
あの頃の俺は、ただただムカついて、ソイツに復讐することしか考えてなかった。裁判で勝って、アイツらの評判をガタ落ちにする!

裁判で、俺は負けた。
彼らの親はお金持ちだ。何か、裏で賄賂を渡したり、悪事を働いているに違いない。
息子に汚名を着せない>お金
こういう事か。愛されてんなぁ。
「じゃ、捜査始めるとするか!」
そう言って俺は、彼らの親を調べ始めた。

三十話

桃李視点
「まぁまぁ落ち着いて、、」
と、わーちゃんが言った。
「わーぢゃんだずげで〜」
と俺は助けを求める。
「どうしたの?」
「主達がさぁがっそこんを殺しちゃってさぁ親族さん達も生き返らせなきていいってなって、どっちも葬式ひらかないっていうからさぁ開かなきゃいけないんだよぉ」
「大変だねぇ」
「でも、パソコンだから開かなくてよくない?」
と正論を言われた。
「確かに。じゃあやらなくていっか!」
がっそこんのご親族様、桃李様御愁傷様です。


ていうか俺金持ちの知り合い多くないか?
寸也斗、マイラ、私さん、多分私さんと付き合ってるから桃李くんみつる、、、、、、、。
やめよ。悲しくなってくる。
とりあえず、いつメン呼びますか!
「寸也斗とパッソコン召喚!」
「ぎゃ!」
とパッソコンが叫ぶ。
「お!パッソコン!」
「ちょっと昴私が誰だか知ってるの!高性能パソコンなんだからね!少は、丁重に扱いなさいよ!」
とパッソコンに怒られてしまった。
「うわ!」
と寸也斗。
「あ〜寸也斗くん♡」
「パッソコン!」
そういえば、ゆずまるが言ってたけど、二人は仲がいいのか?
「はいはい。行くぞ。」
と俺がいうと、二人に「どこに?」と突っ込まれてしまった。
「みつるの家の調査だよ。」
「みみみつる!」
「何お前知ってんのか?」
「知ってるも何も!あそこの家は、犯罪者一家と言われている家だぞ!」
と寸也斗。
なんかそう言われると謎に行きたくなってくるな。
「じゃあ行くか!」
と俺は言う。
「だからさっきの話聞いてた!?」
と寸也斗がパッソコンを持って慌ててついてきた。

第三十一話

俺は今、あのみつる馬鹿野郎(悪口のバリエーションが小学生www)の家の前に居る。
「寸也斗。」
そう言って俺は寸也斗を見る。寸也斗のリュックサックの中にいるパッソコンが
「電子ロックねぇ、解除できるわよっ!」
といった。寸也斗はすんごく嫌そうな顔をして、
「犯罪者なりたくないんだけど・・・・・・。」
といった。俺は構わずパッソコンに電子ロックを解除してもらった。
「でも相手も犯罪者だし、ねぇ?」
と共感を求めようとパッソコンを見る。パッソコンは
「いくらなんでもそれはダメよね、」
といった。クソ~!はめられたっ!寸也斗に良い所見せようとしてるぞ、コイツ。しかもちゃっかり電子ロックは解除して。
「あ?そういうなら電子ロック解除するの辞めとけばよかったじゃねえか!」
思わず悪い口調。
「は~?アンタが先に言ったんでしょ!」
とパッソコン。
「プッチ~ンもうキレました~、は~い、もうパッソコンなんて知りませ~ん。」
と俺はとりあえずまくしたてた。パッソコンが言う。
「プッチ~ンって言ってるだけで弱いのよ、ば~かば~か。」
俺はイラっとしすぎたので知っている悪口だけでオンパレードした。
「パッソコンのば~かば~か!ア~ホ、ア~ホ、えぇと、ば~か!」
ホントに、、、文字だけ見ると小学生みたい。
「まぁまぁ。それより、、、さ。」
そう言って寸也斗はみつるに目を向けた。
「人んちの前で何してるんだ?金輪際関わらない約束じゃねえか。」
俺はすぐに答える。
「散歩してたらパッソコンがやなこと言って来た。俺悪くない。」
我ながら小学生構文。小学生構文ってなんだ?子供っぽいってことか?これでもいい大人・・・・・・ではないか。

第三十二話

「とりあえず、あんたん家に用があってきた。」
と寸也斗。
「なんのよう?うちはあんたらと違って忙しんだからね!」
とみつる。
「忙しいって何が?」
と寸也斗。
ここは二人だけの世界なのか?
俺たちは突っ立っててもアレだし、突っ立ってるか(?)
「色々よ。」
とみつる。
なんかモゴモゴしてるような気がする。
「へぇ〜」
と寸也斗。なんか悪いことを考えているような?
「じゃあ。大丈夫だよね!時間!」
と寸也斗。
「まぁ。今は。」
とみつる。
「少し待ってて!」
と言うと
誰かに連絡をし始めた。
「はい!準備完了!」
「少し待っててね!」
と寸也斗はニコニコしてる。
?「寸也斗。きたわよ!」
?「お待たせ。」
二人が来た。
その二人は、私さんと、桃李さんだった_______

第三十三話

ええと、何が起こってるの?
桃李さんと私さんがやってきて、俺はどうすればいいの?気まずくってパッソコンに助けを求めるように目を合わせる。フンだというように目を逸らされた。怒るようなこと、したっけ?
いや、助けを求める相手を間違ったみたい、次は寸也斗だ!
「なぁ、寸也斗。」
そう俺が口を開くと、寸也斗が俺をキッとにらんだ。
「ごめん、後にしてくれないかな?」
怖いぃぃぃぃぃ、この寸也斗。
もうヤだ。。。
「もう俺帰るっ!」
そう言って、俺は拗ねた。すると、困ったようにみつるが自分を指差して、
「俺が一番、可哀想だと思わない?」
といった。確かに、突然知らん奴が家に尋ねてくるもんな。
「だが同情はしない!
情けはかけぬ主義なのだ。」
カッコイイセリフを言ってみた。寸也斗が
「冷たいなぁ、昴。まぁ、犯罪者にかける情もないか。」
といった。みつるは
「は~?」
と叫ぶ。

第三十四話

「うるさいな」
と桃李さん。
「要件は何?」
とみつるクソ馬鹿野郎(小学生)
「要件はねぇ。お姉ちゃんに会ったことない?」
と寸也斗。怖ええええええええ。
「あんたの姉が誰だか知らないわよ!っていうか一般人が金持ちの邪魔をするな!名前を教えなさい!訴えてやる!」
とみつる。あとで痛い目を見るだろう。かわいそう(他人事)
「最寝 寸也斗です」
「へ〜覚えたからね!あんたらは!こいつ以外よ!」
と言って俺を指した。
ムカムカするな。
「最寝 私。寸也斗の姉よ。」
「山咲 桃李。」
と一通り名前を言ったら、みつるは家の中に入ってしまった。
「教育がなってない子ね。こいつみたいに。」
と私さんは俺を見た。
ムカムカする。
あれ?そういえばパッソコンでてないな(メタ)
「パッソコン?」
と言って一通り見渡したが、いない。
「寸也斗。パッソコンは?」
と俺は聞いた。
「ん?リュックの中だよ。」
と言いったから
「じゃあ出すな〜」
というと、
「あ。俺が出すよ。」
と言われてしまった。
そんなにまずいものは入ってないはずだから、見せてもらってもいいはずなのにな〜と思ったから、少し見せてもらった。
そこに入っていたには、彫刻刀と包丁だった。
俺は過去を思い出した。
そういえば、こいつは小学校の時にも毎回持ってて、最悪先生を刺そうとしいったけ?
「だから、見るなって言ったのに。」
「ごめん。」
「大丈夫。使わなかったしね。」
と寸也斗。
「何に使うつもりだったんだ?」
と俺は聞いた。
「あ!それ聞いちゃう!?」
「何かあった時にみつるを傷みつけるためだよ。」
あ。こいつはもう終わってる。
だめだ。こいつの言ってること相手にしちゃ。
「ちょっと!学校はいいけど、他のところには持ち歩くなって言ったわよね!」
と私さん。学校はいいんだ。
「ごめん。」
と寸也斗が謝る。
まぁいいわよというように優しい顔をした。
「帰ってゲームしたい。」
と桃李さん。空気を読めないのか?
まぁ帰ろう。

第三十五話

家に帰ると俺はすぐに寝た。
~次の日~
””テーデン””
寸也斗から連絡だ。
「何々、曲創ったから聞いてみて?」
コイツ、朝からヤバいことすんなぁ。
♪俺は金持ちぃ~!♪
なんだよ、自慢かよ。てかこれで終わりかいっ!
ちょっと続きを期待してしまった、、、
♪お前は何様ぁ~!♪
続きあるじゃねえか!お前は何様?は?
♪姉さんがサイコパス過ぎて困るぅ~!♪
何?私さんってサイコパスなの?
♪姉の彼氏怖すぎぃ~!♪
寸也斗、この曲に本音ぶちまけてんな。
♪パソコンの相手疲れたぁ~!♪
パッソコン泣くぞ?
♪がっそこん誰やねん!♪
誰でしょ~か~(遠い目)
♪ピッソコって美味しそうな名前やなぁ~♪
おい、食べるなよ?
♪これからどうしよう~?♪
本音言う相手が居なくなったのか?
♪昴好き好き好き好き♪
うぇぇぇぇっ!
♪まっ♪
ん?嫌な予感。
♪嘘だけど★♪
おい!なんやねん、感動しちもうたやんけ!
♪それより学校大丈夫♪
あっ、やべっ!そうだ、連休終わったんだった。俺は急いで口にトーストを無理矢理詰め込み、電気を消し、服を着替え、バックを持つと
「行ってきま~す(モゴモゴモゴ)」
と言って出発した。
久し振りの学校だった。友達に会えるのが嬉しい。
俺が走って曲がり角を曲がると、誰かにぶつかった。
「いっけな~い!遅刻遅刻~!」
あれ?もしかして、ヒロイン?パン口に詰めてるのは俺の方だけど。その子の顔を見た。
「車かいなっ!」
そして助かった俺もヤバいわっ!
「大丈夫ですか~?轢いちゃってごめんなさい、捕まりたくないんで警察には言わないでください!」
この運転手、正直すぎ。
「わかりました~!」
そう言って俺は走っていく。今のやり取りで尺がつきそうだ、速く学校つかないと着く前に終わっちまう。
ガラガラと、教室の扉を開けたのは、チャイムと一緒だった。
「あっ、、、」
教室を見渡して俺は思い出す。
友達いなかった★

第三十六話

「ねぇ。昴遅刻!」
と寸也斗に今怒られています。
「今昼休みなんだけど!」
そう。俺は1時間目が始まると思った頃についたと思ったが、お昼休みのチャイムだったのだ。
「だって寸也斗が曲送るから。」
「は?何言ってんの?俺曲なんて作ったことないよ。その曲、うちのいとこかも。」
と寸也斗。
「じゃあなんで、寸也斗で送ってきたんだ?」
と聞くと、
「いやぁ〜スマホのパスワードバレちゃってさぁ。うちのいとこしか曲作らんから。」
「大変じゃね。」
「まぁ」
などと会話をしてると、チャイムが鳴った。
「おい!昴何故遅刻したんだ!」
と先生に問い詰められる。
「電車が遅延してしまい、、、、、、。」
「お前は電車に乗らないだろ!」
と先生に怒られる。
助けて〜と寸也斗の方に目を向けてが、寝てた。
「おい!最寝!寝るんじゃない!」
と先生に怒られると寸也斗は、
うざいとならぬ殺意が湧いているような顔をしていた。
「実実は、車に轢かれまして、、、、。」
「ウソか!怪我はないか?大丈夫か。じゃあしょうがない。授業を始めるぞ。」
先生それで納得するんだ。まぁ嘘じゃないからいいだろう。
〜放課後〜
「ねぇ昴〜俺行きたいことがあるんだけど〜」
と猫みたいな甘え声で話す。
唯一の親友の頼みだ。しょうがない。
「いいよ。」
「ありがとう!昴くん♡」
なんか嫌な予感が、、、、。
と思っていると、目的地についてしまった。
「屋上だよ。」
と寸也斗。
「昴は。車に轢かれても、生きてたんだから、屋上から落ちても生きられるよね!」
「嫌無理無理!」
といって逃げる。
「つまんないの。」
と言い屋上に行ってしまった。
寸也斗は何をするんだろう。
と思い好奇心で行ってしまった。
扉絵を開けると寸也斗がいた。
「昴ならくると思ってたよ!じゃあ落ちてくれるよね!」
俺は行くんじゃなかったと後悔した。

第三十七話

そして俺は寸也斗に突き落とされた。
「おいっ!」
屋上から落ちるなんて俺、まだ試したこと無いぞ?
先のその案を実行されて悔しいまである。。。
じゃなくてっ!俺ちょっとだけど高所恐怖症なんだって!
「わー。」
悲鳴を上げようとしても力のないわー。だけしか出ないし。
というか、下に人いたらその人も大丈夫なのかな?
というか落ちる速度遅くね?

””ドスッ””

鈍い音がした。
あっ、地面に着いたんだ。
俺は意識が遠のいていくことに気付いた。
「流石に、▲▲k────────────────」

「起きろ!鳳凰!」
ハッ。俺は目を覚ます。先生が前に居た。
「生きてるのが奇跡なんだからな、お前は!」
まぁね、主人公なんで★助かりましt((殴殴殴殴
いてて、病人なんだから優しくしてくれ。頬っぺた真っ赤だぞ。先生は
「まぁ、元気ならよかった。枕元にリンゴを置いといたからお腹がすいたら食べてくれ。」
と言って病室から出ていった。俺は焦って枕元を見る。
「食べ物を枕元に置くなよ。。。」
と俺は呆れた声を出した。すると、先生が出て行ったのを見計らったように
「大丈夫~?」
と呑気に、病室の扉が開けられた。
「お前が落としたんだろ!」
と俺は言う。寸也斗は
「なんのことかな~?」
とすっとぼけた。コイツ、怖い。サイコパス。

~昴の回想~
””テーテーテテーテンテテテテテンテンテンーテン(お祝いの曲)
「寸也斗様、この度はサイコパス認定証を授けます。」
そして、台に乗った寸也斗は表彰を受け取り、観客に見せる。観客は止まない拍手を送った。
「お父さん、お母さん、昴、見てる~!?」
なんで俺も入ってるんだよ!

ハッ。空想してたわ。でもホントに、こういう場面ありそう。
「俺は今サイコパス1級だけど?」
うわっ!空想じゃなかったのかい!
じゃあこれ、昔の記憶・・・・・・?
確かに、昔の寸也斗の面影があったような気がする。

第三十八話

「あ。ちょっと待って!飲み物買ってくるわ」
と寸也斗。
自由人なところも変わっていない。
「了解」
といっておいた。
すると、ガラガラとドアを開ける音がすぐした。
寸也斗が早く帰ってきたのかな?と思ったが早すぎる。
「きたわよ〜」
と言った私さん。
「大丈夫?」
と桃李さん。
「大丈夫です!」
と俺はいう。
「ただいま〜
 あれ?お姉ちゃん達きてたんだ。」
「何よ。きて悪い?」
「そんなわけないけど。」
と二人は言っている。
ガラガラとまた音がした。
「こんにちワ。ユマ・ヌイでス。」
とユマ・ヌイさん。
「あ。ユマちゃん。」
と寸也斗。
ユマ・ヌイさんって誰?

第三十九話

「ユマ・ヌイ?挨拶して。」
そう言って寸也斗はユマ・ヌイを紹介した。水色とピンクの髪に、猫耳がついていて(人間なのかな?)、

これと、これが混ざった感じ。ユマ・ヌイは声を出した。
「私の名前はユマ・ヌイです!」
元気いっぱいだった。
「小五です!」
おぉ、じゃあ年下だぁ。
「いえ、あなた達とは時間枠が違うので。」
ん?どういうこと?
「あぁ、お気にせず。こっちの世界の話なので。」
コイツ、ホントになんなんだ?

第四十話

「私は時空の神。とでも言っときます。」
とユマ・ヌイさん(以後ユマさん)
「時空の神?」
「そうです!この世界線だって。私が動かしています。」

「かなりの自己中にしか聞こえないけど。」
と寸也斗。
「神なのは変わりないです。」
とユマさん。
「じゃあどんな世界線があるの」
と言葉や顔には出していないが目がめっちゃキラキラしている、桃李さんが言った。
「たとえば、昴さんと寸也斗さんが不仲な世界や、マイラさんと昴さんが付き合っている世界や昴さんが不良な世界や昴さんがめっちゃ陽キャな世界などいろいろあります。」
全部嫌だ、、、、。
「じゃあさ!じゃあさ!ここにいる人を若返らしたりすることもできるんだよね!」
と私さん。めっちゃ興奮してる。
「一様できますけど。」
「ウソ!私中学生に戻りたーい!」
めっちゃノリノリじゃん。
「じゃあみなさんを時のツアーに案内します。」
「若返ったりできますよ。」
とユマさんは続けて行った。
時のツアーって何?

第四十一話

時のツアーって何?
「時のツアーへ、レッツゴ~!」
そして、俺は光に包まれた。


俺は言う。
「皆、幼稚園児だぁ!」
皆水色のスモックを着ている。寸也斗は
「昴、脳も幼稚園児になってる~。」
と言って笑った。
「寸也斗だ~。可愛いぃぃぃぃぃ」
私さんはそう言った。私さんも幼稚園児だった。幼稚園児が弟に熱を上げる。。。なかなかカオスな光景だな。
俺は桃李さんを見る。桃李さん、めっちゃふくれっ面になってる。嫉妬かな?桃李さんは私さんの目を塞ごうとした。でも、桃李さんは私さんより背が低く、塞げなかった。桃李さんは
「なんでわーちゃんの背の方が高いの?」
と聞いた。桃李さん、今は背が高いけど、幼稚園の頃は小さかったんだ。
「え?言うて私、背は低い方なんだけどね?」
そう言って私さんはくるんと回った。マイラさんが
「アイエイアイ。マタツクテカリアマナ」
といった。え?どういうこと?私さんが助け舟を出す。
「幼稚園の頃のマイラは、宇宙と交信していたのよ。」
いや、えぇ!嘘だろ?マジか。
「そういえば、星乃もそうだったわよね。。。」
悲しそうに過去を思い出す私さん。俺は思い出す。星乃の幼稚園の頃を。


「ねぇねぇお兄ちゃん!雪が降ってるよ!」
と星乃は無邪気に言った。俺は
「ホントだな」
と言って外に星乃を連れ出した。そして星乃と俺は雪合戦をしたり、雪かきをしたり、雪だるまを作ったりした。
「見て!人参貰って来たの!」
そう言って星乃は腐った人参を雪だるまに刺す。
「かんせ~い!」
完成した雪だるまをマジマジと見つめる。
「可愛いのが出来たね、おに~ちゃん!」
星乃は言った。俺は
「あぁ。」
と満足げに雪だるまを見つめた。
「よし決めた、星乃、俺、コイツと旅に出る!」
「お兄ちゃん、雪だるまはポケ〇ンとは違うから溶けちゃうよ?」
星乃は俺を心配そうに見た。

サイコパス寸也斗に雪だるまは悲惨な状態にされるのだが。

第四十二話

「時のツアーはこれで終わりです。」
とユマさん。
「早くね!」
とがっかりする人三名
「よかった。」
と安心する人一名
みんな個性強いな(貴方もです。)
「あ。他の神様も呼びますね。」
「え?病室ギチギチになるからやめて。」
「いいですよね(圧」
と圧をかけられみんな賛成。
「皆さーん。お許しができたので、来てくださーい。」
「「「「了解〜」」」」
声が重なる。かっこが四つあるから、四人いんのか(メタ
「星の神!ホノ・スタです!」
「風の神、オト・ナシです。よろしくお願いいたします。」
「水の神、アクア・スイダーだよん!」
「ほのぅのかみ、ヨゥ・コドです。」
「みんな神なの?」
と桃李さん。
「そうですよ。みんな神です。」
とユマさん。
「なんで俺たちの前に現れたの?」
と寸也斗。それ俺も気になった!
「実は!神様の県が危ないんです!」
「神様の県って何処?」
「鳥取県です!」
え、、、、。北海道から鳥取県に行くの?
今調べたら24時間34分するんだが(マジで調べました!)
「へ〜。行くなら昴の奢りね〜」
「は?」
「いいじゃない!私たちもいきましょ!」
「わーちゃんが行くなら俺も行く。」
「お前ら金持ちだから自分で払えよ!俺んち舐めるんじゃねーぞ!貧乏だからな!」
「まぁ昴ならチョチョイのちょいと!」
と寸也斗。
こいつには一回痛みを解らせなければ。
っていうか俺の金何処行くん?

第四十三話

「ていうかお前ら神様だろ!なんか魔術とか使えないのか⁉」
神四天王達が淡々という。
「「「「え、、、無理だけど?」」」」
「この無能な神共め!お賽銭だけ貰って願いは叶えないのかよ!そうだ、ユマ・ヌイはどうなんだ!」
そう俺が言った後、ユマ・ヌイがゆっくりと手を上げて言った。
「えぇ、出来るかな?試したこと無いから、わかんな~い。」
俺は
「じゃあ試して!」
と縋りつく、、、訴えるような目になって言った。どうしてもお金を払いたくない。あの突然殴ってくる主達にお金が回るなんて嫌だ!
ユマ・ヌイは言う。
「でも、結構MP使うことになるからなぁ。。。一日魔術が使えないとかありえないし~。」
なんなんだこの我儘娘は。俺が口を開こうとすると、ホシ・スタが言った。
「出来ないでやんの~」
あれ?煽ってる?煽ってるのかな?もしかして不仲?でもこの前の『神様戦隊!神レンジャー!!!!!』の動画では「私達、めっちゃ仲良くて、喧嘩も煽りも一回もしたことありませ~ん!」って言ってなかった?
「は?出来るしっ!やれば出来るし~?出来ないって決まっているアンタよりはマシです~」
不仲だ。ビジネス仲良しだったんだ。。。前々からこの二人、不仲説出てたしなぁ。。。でもショックだよ、リスナ~を騙していたなんて。俺は言った。
「出来るならやってくれよ!」
やってくれるなら、不仲ってこと、誰にも言わないから。ユマ・ヌイは呆れたように言った。
「出来る保証のあるものでいい?良いよね?」
圧をかけてるだけだろ、コレ。。。ま、お金を払わないで済むなら良いけど。
「じゃ、テレポート!」
は?テレポートできるなら最初から言えよ!そう、文句を言える立場でもなく。。。

着いた、鳥取県!
「出来たから、センターは私でいいよね?」
とユマ・ヌイ。

第四十四話

「は?いいわけないでしょ!」
と二人の喧嘩が始まった。
「でも、金払わなくなったしいっかぁ」
と一安心してると、
「テレポート!」
とユマさん。
「なんでテレポートしちまったんだよ!」
「主たちが〜昴に払わせたら、お菓子買ってあげるよ!って言ってたからだよ!」
この気分やがヨォ。
こちとら金がねぇんだぞ!
「昴〜大丈夫!俺がいるから!」
大丈夫!じゃねぇよ!こっちは金が減るんだぞ!
「ちょっと〜寸也斗くんが言ってるんだからいきなさいよ〜」
「そうよ!そうよ!」
とガチ恋マン(パッソコン)とブラコンマン(私さん)
「ムッ」
としている桃李さん。
桃李さんって嫉妬しやすいんだな。
「はいはい。いきますよ。」
頼む!やっぱいいやってなってくれ!
「ありがとう!昴!」
「やっぱうちの弟の友達だけあるわ〜」
「そうよね!そうよね!」
「いける。」
と行く気満々の人たち。
また、高級ホテルとかにすんなよ。
「高級ホテルでいっか!きめんのめんどいし。」
と私さん。
オワタ☆

第四十五話

オワタ☆というか何で決めるのがめんどかったら高級ホテルになるんだ?
速く終わらせて日帰りで帰ろ。。。
俺が疲れた表情をしていると、寸也斗が
「どうしたの?疲れた?もう寝る?高級ホテル、今からチェックインする?」
と聞く。
「お言葉に甘え────────────────」
ダメだ、自分で高級ホテルに誘導したら。
「あの~、寸也斗。そのことなんだけどさぁ、、、」
俺はテキトーにじいちゃんちの宿屋の事を話した。
「えぇ?あんなボロ宿屋に泊まるの?高級の方が元気出るって~」
いや、それが元凶だから!
「俺さ、高級ホテルアレルギーなんだよね」
淡々と嘘を吐いた俺。
「じゃあなんで前は、行けてたの?」
と寸也斗は聞いた。俺は
「え、それは・・・・・・。う~ん」
と言い訳を考える。速くしないとバレる。でも、焦れば焦るほど考えれなくなる。
「そうだっ!俺、あの時にアレルギーになって」
かなり苦しい言い訳。そうだって言ってる時点で諦めてるのが丸見え。そもそも高級ホテルアレルギーってなんだよ。
「あぁ、そうだったのか。なら、じいちゃんの宿屋に俺が連れて行く。姉さんたちは、、、まぁ、頑張れ」
寸也斗は最後の方苦笑していた。なんでだ?

第四十六話

〜その頃の私さん達〜
俺は桃李。
「みつるの家に着いたわね!」
ぴんぼーん
と音をわーちゃんが鳴らす。
「何?」
とみつる?だっけ?がいう。
「貴方を倒しに来たわよ!」
「はぁ!何で!?」
「言葉でよ!」
「言葉で倒せるわけないじゃない!」
と言い争う二人。正直言って、みつる?だっけ?うるさい。
「話してるところ悪いんだけどさ。お前の行動、監視カメラで見てたらさ〜めっちゃ自己中。自分が得することしかやらない。やりたくないことは他人に任せて自分はやりたいことだけやる。頼まれた時他人が動くまで動かないし動こうともしない。自分の言うことが全て正しいみたいに言って。気に入らないと全て人のせいにする。ありえない。」
と言うとわーちゃんが
「桃李天才!ありがとう!」
と言ってくれた。
嬉しい。
「はぁ?監視カメラで見るなんて犯罪じゃない!」
とみつる。
「で、あんたは何が言いたいのよ!」
「二つあって〜一つ目は」


「自分のことしか考えられないお馬鹿さんってことと。あと」

「立場には気をつけなってことだから。」
「じゃあね。」
これくらい言ったらわーちゃんも満足だろう。
最初から興味がなかったことだったし。

第四十七話

「わーい、とりあえずわーい!」
と星乃は楽しそうな遊具を前にはしゃいだ。
「あっ、過去編でーす」
と言うユマ•ヌイの声がするが、気のせいとして。。。
今は、楽しい楽しい旅行の最後の場所、公園。星乃は滑り台に乗ると、
「お兄ちゃん!一緒に滑ろ!」
といった。えぇ、、、星乃は小学三年生だとしても、俺は今年で中学生だしな。。。そんなにはしゃげる年じゃ、、、無いんだよなぁ。でも、大事な妹の願いだ、断るわけにもいかない。
俺は滑り台に上り、滑ろうとした。でも星乃は、俺が滑る前に滑ってしまった。そしてからかうように笑って、
「鬼さんこちら^^」
といった。俺は競争心に火がつけられた。そしてすぐに滑り台を滑ると、星乃を追いかけた。俺は走った。
車道に飛び出てしまった。そのまま戻ったらよかった。けど、思うように足にブレーキが出来ない。
運悪くその時、車がクラクションを鳴らしながらやって来た。俺は思わず車の方を見る。なんでこんなところでブレーキが踏めるようになったんだ。俺の体は恐怖で動かなかった。点灯する車の目みたいなところ。俺が最後に見る景色は、こんなものなのか。。。そう思ってゆっくり目をつむったその時。
「お兄ちゃんっ、危ない!」
俺に気付いた星乃が車道側へとやってくる。
「来るなっ!俺は大丈夫だ!」
最後ぐらい、カッコつけさせてくれよ。妹を守った、カッコイイお兄ちゃんって言う称号をくれよ。星乃は俺の事を車の前から押し出し、自分も公園に戻った。俺達は、無事轢かれずに済んだのだった。
公園に戻ると、星乃が
「人に自分の生きた証を押し付けるなっ!自分で作れ!私は背負えるほど、強くないんだから!」
と珍しく、荒い口調で言った。でも、そうだよな、、、俺はシュンとした。
「まぁ、助けられてよかった」
と星乃。

___今思えば、アレが一度目の神様からの忠告だったのかもしれない。

第四十八話

「お兄ちゃん!今日も寸也斗くん達休んでるけど、一緒に遊ぼ!」
と星乃が言った。
「そうだな。」
と返す。
〜公園についたよ!〜
遊び終わった頃だった(早いとか言うなよ早いとか。)
「早く行くよ!」
と焦っていた星乃。
そのまま星乃は赤信号で渡ってしまった。
「星乃!危ない!」
と俺は言って焦ったが星乃は気づかないで、渡ってしまった。
そしてキキーという音とドンッという、鈍い音がした。
「星乃!」
と叫んで、俺は救急車を呼んだが、来るのに30分かかると言われてしまって、結局星乃は助からなかった。

第四十九話

俺は寸也斗に連れられ、じいちゃんの宿屋に行った。ついてきたのは初期メン(昴、寸也斗、パッソコン)だけ。
「昴のじいちゃ~ん!」
そう言って寸也斗はじいちゃんの宿屋に入っていった。じいちゃんは倒れていた。
「っ⁉」
俺は思わず息を呑む。
「救急車!救急車を────────────────」
あの時の記憶がフラッシュバックする。ダメだ、救急車は宛てにならない。俺はじいちゃんをおぶった。寸也斗は
「そっか。。。星乃ちゃん、そうだもんね。。。」
と一人納得した。俺は早口で
「近くの病院はどこ?何分くらい?」
と尋ねた。寸也斗は
「大体8分くらい歩くけど、大丈夫そ?」
と俺のやることを理解していった。俺は
「大丈夫だ!」
と言ってじいちゃんをおぶって走っていった。寸也斗はチョコチョコとついてくる。

病院が見えたその時だった。青信号が、赤信号になったのだ。
「急がないと!」
俺はいそいそと渡ろうとした。寸也斗が
「辞めろ!」
といった。・・・・・・そうだ、星乃の時もそうだった。おれは必死で自分の足にブレーキを掛けた。
そして、青信号になった途端、走り出した。でも、途中で足をくじいてしまった。
「いっ⁈」
最初、何が起きたのかわからなかった。理解が追い付かなかった。寸也斗が
「俺がじいさん背負うから、のんびり歩いてこい!」
と言った。俺はじいちゃんを寸也斗にパスする。
「後は、頼む!」
俺は祈った後、痛い足を必死に動かしながら病院へ向かった。

俺が病院に入ったころには、じいちゃんは手術室に居た。俺は寸也斗に言われて、くじいた足をドーピングしてもらった。
そして、じいちゃんの手術室の前で座っていると、治療中のランプの点灯が消えた。終わったのだ、手術が。おれは願った。とにかく願った。
「じいちゃん、生きて!」
人の死を一度味わったから。人の脆さを知っている。人の死を間近で見たから。命の大切さを知っている。

第五十話

お医者さんが来た。
「おじいさんは、元気になりました。ですが、心臓が一回とまってしまい、倒れました。なので一週間入院です。」
とお医者さん。
「よかったぁ」
と俺は一安心する。
でも心臓止まってたって言ってたから相当だったんだな。と思う。おじいちゃんも今年で111歳になる。今まで生きていたことが不思議なくらいだ。
「昴。宿どうするの?」
と寸也斗。
俺は重大なことを忘れていた。
とりあえず、俺たちで回すか。
「俺たちでやろう!」
これで小遣いにもなるしな!ざっと千円くらい稼げる!(最低〜by寸也斗)
「わかったよ。昴はおじいちゃんっ子ってことだね!」
「そうだけども。って何言わせてんだよ!」
「昴から言ったんじゃん!」
「そうだけども。」
「あの〜静かにしてくれませんかね?」
とお医者さん。
ここが病院ということを忘れていた。
「うちの馬鹿がすみません。」
と寸也斗。
お前も悪いんだからな!
「とりあえず、病院出るよ!」
と寸也斗。
「はいはい。」
といって病院を出た。もう少し病院にいればよかったと後悔するのはまた別の話。

第五十一話

さぁ、宿を切り盛りするぞ!当番表はこんな感じ。

朝 5時 洗濯(昴)
朝 7時 ご飯を作る(昴)
朝 7時 布団を上げる(寸也斗)
朝 9時 受付(寸也斗)
朝 11時 お昼ご飯を作り始める(昴)
昼 12時 お昼ご飯をお客さんに渡す(寸也斗)
夕方 13時 受付(寸也斗)
夕方 16時 夜ご飯の用意(昴)
夕方 17時 夜ご飯を渡す(寸也斗)
夜 19時 布団を引く(昴)
夜 20時 受付(寸也斗)
夜 21時 宿を閉める(寸也斗)

とりあえずはこんなもんだ。俺は朝型で、寸也斗は夜型だから意外と早く当番は決まった。
料理を寸也斗にやらせると、何を入れるかわからないから俺がご飯を全部用意する。
受付はイケメンの方が儲かるだろうと、そういう魂胆だ。
あぁ、自分で言ってて虚しい。。。
さぁ、明日から頑張るぞ!

~次の日~

””チャリンチャリン””

宿の入り口に置いてあるまねきねこの腕が動く。
誰か来たんだな。朝から早いな。。。そう思って俺は営業スマイルを顔に貼り付け、
「いらっしゃいませ~」
といった。すると、お客さん、、、
「私さんっ⁉」
何と、そこに仁王立ちしていたのは私さん、桃李さん、マイラだった。俺は
「どうしました?」
と聞く。マイラが代表して答えた。
「手伝いに来たの~。」
えぇ。ぶっちゃけ言うけど、他人だよ?マイラが一番他人だよ?
「え?昔お世話になったおじいちゃんに、恩返しがしたいって思うのは普通でしょ?」
ん?マイラとじいちゃんって、接点あったんだ。そう言えば、懐かしいなあ。


「ねぇねぇおじいちゃん。」
楽しそうにじいちゃんの背中に乗って甘えた。
「どうした、星乃?」
じいちゃんは優しくそう言った。
「お年玉ちょうだい!」
と星乃。星乃はおねだり上手だった。演技だって知っていても、引っかかってしまう。
「良いよ~、11111110円でいい?」
そうだ!!じいちゃんってお金持ちなんだった。。。

第五十二話

私さん達がきたため当番を決めなをすことになった。

さっきはこんな感じだったから、

朝 5時 洗濯 (私)
朝 7時 ご飯を作る (マイラ)
朝 7時 布団を上げる (桃李)
朝 9時 受付 (寸也斗)
朝 11時 お昼ご飯を作り始める (マイラ)
昼 12時 お昼ご飯をお客さんに渡す (昴)
夕方 13時 受付 (桃李)
夕方 16時 夜ご飯の用意 (マイラ)
夕方 17時 夜ご飯を渡す (昴)
夜 19時 布団を引く (寸也斗)
夜 20時 受付 (私)
夜 21時 宿を閉める (昴)

こんな感じになった。
受付はイケメンと美少女こうせいd((
「俺の仕事は楽なので」
「クズだ」
「クソだ」
「アホだ」
と文句を言われる。悪口も入っていたような気がするが。
まぁこれでみんな楽になるだろう。

第五十三話

俺は言った。
「なんで?」
朝 七時。桃李さんが布団を上げていた時に、足をくじいてしまい、俺が代わりに13時の受付をすることになったのだ。
だが、、、
「ホントになんで?」
寸也斗が受付の時は、大量に女性のお客さんが目をハートマークにしてドドドッと宿に予約をしていたのだが、俺が受付に入った途端、誰も来なくなったのだ。
やっぱりイケメンと美女がやらないとダメなのか、、、せっかく、じいちゃんの宿の売り上げを上げて、手伝う事が出来たと思ったのにな。
・・・・・・そうだっ!寸也斗に変わってもらえばいいんだ!
寸也斗が俺の所へ来ると、俺は即座に言った。
「寸也斗、お願いだっ!俺と、当番を代わってくれ!」
代わりに、俺が布団を引くからさ~。そう言った。寸也斗は
「良いけど。その代わり、布団引きはやってね?」
といった。俺は喜んでその場を後にした。
あれ?俺の仕事多くね?そう、自分の作業室で当番表を見て思った。

第五十四話

その後の寸也斗の様子。
「いらっしゃいませ〜」
と言いながら、
脳内では、
早く終われ。客キモッ
などと思っていた。
あと受付クソだるいし。姉さんに代わってもらった方がいいのではないのかと、思ってしまう。
あ。馬鹿に代わってもらお!
「馬鹿〜受付変われ!」
「しょうがないわね!」
と言いながらマイラはルンルンで言った。
全然しょうがないわね。じゃない。


その後のマイラの様子。
「いらっしゃいませ!」
あぁ。何この係。馬鹿楽しい!
なんで阿保が譲ってきたのかわからないくらい楽しい。
あいつのことだから変なこと考えてるんでしょ!
あ。そろそろ夕飯つくんなきゃ。
わーちゃんに代わってもらお!
「わーちゃん!そろそろ夕飯作るから代わって!」
「いいけど?」
「じゃあよろしく!」


その後の私の様子。
「いらっしゃいませ〜」
と言いながら、
客全員おっさんじゃん。キモッ
などと思っていた。
早く桃李に会いたい。
心配だし。
可愛いし、かっこいいし、身長私より高いとか神だし、、、、
「ブツブツブツ」
「何あの子!ミステリアスでちょー可愛い!」
などと言われ、客がもっと入った。

第五十五話

俺がいそいそと晩御飯の準備をしている。
何故なら、客が多すぎて(なんと90人!それだけの数が入るこの旅館もだけど、美男美女パワーってすげ~!)、マイラ一人だと晩御飯を作り切れないからだ。
その代わり、マイラには俺の晩御飯配りを手伝ってもらう約束だ。
「え、今16時か。そろそろ温泉も沸かさないと。」
俺は温泉の水を出し始めた。
男女ともに、だ。そして呼び掛ける。
「温泉が湧きました、入る人はどうぞ~!」
そう言ったら、ゾロゾロとおっさん達が温泉へ向かい始めた。
そして俺は厨房に戻ると、フライパンを取った。
料理が終わった。疲れた~。と思って部屋に戻る途中、黄色い叫びとともに人だかりができているのが見えた。ヤケに女性が多いな。。。そう思いながら俺は好奇心で人だかりの真ん中を見た。
「寸也斗っ⁈」
なんと、真ん中に居たのは寸也斗だった。人嫌いの寸也斗が、なんでだ?
「え~、一緒に写真撮影は300円で~す!」
あっ、小遣い稼ぎしてる。。。イケメンって得だよな。俺が撃沈すると、女性達が俺に言った。
「そこ邪魔よ、アンタ、早く退きなさい!」
うぅ、悲しすぎる、、、
「何ボーッと突っ立ってんのよ、アンタさぁ、対してカッコいいわけじゃないのにでしゃばらないで!」
うぅ、、、
「こっちくんなよ、二度と話しかけんな」
もう辞めて!昴のライフはもうゼロよ!俺は逃げるようにそそくさと人だかりを後にした。

第五十六話

半殺し状態になってしまったのが原因なのか知らないが(知りたくもない)俺は気絶して病院にいた。
「あ!昴起きた?」
と寸也斗。
「大丈夫?」
と心配される。
半分お前にせいだよ!と思いながら
「だいじょうぶ。」
と答えた。
「もう!心配かけないでちょうだい!」
「寸也斗の友達が無事でよかった(小声)」
と私さん。
ツンデレ、、、、?
「昴くん?大丈夫?」
「大丈夫です。」
と桃李さんに返す。
絶対俺の名前忘れてるだろ。
「さぁさぁ!昴も無事だったことだし!退院してもいいっしょ!」
と軽くマイラがいう。
そう言う問題じゃないんじゃないか、、、、?
「大丈夫か!」
と寸也斗。
「あ。ナースコール押さなきゃ。」
と桃李さん。
桃李さんがしっかりしててよかったよ!
「ちょっと!なんで、鳥取に来ないのよ!」
と誰かの声がする。
まさか!ユマ・ヌイさん!?

第五十七話

「ちょっと!なんで、鳥取に来ないのよ!」
そう言って病室に入って来たのは、生気を失ったようなじいちゃんだった。
「じいちゃんっ⁉」
俺は驚いて声を上げる。なんで、じいちゃんがユマ・ヌイみたいな声を・・・・・・?
「あぁ、コイツ、お前のじいさんか。」
じいちゃんは、、、いや、コイツ。じいちゃんじゃない。何かが、憑いてるのかもしれない。
俺は手を十字架にして
「悪霊退散!」
と叫んだ。悪霊は
「誰が悪霊じゃ!うちはれっきとした神や!」
といった。
「じゃあ誰だよ。」
普通に気になるんだが。悪霊(仮)は
「うちはユマ・ヌイやて言うてるやろうが!」
といった。
「えぇ、じゃあなんでじいちゃんの恰好してるの?」
と俺は疑問に思ったことを言う。悪霊(仮)・・・・・・じゃなくて、ユマ・ヌイが言う。
「えぇとはなんじゃ!えぇとは!」
誤魔化すなよ。俺は冷たい視線を向ける。
「あぁもう!説明するには時間がかかるの!今じゃなくてよかろう!」
とユマ・ヌイ。俺はイライラとしながら言った。
「さっきから何様気取りだよ!」
八つ当たりに近いんじゃね?でも、そういう態度だったから仕方ない。
「あぁっ?うちは神様じゃ!」
そう言えばコイツ、神だったな、、、性格は紙だけど。
「えぇ、、、」
すかさず言った。とある神様は言う。
「ああもうっ!性格悪すぎだろ、お前!」
俺は煽るようにベ~っとベロを出していった。
「問答無用で人を殴るやつに言われたくありませ~ん!」
神様は
「それはお前が悪いんだろ!」
といった。ていうか神はお前呼ばわりしないだろ、普通。
いつからこの神様と仲悪くなったんだろ~、よく殴り合いするようになったからかな?
「あの、、、」
遠慮がちに桃李さんが手を上げる。俺はむしゃくしゃしながら
「何?」
といった。桃李さんは
「後ろ、、、」
といった。なんだよ、ちゃんと喋れよ!
「あっ、」
後ろには、看護師が立っていた。とても気まずそうだ。

第五十八話

そして、俺はなんやかんやで退院した。
そういえば、じいちゃんの宿を回してたから一ヶ月くらい学校行ってねぇ〜
「寸也斗!学校明日から行くぞ!」
「わかったぁ」
なんか寝起きだからかすっごいふわふわしてるな。

~次の日〜学校にて〜
「ひさしぶり〜」
と寸也斗がチヤホヤされているが、寸也斗は
すーすーすー
とぐっすり寝ている。
学校に来た意味なくね?
「ホームルーム始めるぞー」
という先生の声を聞いてみんな座った。


ホームルーム終わり
俺たちは先生に怒られている。
「なぜ一ヶ月来なかった?!」
「実はじいちゃんが倒れちゃって寸也斗にも宿を回すの手伝ってもらってて」
「ならしょうがない」
「次から連絡を入れるんだぞ」
という先生の言葉に安心する。

1時間目
今はテスト中
一ヶ月間習ってなかったから、知らねえよ!
なんでだよ!
先生の鬼畜!!!
先生の鬼!!!

テスト返却
「100点じゃない人は、、、」
と先生がもったいぶる。
ぴねええええええええ
「一人だ」
は?寸也斗は?
俺は空白で出したけど。
寸也斗は?
は?
え?
は?
あの寝ているだけの人が?
は?
へ?
意味わかんないですね〜ちょっと。

第五十九話

「昴、何やってんだよ」
と寸也斗が俺の肩に手を掛けた。
「辞めてくれ、同情なんてするな、、、」
寸也斗、頼むからお前も100点から落第してくれ。。。
「奥の手を使わないといけないじゃねえか」
何をするつもりだ!
「え、裏口進級」
え、裏口進級?ナニソレ怖~。どういうこと?裏口入学みたいな感じ?
「あ、聞いてなかったのか。このテスト、100点取らないと留年するぞ」
・・・・・・ハイ~⁉
え、
う、
ん?
なんて?留・・・・・・年?
聞き間違いだよな、うん。きっとそうだ。
「だから、裏口進級の為の資金を作っといた方が良いぞ~」
・・・・・・あぁ、裏口進級って、裏口入学と一緒みたいなもんじゃん。ていうか、うち、ビンボーなんですけどぉ~⁉
「えぇ、彼女にでも縋ってくれば?」
彼女?
「お前、マイラの彼氏なんだろ?」
は?え?何?どんな勘違い?え?あ?ん?てか今日ハテナ多いな(メタ発言辞めろ)
「あぁ、婚約者だったか」
・・・・・・確かにそういう回あったけど!(回言うな、回って!)
あ、、、確かにそうだ、見ず知らずの俺なんかに資金をくれるかは謎だけど、聞いてみるだけ聞くか~。

~マイラの家~
俺はマイラの部屋に入れてもらった。マイラに頭を下げると、マイラは言った。
「良いよ~。でも、将来的にうちに婿入りするって、誓ってくれる?」
・・・・・・婿、入り・・・・・・?
「結婚してくれる?」
えぇ、将来の事は、、、
「あっ、でもいいや。これ、ど~ぞ!」
マイラは俺の前にドサッと紙の束を置いた。
「これは、、、」
あっ、これ聞いたことある、契約書?って奴だ。
「契約書だよ、よく目を通して見てね☆」
なんか、これはよく読まないとコワいことになりそう。
俺がジッと契約書に目を通していると、気になる単語が出て来た。
「これさ、結婚を頂戴ってあるけどどういう事?」
「結婚じゃなくて血痕だ。血痕を垂らして、永遠の誓いをするんだよ」

第六十話

血!?怖!
俺死ぬん?
いや、無理無理!
血なんて無理すぎる!
「いやああああああああああ」
といって俺は全力疾走した。


数日後


「文化祭で何をするかを決めようと思います!」
と、会長。
そして、諸々あってこんな意見が出てこうなった。

男女逆転メイド・執事喫茶 正正正
お化け屋敷 正
演劇 一
展示 

なんで展示したい!って言ったやつも違うのに上げてんだよ!
ということで、男女逆転メイド・執事喫茶に決まった。
「じゃあ、メイド誰にしますかぁ〜」
と言っている会長。
「はい!昴くんがいいと思います!」
「「「クスクスクス(小声)」」」
と笑われる。死ねええええええ!
「寸也斗くんのメイド姿見てみたい!」
「いいじゃん!」
お前はどう思っているんだ!?
と思い寸也斗の方を見ると、寝ていた。
お前は私さんが来た時に後悔するんだな!
ついでに桃李くんも。
なんかすごい集団んできそう。そしてから変われる最悪。
「他に誰がいいと思いますか〜?」
「はい!俺やってみたい!」
と言ったのはてきじゅうに一回も登場したことのない(めた)、雌鬌 辴鬌濰(めだ ちたい)だった______

第六十一話

辴鬌濰って厳つい名前してるくせに、実物はめっちゃ気の弱いヒョロヒョロの男子なんだよな、、、というか男子な感じがしない。
そんなに手を上げて発言しているイメージ無いのに、珍しく手を上げていた。まさか、、、変態⁉辴鬌濰って男子だし!
そう考え事をしていると、ガラガラと教室に入って来た影があった。
「すいませ~ん!遅れました~☆」
その子は笑顔でピースをした。
「おい、遅刻だぞ~。全く、転校初日から遅刻するってのはどうなんだ?」
転校生?どうりで見たことないと思った。
「あ、初めまして~」
そう言って転校生は黒板に文字を書いた。
「えっと、ゆめぴりかと書いて、お米と読みま~す。米ちゃん、ベイちゃんって呼んでね~」
は?キラキラネームって奴か?それにしても、もっとマシな名前があっただろ!
「え、メイド喫茶する感じ?うち、執事やりたい!」
とお米。
「あぁ、じゃあ私も!」
「あたしも!」
「私も~!」
そして、執事役は隷下(れいか)、乃彩(のあ)、梨佐(りさ)、その他陽キャに決まった。
ちなみに、メイド役は俺、寸也斗、辴鬌濰、その他ネタ枠男子に決まった。
え?他の人?大道具係とか、小道具係とかになった。

「昴君、もっと声を大きく!」
えぇ、、、スパルタ隷下の指導の元で、俺は演技をしていた。
「お帰りなさいませ、ご主人様☆」
うぅ、何度やっても恥ずかしいよ~。隷下は
「違うっ!そこは星じゃなくてハートなの!」
と絵文字の方に関心があるようだ。
「うぅ、お帰りなさいませ、ご主人様❤」
はっず!寸也斗はどうなってるんだ?
「ス~ス~」
って寝てる~!隷下、なんで怒らないの?

第六十二話

「寸也斗くん!やって!」
と隷下。
「えっと?これはどう言う状況だ?」
寸也斗、ざまぁ。
「昴は、変態ってことで良さそうだね。」
「俺は、変態じゃねぇよ!」
「え!じゃあなんでメイド服?」
「文化祭だよ!」
と言うと寸也斗は黒板を見た。
「男女逆転メイド・執事喫茶。へ〜」
「お前もやるんだよ!」
「わかったよ。」
渋々言う寸也斗。ざまぁ。
「じゃあ行くわよ!」
「料理を運ぶところを想定してね!」
「はーい」
「主人様。オムライスです。萌え萌えきゅん。」
と俺が言うと、
「感情を入れて!」
と怒られてしまった。
「次!寸也斗くん!」
「ご主人様!包丁です!ゆっくり食べてくださいね♡」
「包丁を客に食べさせられないでしょ!」
「包丁ってずっと食べられると思ってた!」
と寸也斗。
「なんで!?」
と俺が聞くと、
「お姉ちゃんに前食べて!って言ったら血を垂らしながら喜んで食べてたよ!」
食べてたよ!じゃねぇよ!なんでじゃあ私さん生きてるんだよ!


その頃。
「ハックシュン!」
「わーちゃん大丈夫?」
「誰かが私を噂してるのよ!」
「なんて?」
「私の生命力強いって!」
と言う会話が繰り広げられてた。


「さぁ!やるわよ!特に!野洲 三田井(やす みたい)くん!」
野洲 三田井ってやすみたいじゃん。
親どんな思考してんの?
俺もそんな名前じゃなくて良かった。
「あの子、噂によると、休みたすぎてズル休みしてるらしいよ☆」
と寸也斗。らしいよ☆じゃねえよ!寸也斗たまにマイラに似ているところあるよな。
て言うか、名前の通りじゃん!
俺、ツッコミ役化してる?
ボケ担当がいいんだけどな〜
癖で。
「あ!ユマちゃんだ!」
と寸也斗。
「こんにちわ〜」
俺は寸也斗の方を見ると今度はちゃんとユマ・ヌイの姿だった。

第六十三話

「あの~、昴君いますか~?」
かわいこぶった声でユマ・ヌイが言った。俺はビクッと身体を震わせる。嫌な予感がしたのだ。そろりそろりと逃げようとするが、隷下が
「お客さんから逃げようとするな!」
と言って引き止めて来た。俺はビクビクしながらユマ・ヌイの所へ向かった。
ユマ・ヌイは俺の事を教室から引っ張り出すと、
「ねね、あの子怪しいと思わない?」
と言った。あの子?
「だ~か~ら、あの転校生!怪しそうじゃない?」
名前だけで疑うのは辞めといた方が良いよ、多分。
喧嘩しないでユマ・ヌイと会話したのって何時だっけ?そんくらい喧嘩してる。
「怪しくないだろ、どこをどう見たんだ?」
と俺は言った。ユマ・ヌイは
「え~、だってあの子、腕に大きな怪我があるんだよ、おかしいと思わない?しかも、上靴はめっちゃ新品なのにサイズはあんまりでかくない。なんか、事情があると思わん?」
と突然の関西弁を使った。そうか、ゆずまると恋無の合体したものだからゆずまるの関西弁が映されたんだな。
「え、なんなんだろ。。。」
考えられるのは、、、いじめ?
まさかっ、こんな平和な世界で・・・・・・。あっ、全然平和じゃなかったわ。俺めっちゃ殴られてた。
「それはアンタがメタ発言ばっかりだからでしょ!」
とユマ・ヌイ。あ、これきっと、ゆずまるの代弁をしたんだ。
「えぇ、」
と俺は不満げに言った。ユマ・ヌイはイライラしたように
「何、なんか不満あんの?」
といった。俺は
「え、だってこの物語さぁ、メタとネタで出来てるじゃん?」
上手い事かけたつもりだった。え、俺上手くね?調子に乗っていた時だった、ユマ・ヌイの右ストレートからの左アッパーが俺に炸裂した。

””ガゴン、バタッ‼””

俺は倒れた。受け身を取ったからあまり痛くはない。
「これでメイド役しなくて済むね☆」
サイコパスやんユマ・ヌイ。こんわ、今度から怒らせない様にしないと。。。

第六十四話

「昴。考えているところ悪いんだけどさ、、、。」
と寸也斗。
「米ちゃんのことのこと謎解きって考えたらどう?」
「謎解き?」
「そうそう。昴は謎ときだけ頭いいからね!」
あれ?俺バカにされてる?
「じゃあ寸也斗はどう思うんだよ。」
「俺?俺はね〜階段で転んだ!」
階段?確かに。階段だったら骨折する人とかもいるしな。
「それよりも!早く鳥取県に来なさいよ!」
とユマ。
「こっちは学校行かないと、留年なんだよ!」
と、俺は反対する。
「リュウネン?そんなの関係なくない?」
とユマ。
「関係あるよ!同じ学年をもう一回やるんだよ!」
とまた反対する。
「でも〜私には関係ないし〜昴がどうなってもいいし!」
自己中がよ!

第六十五話

寸也斗が言った。
「よしっ、喜朗(よしろう)と八一(はちいち)と洋八郎(ようはちろう)に任せよう!」
・・・・・・いや誰それ?
ホントに誰?
「俺の執事第・・・・・・1655号のグループだよ。」
・・・・・・いやマジで誰?てか執事いすぎだろ、そんなにいるのか、執事って。どっちかっていうとメイドの方が必要じゃね?執事一人だろ、普通はどう考えても。
まぁコイツ、桁違いのお金持ちだったもんな。。。
「というかっ!寸也斗、お前カンニングでもしたのか?」
最近忙しすぎて言えてなかったが、寸也斗、なんで100点取れたんだ?
「あぁ、俺?俺、幼稚園の時にオックスフォード大学出てるから。」
いやどこだよそれっ!てか初耳だわ、飛び級で幼稚園の時に大学出てるとか!天才かよ、、、あ、天才なのかもな。
「そういやお前の会社、一年で売り上げ一貫ぐらいあったもんな。」
正直一貫ってどんだけ多いのか、考えるだけで俺たち凡人は頭が痛くなるだろう。
「ちなみに一貫は、一文銭1000枚の重さでね。 一文銭には中央に正方形の穴が空いていて,そこに紐などを通してまとめられてたんだって。 1000枚をまとめたときの重さを1貫(紐で貫く,に由来)と呼ぶらしい。」
ヘー。ソウナンダー。よくわかったよー。
「それと、さ・・・・・・。」
言いにくそうに寸也斗。俺は首を傾げた。
「将来、何になるか決まってる?次の時間、将来の夢について作文を書くんだけど」
・・・・・・はぁぁぁぁ~⁉
「もしよければなんだけど、俺の秘書とかやるか?」
秘書だって⁈サイコパスの秘書か~、ちょっと怖いな~。
「給料は弾むよ。」
「やるっ!」
俺はすぐに噛みついた。両親に、楽をさせて上げれる。そんなの、やるしかないだろ!それに、今日は星乃のいなくなった日だ、思い出して泣かない様に、いい報告をしてあげよう。
「ちょっと!鳥取はどうなるのよ!私達の故郷!」

第六十六話

「兎に角!私の故郷、鳥取県に来なさい!テレポート!」
と、ユマさんが唱える。
俺の留年ううううううう。俺人生終わりました。
でも、主人公だから終わらんけどwwwwwwwwwww
そういえば、俺たちのメイド役やらなくていいんじゃね?うえええええええええええいふぃばあああああああああああ(これで文字稼ぎしてるわけないよ!昴の喜びを表してるんだよby恋無)
辴鬌懿(漢字あっとりますかい?by恋無)に自慢してやろ!うわははははぁぁぁ、、、、。あいつ自分から立候補した変態だった。てか!俺の一年返せえええええ!じゃあ寸也斗はどうなるんだ?
「俺?俺は昴が学校休んでた日とかに来てたから大丈夫!」
と寸也斗。
もうテレポート終わったのか。

第六十七話

ていうか、、、鳥取で、何をすればいいんだ?そもそもそれの目的を覚えてない。
「えぇ、決まってるじゃない!名付けて、
鳥取県にある神社を巡ろうツアー
よ!」
ネーミングセンス無さ過ぎ、、、どっちの遺伝なんだろう?ゆずまるは物にそのまんまの名前つけちゃうし、恋無はごっつい名前多いし。あ、ゆずまるか。うん、きっとゆずまるだ。
「え?それだけ?」
俺は聞いた。
「お賽銭もちゃんとするのよ?」
・・・・・・どうしよ、お金ない。。。金欠になる、、、作者は俺の金を無くして楽しいか!(はい、楽しいですw)
すると、スマートフォンのボタンをポチポチしていた寸也斗が言った。
「ねね、昴がお賽銭しないで済むように鳥取県の神社全部買ったよ!」
・・・・・・は?そうだ、コイツってよく忘れるけどお金持ちだった。
にしても、鳥取県の神社全部って、、、金持ち過ぎね?俺にもその金運分けてくれよ。
「えぇ、じゃあツアーの意味ないじゃないの。」
不満げにユマ・ヌイ。というか、ツアーって?ユマ・ヌイは
「知らないのっ⁉私、神様界では有名な神5に所属しているのよ。アレ?神6だっけ?忘れちゃった、テヘペロ★」
といった。・・・・・・コイツあほだ。絶対。ゆずまるのあほが遺伝してる。
「まぁ、そんな感じで鳥取ツアーするんだけど。」
鳥取ツアー?全国ツアーではなく?てかツアーって歌い手かよ。
「そのツアーの内容がお参りをファンと一緒にすることなの。」
へー、俺とは縁のない話だー。
「だから、その練習相手としてアンタを選んだってわけ。」
・・・・・・じゃあ、最初の鳥取の危機とかって?
「え、そうでもしないと昴が来てくれないかなーって思って。」
俺、本気で心配したんだが?どうしてくれるんだ!俺はユマ・ヌイに掴みかかろうとした。だが、スルリと避けられ、言われた。
「でもこの案を出したのは寸也斗だよ?」
・・・・・・寸也斗。お前なぁっ!

第六十八話

「そして〜今日は特別ゲストが来ています!」
とユマ。
「どうぞ!出てきてください!」
と言う合図とともに、ゲストが出てきた。
「こんにちは!山咲 奈衣乃(やまざき ないの)です!弟がいつもお世話になっています!」
とないのさん。
え?俺の知り合いに山咲っていたっけ?
しかも弟。
俺より年下!?(違いますby恋無)
「昴?どうする?パッソコン持ってくる?」
と寸也斗が言うと、
「最近出てこないから持ってこうか!」
と元気に答えたら、ユマに殴られた。
「もう!こんなやつは掘っておいて早く行きましょう!」
とユマ。
「そして、先生から昴手紙来てたわよ?」
っっっっっ先生から?
みなくっていっか!
その後昴はとても後悔しましたとさ☆
※奈衣乃は桃李の姉です

先生からの手紙の内容

鳳凰 昴さんへ
明日、学校に来たら、留年を回避してあげます。
明日来なかったら、留年です。
後の人たちは留年回避してるので、昴君だけが留年とならないようにしてください。ちなみに昴君はこの高校二年生を二回繰り返しているので次から気をつけてくださいね。
                愛しの先生より☆

第六十九話

「それより俺、三回目の留年嫌だから帰りますっ!」
そう言って俺はそろりそろりと逃げた。
「待って!この旅の目的がまだ、、、」
とユマ・ヌイ。
「うるせえこっちは留年がかかってるんだ!」
流石に2年も留年したくねえよ。
「というか寸也斗!お前も2年留年してるくせになんでそんなに頭いいんだよ!」
寸也斗も留年していたというのは、事実である。
「え~だって俺~、社長が忙しくて学校行けてなかったも~ん。」
先生、質問です!コイツ、絞め殺して良いですか?
先生、質問です、コイツ、学校に行く意味ありますか?
先生、質問です、どうして俺ばっかり不幸なんですか?
「うるせえ自分で何とかしろ!」
先生の声がした。え?
「それより助けてくれええええええええぇ!留年回避させてやってもいいぞ、助けてくれたら」
声の聞こえる空を俺は見上げた。先生が落ちてきていた。俺は
「ふぇぇっ⁉」
と情けない悲鳴を上げた。
そして留年回避のため、先生の落ちる場所に奈衣乃さんの持っていたクッション(なんで持ってるんだ?)を置いた。先生はクッションにバフッと座った。先生は助かったのだ。
「俺より丈夫な奴いるか?」
先生は自慢げに言った。寸也斗が遠慮がちに手を上げ、
「居ます、、、」
といった。え?誰?そんな、地面に空から落ちても大丈夫な奴居ないだろ。
「ここに。」
なんで俺を指差すんだ?
「え?だって屋上から落ちてもへーきだったじゃん。」
辞めろ、それを思い出してしまったら、、、
「昴、中二病?」
そうじゃなくて!それを思い出したら寸也斗との仲が崩れる。
「あ、重度な中二病だ・・・・・・。」
誰のせいだと思ってるんだよっ!ていうか中二病じゃねえよ!
「え、お前、屋上から落ちてもへーきなのか、、、今までイキっててすいませんでした!お礼と言っては何ですが、留学回避させていただきます!」
やったああああああああああああああああああああああ!

第七十話

「その代わり条件がある、」
と先生が言った。
「先生は、お前らのメイド服を見たい!ということで文化祭に出ろ!」
と先生。
先生ってただの変態だったんだね。大変そう(他人事)
「先生あの、、」
と寸也斗。
「昴が精神病気にかかっているのでまず精神科に連れて行っていいですか?」
というもんだから、
先生は目をバリバリに開いていた。
俺何かにかかってたっけ?
「それは、なんの病気だ?」
とめっちゃ深刻そうに聞く。
「、、、、」
寸也斗が少し間を開けて言った。
「厨二病です。」
厨二病かよ!俺厨二病じゃないぞ!
「それは、大変だな。行ってこい。」
となぜか先生泣き泣き。
先生って馬鹿だった?
「ただし、文化祭までには戻ってこいよ(イケブォ」
「はい先生。」
と言って、すたこらさっさと俺たちはいった。
ちょっとあの歳でイケボは、ね。(先生の年齢は、52歳)

第七十一話

俺は半ば強引に寸也斗に連れられ、精神科に行った。
「これは、、、重症ですね。」
「それじゃあ、昴は、、、」
寸也斗が顔を抑えて泣き崩れた。
「いや死ぬ流れにすんな!俺はまだ生きてる!たかが中二病で殺される方が可哀想だわ!てかそもそも中二病じゃねえし!かかってないのに重症とかあるかよ!」
と俺は一気に突っ込んだ。寸也斗は
「自覚無し、、、なんて厄介なんだ。」
といった。おい、俺の話聞いてたか⁉

チャンチャン✬

第七十二話

~そして、文化祭~
今日は珍しく私!マイラの視点でーす!
今日はお兄ちゃんたちの文化祭!
メイドをやるらしくてきちゃった☆
そして今日はわーちゃんと桃李くんと一緒!
楽しみ!
「こんにちはーきってやったわよ!」
と言いながら入ると
変な踊りをしている、お兄ちゃんたちの担任の先生が変な姿で変態で、その他諸々だった_____________

第七十三話

今回もマイラの視点で~す!
「いらっしゃいませ~」
先生の奥に居た執事のお姉さんが言った。
「ご指名とかありますか?」
やった~!
「あの~、昴いる~?」
私は言った。お姉さんは
「あ、その子はいません。昴子ちゃんならいますよ~、昴子ちゃんにします?」
といった。私は頷いた。昴子はきっと、昴のコードネームみたいなものだろう。
「いらっしゃいませ~ってゲッ!」
昴は思った通り、嫌そうな顔をした。
昴の服はスカートのメイド服で、ピンクが主に使われた「THE 可愛い」の服で、フリルたっぷりだった。女子なら一度は期待と思う、あの服だ。
「お客様に向かってゲッとはなんですか!」
後ろから女子の怒りの声が聞こえた。
「アレ?そういえば二人と一緒じゃないの?」
二人って?・・・・・・あぁ、わーちゃんと桃李君の事か。
「いや~、二人のデートを邪魔するほど図々しくはないよ~。後、昴。休憩時間、一緒に回らない?」
と私は言った。
「ごめん、無理かも・・・・・・」
と昴。
「女の子?」
私の声は無意識の内に下がっていた。昴は黙ってしまった。
「名前は?」
私はちょっと声のトーンをもとに戻していった。昴は
「えっと、乃彩って言う奴」
といった。私は
「どんな子?」
と聞いた。昴は
「あの、最初にいらっしゃいませ~って言ってる執事の女の子」
あのお姉さんか~、後で仕留めておこ~(ボソッ)私は注文を頼み、昴の萌萌えキュン☆を待った。
昴はオムライスを持ってきた。私は
「萌え萌えキュン☆お願いしま~す」
といった。昴は
「えぇ、マジでやんなきゃなの?・・・・・・やるしかないか、はぁ」
と一応やってくれるようだ。
「それじゃあご主人様、せーの」
「萌え萌えキュン☆」
昴は一人で言った。私は
「萌え萌えキュン☆」
と後から言った。昴の萌え萌えキュン☆、録音できてよかった~。


~昴視点では~
昴視点
昴子ってなんだよ!
と思っていたら指名が来てしまった。
「いってらっしゃーい」
と呑気に言う寸也斗。
許さん。
「はーい♡」
とぶりっ子をする。一生指名されないようにな!
「キモッ」
っと言っている寸也斗は置いておこう。
「いらっしゃいませーってゲッ!」
「お客様に向かってゲッとはなんですか!」
と乃彩は言った。
はぁなんでこんなにめんどくさいことになるんだろ。
俺は気になったことを聞いた。
「アレ?そういえば二人と一緒じゃないの?」
マイラはすこしかんがえたようにいった。
「いや~、二人のデートを邪魔するほど図々しくはないよ~。後、昴。休憩時間、一緒に回らない?」
と誘われたが、無理そうだったので断るしかない。

第七十四話

今日もマイラ視点
そして、オムライスを食べようと思ったけど、あのババア(乃彩)をぶっ倒すことにした!

と思ったらもう死んでいたではありませんか。
死んでくれててよかったよ。
さぁオムライスを食べよう!
「美味しッ」
ほっぺが落ちるううう
うんまっ

第七十五話

「やっぱり美味しいな、オムライスって」
とマイラは言った。俺はオムライスを見た後、寒気を感じて後ろを見た。
「え」
思わず声が出た。そしてマジマジと後ろにあったもの、乃彩の死体を見る。
「えぇぇぇぇぇぇぇ!」
陰キャ代表とは思えないほどの声が出た。皆、一斉に俺の方を見た。俺はプルプルと震えた。注目嫌いだよぉ。。。俺は逃げるように教室から出て行った。


俺が階段で一人、落ち込むように座っていると
「す~ばるっ!」
という元気な声が聞こえた。
「マイラ⁉」
どうしてここに?なんでここがバレたの?この学校、迷路みたいだから初見の人にはわからないはずなのに。。。
「ラブパワーだよ♡それよりもさ、アレ、誰がやったと思う?」
誰って・・・・・・?あぁ、乃彩か。
「アレ、演出だよ。死体とか血に詳しい寸也斗がメイク担当とかしてた」
全く、アレ(寸也斗)はいつもどこであんな知識を覚えてくるんだ?
なんて聞いたら殺されるだろうから言わないけど。
「だと思った~」
・・・・・・は?
「だって見たことあるも~ん、寸也斗作の死体」
そういやマイラ、寸也斗とは腐れ縁とかそういうんだったな。
「小4の時に工作でしてたよ」
小4・・・・・・俺が一時期、学校に出れてなかった時の事だ。
「あれ?マイラ、同い年じゃないのになんでわかるの?」
気になるんだが?
「いや、、、」
言葉を濁すマイラ。俺は怪しむ視線を向けた。
「いうよ、言うってば!将来の旦那さんに隠し事はしたくないしね~」
とマイラ。え、結婚すること決まってるの?
「父が、寸也斗を気に入ってて。それで、よく家に招待するの。だから、その時に創った物を見せてもらうの。
あ~あ、寸也斗の事は嫌いだけど、寸也斗の造る死体は再現度が高くて、好きだから困るんだよなぁ、死体を作ってもらう時。」
死体が必要な時って、、、なんなんだ?怖いんだが、お金持ちってこういう変な奴ばっかなのか?

第七十六話

「じゃあもういいよね!昴!早く着替えて!鳥取県行くわよ!」
とユマ。
寸也斗は!?
って思ったら着替えていた。
ふざけんなし
と思いながら着替え終わった。
「テレポート!」
というユマの言葉と共に、テレポートする。
「ついたわね!さぁ!鳥取県神社ツアー行くわよ!」
「道案内よろー」
と自信満々のユマに任せる。
「、、、私も道知らない」
と言うユマ。
「じゃあGo◯gleマップでみるかー」
と寸也斗。
「えっと、これどっち?」
「こっちじゃない?」
「そっか!」
「じゃあこっちに行って〜」
「こっちか!」
「そして〜」
と言いながら3人で進む。
言っているのは、寸也斗とユマだけだけど、
「ここ、、、、?」
と寸也斗。
見てみると、森が広がっていた。
「ここ何県?」
と聞いてみた。
「えっと〜兵庫県?」
隣の県まできてるじゃねーか!
どんだけ二人は方向音痴なんだよ!

第七十七話

「昴!どうにかしなさいよ!」
は?人のせいにすんなよ!
「あんた主人公でしょ?」
あの~主共に言うんだが、ぶっちゃけ俺よりユマ・ヌイの方がメタだと思うぞ?
「主人公?これが?ありえないな、中二病が伝線したのか?それとも昴、悪化したのか?洗脳されただけ?」
一気にまくしたてる寸也斗。なんか地味に傷つく言葉ばっかなんだが、、、
「そうよね!私も謎だわ、確かに私はゆずまると恋無のハーフだけど、昴を主人公にした理由がわからない」
ナニソレゆずまると恋無のハーフって。てかやっぱりコイツユマ・ヌイの方が絶対メタだろ!
「それより、、、」
と寸也斗。俺は先頭で歩いていた足を止めた。
「悪化してね?」
と寸也斗。へ?
「ホントだ」
そこはゴブリン達がいっぱいいたのだ。世界線どうなってるんだ?ここ。寸也斗は
「後さ、ユマちゃん居ないよ」
といった。そこで初めて俺はユマ・ヌイが居ないことに気付いた。
「え”。」
思わず声が漏れた。ユマ・ヌイ、方向音痴すぎないか?
「お前の方が方向音痴だよ!」
と寸也斗はツッコんだ。テヘペロ★
「ヒィィィィ!」
その後俺と寸也斗は三年ほど(※あくまで昴の感覚です)の体力を使ってゴブリンから逃げました。めでたしめでたし。

昴「終わらせるな!ていうかどこがめでたしだよ!」

第七十八話

「じゃあ俺は先に戻ってるから!」
と疲れたので、先に鳥取に帰ることにした。
「ちょっと待って!?まだユマちゃんも見つかってないよ!」
「それは〜、、、、、適当に寸也斗探しといて!」
「なんで他人任せなんだよ!」
と文句をいう寸也斗。
文句なのか?あれは俺が言ったら文句なんだ!!
といって俺は戻ってた。



鳥取につきまして
あ!あいつが北すらわかんないの忘れてた。
しかもあの方向音痴達を置いてきたらやばいことになるんじゃね?
と考えていると声をかけられた。
「ちょっとお兄さーん。きーてよぉ」
と女性。
「はははははははははいっ」
「きーてくれんの?」
「まずなまえを!」
「星崎 蒼(ほしざき あおい)です!!中3です!」
「そそそして話ってなななんあんですか?」
「私彼氏に振られたんです〜」
「かかかかかかかかかかわいそうに」
よっかたね☆
っていうかそしたら寸也斗達助けられないじゃん!

第七十九話

~寸也斗の迷子探し~

俺は寸也斗。昴に迷子の子供探し・・・・・・迷子の神様探し?を押し付けられテキトーに歩いている。
「あ!」
ユマ・ヌイが居た。一人ぽつんと寝ている。
「ユマ起きて!」
俺はユマに言った。ユマは目を開けると
「寸也斗!どうしたの?昴殺そうか?」
と物騒なことを言った。俺は
「え、っと。遠慮しときます。」
と断った。昴が死んだらおもちゃ無くなるし。それに、婚約破棄の話もなくなるかもだし。ユマは
「そっか~。そうなんだぁ。」
と言ってまた眠ろうとした。
「待て!俺、大手の企業との取引があるんだ!北海道に戻してくれないか?」
この契約が取れなかったら、大手の企業がつぶれてしまう。
え?俺の会社?
大丈夫、僕、最強だから

多分ユマがピー音入れた。なんでだ?
「じゃ、北海道に戻すからね!うちは着いて行かん。昴の所へ行く」
そう言ってユマは俺を北海道に戻してくれた。
大手の企業、救うぞ~!

~昴、死亡!~

俺は昴。蒼さんとともに森から出て行くことにした。
三歩ほど歩くと、蒼さんが怖い人じゃなくなっていた。
元カレの名前は賢治らしい。ソイツはとんでもない天才だそうだ。日本地図全体を覚えてるらしい、脳に一台欲しい位だな、賢治。
「で、何して欲しいんですか?」
俺が聞いた途端、威勢のいい声が森に響き渡った。
「蒼に何している!」
賢治さんかな?そう思って後ろを向くと、眼鏡をかけた頑固そうなオヤジだった。流石に賢治さんじゃないよね?
「賢治!どうしてここがわかったの?」
あ、すみませんでした~。一家に一台欲しい賢治さん、スミマセン。
「俺のアンパンマンのプリンを盗ったこと、許すからもう一度やり直してくれ!」
・・・・・・え?そんなくだらない事でわかれたの?え。辞めといた方が良いよ。
「ごめんなさい、私、他に好きな人が」
「コイツか!⁉」
賢治さんが俺を睨み、掴みかかって来た。

昴、死亡・・・・・・?

第八十話

「ちょっと!やめなさいよ!もうこれ以上あんたとの交際は終わり!!バイバイ!」
「蒼ぃ〜」
あれ?なんか二人で解決してね?
まぁいっか。
「で!お兄さん!私のタイプだし、かっこいいし(な訳ないby恋無)付き合って!」
この子可愛いし、よしっ付き合おう!(頭くるくるパァかな?)
「いいですよ!俺な名前は鳳凰 昴。探偵さ
寸也斗と同じように探偵さが消されちゃってる!
やっべ!メタ脳内発言しちゃった。あとで殴られる。
「よろしくね!昴くん!」
と蒼さん。
「蒼って呼んでねー」
「了解!」
へへっ人生初のお付き合いだ!
あれ?これマイラに殺されるんじゃね?まぁいっか!(ゑ)
「昴くん!私行きたいとこがあるんだー」
「北海道!」
帰るついでだし行くかー

第八十一話

そして帰るために、プレイン(カッコつけんな昴)・・・・・・はい、飛行機に乗った。

””パチコ~ン!””

「きゃ~!」
ガラスの破片が俺に1億個ほど当たった。

恋人の前で 血まみれになる な~んだ? す・ば・る
ビバよくない? ただ物足りない うん 小さくなってく器で 
トびたい! トびたい!

「誰だよ、窓ガラス割った奴!」
と文句を言いながら俺は破片を一個ずつ取っていった。
「ちょうどよかった昴、死んでくれない?」
ユマ・ヌイ!なんでだよ!
「新しい話を始めたい・・・・・・から?」
なんで疑問気なんだよ!
「なら俺が主人公降りればいいのか?」
俺めっちゃ不幸だから主人公降りたら死にそうで怖いんだけど。ホントは降りたくないけど。
「そう言ってるんじゃないよ。それよりそちらの女性は?」
蒼さんの事か。
「わたくし、蒼と申します。今後ともよろしくお願いします・・・・・・?」
疑問気!そりゃあそうか、わからん人(神)だしな。
「あっそ、昴は辞めといた方が良いよ。グズだしバカだし留年二回してるし」
蒼さんは
「私、バカ嫌いなんです、やっぱり別れてくれます?」
といった。え”。

””パリ~ン!””

いやぁぁぁぁぁ!
まただ、今度は誰だよ。
「昴兄!」
この声は、、、星乃⁉・・・・・・でも星乃がいるわけないし。
「マイラ!」
早速殺されちゃう?
ていうかどうやって入ってくるんだよ。
「あ、彼女いたんだ・・・・・・。やっぱり私の事は遊びだったんだね」
いや、遊びって何?何もしてないよね?付き合っただけだよね?
「彼女さん、安心してください、私と彼はたった今別れましたから」
・・・・・・うん。俺別れるの了承してない(メンヘラ気質?)
「あっそ。昴兄、覚悟しといてね、、、?」
ヒィィィィィィィィィィィィィィィィ!
ていうか今、昴兄って・・・・・・。

第八十二話

「ほれ、ぐさっとな☆」
と言いながら俺に刃物を刺してきたマイラ。
俺死ぬて!!
そんな〇〇 〇くんより強いわけじゃないんだから!?
最後に見た光景は残酷で、驚いている蒼さん。それは驚くよな。電話しているユマ。救急車呼んでくれてるのありがてーて思ったけど、プレインあっやべ、、、飛行機じゃあ救急車助けられないんだな。それが。空飛べばいいのに(な、むちゃな)たぶんゆずまるとかに新しい話に用意しててとか言ってるんだろうなぁ。
そして、マイラ真顔でもう一回刺そうとしてくる。怖いです。
そして飛行機は着陸した。そして、俺は死んだ!!
とでもいっとこう。主人公だから死なないけど。

第八十三話 ~最終話~

マイラは俺を刺そうとナイフを持ち直したが、
「お兄ちゃんを完全に殺せるほど、私は強くないんだ。
人の命奪う程、バカじゃないし。
でもこれは忠告だから。
次したら監禁だけじゃすまないかもよ?」
・・・・・・こわ~!監禁されるの?嫌だ!
「後、逃げれないようにGPSを埋め込んどくね?」
””プスッ””
「ギャ~~~~~~~~!」
ってあれ?痛くない?
「痛みはこれから回ってくるよ、頑張って耐えてね~。だんだん迫ってくるからね~。」
ホントだ、ジワジワと痛みが広がってる。
こんなの生き地獄じゃねえかよ。
「なんか文句ある?」
マイラは人の心を失っているみたいだ。
マイラは続けて言った。
「さ、地獄の勉強もしよっか~」
え”。
なによりも痛いんだが~⁉
ユマ・ヌイは口を開いた。
お?助けてくれるのか?と期待していたが、辞めておいた。コイツ、俺の事毛嫌いしてるからな。
「次のコラボ小説は~!

学校の謎!?最高じゃん!!

に決まりました~!」
は?
あまりにも空気を読めない発言に周りが凍った。
てか勉強とそんなにかんけーなくないか?
「そうそう!
登場したかったら昴!
謎解き部に入りなさい!」
宣伝かよ、、、
「と言う事で!
テキ重を応援してくれてた皆さん!
本日でテキ重は解散となり──────────
「ちょ~っと待った~!」
誰だ、結婚式の乱入してきた奴は。
「まだ残っているものがある!」
なんだよ残ってるものって。
「ゆずまるの下書きだ!」
・・・・・・誰コイツ。
「ゆずまるは昴と寸也斗を、某アニメと合体させたのだ!」
だからコイツ誰?
「というわけで!
テキ重はをわりを迎えますが、
番外編は作ろうと思います!」
ホントにコイツ誰だったんだろ、、、
「通りすがりのポンコツです、えへっ」
いや誰やねんっ!


質問コーナー

Q昴のことどう思ってますか?

寸也斗↓
「え!親友で、意味わからないこと言う自己中心で、意味わからんこと言う人!(二回目)」
パッソコン↓
「私のことなぜか思ってくれているど・れ・い♡」
私↓
「寸也斗のことまかしてる、頼りがいがある人?」
桃李↓
「強いやつ。」
マイラ↓
「彼氏〜」
がっそこん↓
「パッソコンのことをテキトーに使うやつ。」

Q寸也斗のことどう思ってますか?

昴「えっと、人使いの荒い奴、、、優しいけど(小声)」
主「寸也斗にその評価言っていい?」
昴「辞めろ~!バコッ」
主「グハッ、つつつ、次行きましょ~!」

パッソコン「えっと~、どちゃんこカッコいいし、優しくて最高♡ハイスペック男子って感じよね~♡」
主「へ~。」
パッソコン「なにヨ、反応薄いわね~!良いわ、寸也斗君の良さをたっぷり教えてあげる♡」
パッソコン「逃げちゃダメだよ~?」
主「ヒェッ」

私「可愛い可愛い弟だよ♡」
主「ブラコン……。」
私「なんか言った?」
主「ヒェッ、何にもございません!」

桃李「えっと、義弟だべね。」
主(どうしたその、だべは?)
桃李「ん?どうかした?(キラキラスマイル)」
主「なんでもございませんっ!」
桃李「じゃあ、俺とわーちゃんの馴れ初め、聞く?」
主「イエッ、遠慮しt」
桃李「聞くよね(圧)」
主「はいっ!」

マイラ「可愛くない奴」
主(もう怖い、インタビューに口は出さないでおこ)

がっそこん「憎きものだなっ!」

Q私のことどう思ってますか?

昴「強くてヤバいやつ。」
主「そんなところに惚れる人とかいるらしいよ!」
昴「俺よりモテてるってこと?」
主「うん!」

寸也斗「頼れる、姉さん?なんか、僕のこと考えすぎな気がするけど。」
主「ブラコン&過保護ってところかしら!」
寸也斗「ぶらこん?こほご?」
主(なんか寸也斗にダメなこと言った気がする。)

パッソコン「なんか私と寸也斗くんをくっつけるって言ってぇ〜くっつけてくれなかったぁ〜詐欺女〜」
主「裏そうだったんだ(貴方が書きましたよね?)」
パッソコン「マジで許せないの!」
主「そっかぁ」

桃李「彼女」
主「嬉しそうですね。」
桃李「ふふん」
主「あらやだ可愛い(おばちゃん?by昴)」

マイラ「わーちゃん?親友〜」
主「仲良いの?」
マイラ「そうそう!寸也斗と違って、いい人なんだよねぇ。」
主「そうなんだ。」

Q桃李くんについてどう思っていますか?

昴「え?急にドッキリ仕掛けてくる、やばい人。」
主「あれはね〜ほんとうh((モゴッ」
桃李「なーに?主?」
主「ナンデモナイデス」
桃李「わかればいい」

寸也斗「姉さんの彼氏、、、、?」
主「なんでクエッション付いてんの?」
寸也斗「なんとなく?」
主「そっか」

パッソコン「誰?」
主「え〜知らないのやっば!テキトー重視読んでねー」
パッソコン「テキトー重視?検索してみる!」
主「頼んだ!」

私「彼氏〜かっこよくて〜最高で〜」
主「二人なんとなく仲良いよね!」
私「なんとなく?」
主「いや?ちちちちちちがうよ」

がっそこん「俺の出番がない!」
主「出させてあげるよ!」
がっそこん「誤字られた奴に言われたくない」
主「御免なさい。」

Q,星乃についてどう思ってますか?

昴「世界で一番大事な妹だ」

寸也斗「良い子だったよ、昴との距離が近かったのはムカついたけど。将来の妹だかr(」

パッソコン「誰それ?」

私「終わった事よ」

Q誰にあげますか?

昴「寸也斗、パッソコンに友ちょこみたいな?男だけど。」
主「がんばー」

寸也斗「昴、パッソコン、姉さんかな?」
主「おおいいね。」

パッソコン「もっちろん寸也斗くん♡」
主「はーとついとる。」

私「寸也斗、桃李、マイラ!」
「仲良いね〜」
桃李「わーちゃん フッ」
主「フッってなに!フッって!」

マイラ「昴〜わーちゃん!」
主「元気だのぉ」

がっそこん「パッソコン!」
主「一筋だね。」

Q,突き合った数は?

昴「え?俺は、そんなに武闘派じゃないからなぁ、合っても1じゃないか?」
四人「おぇぇぇぇぇ(ドン引き)」

寸也斗「それはそれは数えきれないほどですと」

パッソコン「そんなのしたら私が壊れるわ!」
主(精密機械だもんね)

私「えっと、30000」

桃李「さぁ」
主(ただならぬ雰囲気が・・・・・・)

Qがっそこんが死んでどう思う?

昴「せいせいするな。」
主「こっわ。」

寸也斗「がっそこん?誰?」
主「テキトー重視のキャラだよ!」

私「桃李がかわいそうね。」
主「御免なさい。」

桃李「だるい。」
主「御免なさい。」

Q,昴が小学生化したら、需要あると思いますか?

昴&私&パッソコン「ない(即答)」

寸也斗「ある!」

桃李「え、見てみたい!!」

Qないとこえた人何故ですか?

昴「黒歴史公開になるだろ!」
主(今日公開、、、、。)

私「ガキが出てきちゃってどうするのよ。」

パッソコン「私ちゃんと同じだわ!」

Qあると答えた人何故ですか?

寸也斗「変なこと言うとこを治す。」
昴「おい!」

桃李「見たいだけ。」

Qみなさんの名前を教えてください。

昴「鳳凰 昴」
寸也斗「最寝 寸也斗」
私「最寝 私」
桃李「山咲 桃李」
マイラ「佐々木 マイラ」
みつる「屋根崎 みつる」

Q,っていうか俺の金何処行くん?(昴)

A,主達の懐。恋無、一緒に分けて推し活に使おうね~!

Q,テキトー重視を知ってる?

昴「まぁな!俺が知らないとかあり得んしな!」

寸也斗「何それ?」

私「Go◯gle先生に聞いてくるわ!」

桃李「わーちゃんに聞いてくる」

パッソコン「昴が言ってる変なやつ?」

マイラ「もっちろん!」

みつる「しらん」

Q マイラが転生したってことを知ってる?

みんな(-昴)「知らない!」
昴「聞いたことあるような、、、、、?」

Q,作者へ。Qテキトー重視そんなにおもろいか?

恋無
Aおもろいです。

ゆずまる
A,面白いです。

番外編

小学生の過去

「ねぇ昴〜」
と寸也斗が言う。
「何?」
「あのさ〜先生うざいから“殺したい"〜」
と寸也斗が言うもんだから、
「は?」
と俺は返した。
「先生うざいんだもん〜」
と言っているが、
「だって〜俺が授業中寝てたら起こしてくるんだもん〜」
それは、完全に寸也斗が悪い気がする。
〜授業中〜〜帰り(早!)〜
いつもの公園に着くと、私さんと星乃が待ってた。
星乃は身長が高い方で、私さんと同じくらいだ。
え?俺と寸也斗はって?
言わないよ!
俺たちだけの秘密だもーん!
「お待たせ〜」
「おにーちゃん!おそいよー」
と星乃の声がする。
「ごめんって!」
「昴達早く遊びましょ!」
と私さん。
「「はーい!」」
といって時間いっぱい遊んだ。

~パッソコンとの出会い~

俺は今家電製品の店に来ている。
パソコンを見ているのだ。
「こちらのパソコンはどうですか?」
と店員さんが無理やり進めてくるのでめんどくさくなって買ってしまった。
やってしまった。と自分んで思いながらも高級パソコンだからいいだろう。
家に帰って開くと、
「こんにちわ!パッソコンよ!」
と言った。
「は?」

パッソコンの過去

私はパソコン。
今、製造工場から出て、トラックに積まれてる。
私はこのまま、普通のパソコンとしての人生を歩むのかしら。。。
そう思って目を伏せた。
「大丈夫だってっ!」
と製造工場のレールで隣だったパソコン。
「何が?」
普通に、声出してなかったし。何が?と言うしかなかった。
「大丈夫なものはだいじょ~ぶ!」
このパソコン、心配だわ。。。

~寸也斗との出会い~
私が、トラックから降ろされるとそこは店の前だった。カッコイイ好青年がいた。タイプだった。私はその人をずっと見つめた。
「おい寸也斗!お前、速く貸してたDVD返せよ!」
と男の子が寸也斗君を急かす。
寸也斗君って言うんだ。
「はいはい。昴、急かすなよ。今日はパソコンを観察する日なんだ。」
苦笑交じりの声。昴、、、か。なんだか、コイツとは関りが深くなりそうな予感。
「いや、俺のDVD!」

恋愛、ダウンロード完了★

私と桃李の恋愛事情

「きゃー!私の推しかっこいい!」
と私さん。
「ムスッ」
と私さんの推しに嫉妬している桃李くん。
「ねえ!見てみて!桃李!これ私の推し!」
と私さん。
「やだ!」
と言って私さんのスマホを取ってしまいました。
「なんでそんなことすんの!」
と拗ねている私さん。
「だって俺のこと全然みてくんないじゃん」
と桃李くん。本音を言ってしまったようです。
「それはごめんじゃん。もう、桃李しか見ないから!」
「本当!」
「ほっ本当」
「ありがと。」

初めてのお使い

今日は昴君と寸也斗君の初めてのお使いの日。頼まれていたかんぞう、買えるかな~?※二人は一緒に初めてのお使いをしています

「えっと、肝臓は美味しそう。」
と寸也斗。俺は呆れた目線を投げかけようとしたが、いきなりサイコパス発言をしていることに気付き、
「違う!肝臓じゃなくて、かんぞう。そう言う野菜があるのっ!」
と必死で説明した。寸也斗は
「あぁ、そうなのか。」
といった後恨みがましい目になって、
「俺の睡眠時間を奪った父さんを許さん……」
といった。何するつもり?
「なにって、肝臓は美味しそうだから父さんの肝臓を食べる」
サイコパスっ!滅茶苦茶サイコパス!
「え?二つあるから大丈夫でしょ」
その考え方をしているのが怖いっ!
「あっ、肝臓持ってきたよ」
そう言って寸也斗は本物の肝臓を握りつぶした。怖すぎ……。俺は逃げるように野菜屋さんに逃げ込んだ。
「かんぞうかいますっ!」
野菜屋さんのおじさんが言う。
「あいよ。」
俺はかんぞうを無事に買い、寸也斗との地獄のお使いから逃げ出すことが出来た。

罰ゲームでデート❤


俺は昴。俺とマイラは今、椅子取りゲームで最下位と最下位の一つ上だったから買い物に行くことになった。
ピーゲンダッツ買ってこいとか正気かよ。。。まあ確かに今日は夏だから暑いけど。それにしても、
「信号遅くね?」
信号が赤信号の時間、現時点で1時間。自分でも、よくこの猛暑を耐え抜いたなと自画自賛してる。
「え?あぁ、、、(私がお兄ちゃんとずっと一緒に居たいから信号を赤くしてもらってたことか)青になったよ」
とマイラ。ホントだ、青だ。
「あのさ、寒い。」
そうマイラは言った。汗の書き過ぎか?こんな猛暑の中でそれはないだろ。俺はそう思いながらもバッグからタオルを出していった。
「これやるよ」
マイラは今度は顔を赤らめて、
「ありがとう」
といった。今度は暑くなったのか?まぁ、どっちみち汗かくしタオルは必要だろ。

「は~い、ピーゲンダッツ買ってきったよ~!」
元気よくマイラが俺の家のドアを開けた。もちろん、先に俺が鍵を開けていなかったのは言うまでもない。だが、部屋の中には誰も居なかった。
「皆、帰ったんだな。。。」
呆然とする俺。マイラは嬉しそうに言った。
「お兄ちゃんと話が出来るね☆あっ、番外編だからあんまり話すすめちゃダメだんだった。ごめんねっ、ココに居たらやっちゃいそうだからバイバイ」

なんだったんだ、あの嵐は・・・・・・?

親愛なる寸也斗君へ❤

〘親愛なる寸也斗君へ
 寸也斗君、大好きです。
 感情のない私に感情をくれてありがとう。私を造ってくれてありがとう。
 本当に、、、ありがとう。
 私はずっと寸也斗君の隣に居れるわけではないけど、死がふたりを分かつまで一緒に居るつもりです。
 寸也斗君、昴になんかされたらいつでも言ってね。
 悩みも相談してね。
書きたい事はまだまだあるけど、それをしてたら何万時間経ってしまうのでこれで終わります。
何時もあなたの隣に パッソコンより〙

私が桃李を好きになった理由

私は最寝 私。
親友のマイラと一緒にドリンクを飲んだり、楽しい学生生活を送ってる。
でも、私には悩みがあって、、、

””ガラガラ””

教室の扉が開くと同時に、””彼""が言った。
「私さんは居ますか~!?」
教室がザワザワとする。私は何かをクラスメイトに言われるのが面倒だったから、ダっと席を立って彼の場所へ行った。
「放課後、校舎裏で待ってる。」
そう、私の悩みというのは、彼、桃李君の事なのだ___

待っていると言われて断れないのが私。
私が校舎裏に行くと、桃李君が校舎にもたれて本を読んでいた。私は声をかける。
「あの~来たけど。」
桃李君はまだ本に集中していた。私は
「桃李く~ん?」
ともう一度言ったが、桃李君は気づかなかった。私はイラっとして、圧をかけまくった。

それでも本から目を逸らさない彼。私は彼の肩を叩いた。
「桃李く~ん?」
桃李君はハッとしたように私を見た。
「あっ、ごめん、私さん。今日は、話が合ってさ。」
桃李君は一呼吸置いた後、
「好きです!付き合って下さい!」
といった。この告白、何回目だと思う?私が何回振ったと思う?何とその数、83だよ⁉信じれる?信じらんない。私は
「ごめん、無理。」
とまた断った。桃李君は
「なんで?」
と聞いた。彼が84回告白して、理由を聞いたのはこれが初めて。
「それは、、、」
私は目を泳がせる。桃李君は大学の王子様って呼ばれてて、歩くだけで物凄い注目を集める。
頭いい、カッコイイ、お金持ちって、天は二物を与えずなんて言葉を矛盾に変える桃李君。
そんな彼に、私が釣り合うとでも?確かに私はお金持ち、頭いいはそろってるけど。可愛いかは知んないよ?
「釣り合わないから。桃李君みたいな人と、私なんかが釣り合うわけないじゃん。。。」
私は俯きがちになって言う。そしてすぐに、顔を隠して走って逃げた。
「あっ、待って~!」
そう言う桃李君を置いて行った私は、ハンバーガーショップへマイラと話に行った。

~桃李視点~
「あれ?私さん、なんか落としてってる」
俺はその紙を拾った。
「えっと?桃李君がこうなったら付き合える・・・・・・?」
その紙には、こう書いていた。

・ダラしなくパーカーを着る
・気取ったセリフを言う

えぇ。。。でもこれは、私さんからの試練なのかもしれない!チャンスをくれたのかも!俺はポジティブにとらえた。

~次の日~
私がマイラと一緒に登校していると、桃李君がやって来た。
「っ⁉」
私は思わず息を呑む。桃李君はダラしなくパーカーを着崩していたのだ。でもそれすらも似合っている。
「ええと、、、」
桃李君は頭をかいた。
「どう、、、かな?プリンセスの為に着て来たんだけど。」
気取ったセリフを言った。あぁ、私は、コレを見るために生きていたんだわ。。。私はバタッと鼻血を出して倒れた。

「────────────────さん、私さんっ!」
・・・・・・ハッ。ここは?目を開けると目の前に。心配そうな桃李君がいた。私は思わず飛び起きる。
目が覚めた途端にイケメンが目の前にいるなんて、心臓に悪すぎるよ~;;
「・・・・・・。」
声が上手く出せない。緊張してるんだと分かった。
「大丈夫?貧血かな?」
辞めて、それ以上近づかないで。私が尊死しちゃう。
「あのさ、、、これで、付き合ってくれる?」
と桃李君。
「へっ?」
いきなりの不意打ちに、私は虚をつかれたような変な声を出す。
「ダメ、、、?」
可愛い系イケメンの上目遣い攻撃っ!これに落ちない女は居ない!ここで落ちないと女じゃない!そんぐらいだった。実際、私もこれに負けて、
「良いよっ!はい!付き合います!」
って言っちゃったし。

~そして現在~
今は私と桃李で同居している。
出会った頃は、同居なんて考えもしてなかった。
私がソファでケータイをいじっていると、桃李が聞いてくる。
「そういえば、俺のどこが好きになったの?」
「ふぇ?」
考えていなかった、予想していなかった言葉に私は困った。でも私はすぐに
「どこでもいいでしょ~、恋は理屈では表せないって言うし~。」
と答えた。ホントは出て来た。カッコいい所、私の言ったことなんでもしてくれるところ、嫉妬深い所、一途な所、、、等々。
「逆に桃李はどうなの~?」
私は逆に聞いてやった。桃李は
「えっと~、意外とロマンチックな所でしょ?素直な所でしょ?弟想いな所でしょ?一途な所でしょ?後~、、、」
と指を折り始めた。私は
「スト~プッ、スト~ップッ!」
とストップをかけた。これ以上言われると心臓が持たない!恥ずかしすぎるし!ああもう、私もちゃんと答えて桃李を困らせればよかったっ!

小学生の給食にて

俺は昴。今週は給食当番だ。
給食当番は毎回、AチームとBチームに分かれる。
今回は俺が入っているAチーム。なのだが、、、
今日は休みが多く、あと一人、足りないのだ。
「配膳台の人も入ってくれないかな、、、」
そう、一人呟いた時だった。寸也斗が先生に何かを言ったのだ。先生は
「ありがとう!」
と何度も頭を下げる。何があったんだ?そう思っていると、寸也斗が俺のほうに歩いてきた。あっ、そう言う事か。手伝ってくれるのか。
俺は聞く。
「なんで手伝ってくれるんだ?」
寸也斗は
「え?それは、、、俺さ、遅刻で給食当番しょっちゅう休むだろ?」
と答えた。あぁ、確かにな。寸也斗、起きたのが1時だった~とか言ってお昼ごはんが食べ終わった五時間目くらいに来たりするもんな。
「他は?」
と俺。寸也斗は
「えぇ~、俺ってさぁ、お助け係(係の名前)じゃん?困っている人を助けるのが役目だし~?」
といった。・・・・・・なかなか口を割らないな。俺はよしっと思い、
「本音は?」
と聞いた。こっちの方が手っ取り早いだろ。寸也斗は
「え?道徳の成績上がんないかな~って。ついでに苦手な家庭科も。」
といった。そう、この学校は道徳の成績があるのだ。5が一番高く、1が一番低い。寸也斗はサイコパスだからな、道徳心が無くて成績2だもんな。そのせいでオール5が防がれているらしい。
俺から言えることは、フツーにヤバい奴ってことだな。

昴を屋上から落とした寸也斗

めっちゃ前のあらすじ
昴を屋上から落とした寸也斗!
一体昴はどうなる!?

~そのあとの寸也斗の様子~
「昴が地面まで落ちた。流石に死なないっしょ!((」
と思いながら昴のところまで行く。
一番心配なのは警察ごとになることだ。殺人未遂で逮捕されちゃう!それは姉さんが許さなそう。
寸也斗の回想
ゴゴゴと姉さんの圧を浴びながら、土下座をすることになりそうだ。
それは困る。
昴のところに着くと気絶していたもんだから保健室に行かせた。
保健の先生には勝手に気絶したと言っといたから大丈夫。

~星乃のお葬式~

俺は、グスンッ、グスッと泣き声を何度もあげた。
「俺が、注意してなかったから、、、」
俺は何度も悔やむ。あの時の事を。
あの時、俺が動けば。何かが変わっていたのかもしれない。
「自分を責めるのではなく、明日を向きなさい」
と母さんは言った。俺はえ?と母さんの方を向く。母さんはその後、何も喋ってくれなかった。無言だった。
葬式場は、涙に包まれた。大人でも、泣くことがあるんだ。。。初めて知った事だった。じいちゃんが俺に言った。
「昴。自分を責めちゃいかん、イカを責めるのじゃ。なんちゃって!」
・・・・・・チ~ン。その場の空気が凍った。じいちゃんは俺を慰めようとしてくれてる。幼心にも、それが伝わった。俺は精一杯笑った。
そう言えば、星乃が俺に言ったことがあるな。
「昴兄の、笑顔が好き!泣いてないで、明日を向こう?」
そうだ、カブトムシが行方不明になって、俺が泣いていた時だ。
今思えば、星乃の方がお姉ちゃんだったな。。。


メタい昴とメタくない昴

メタい昴の場合
事件が一日に一回は起こる、この街を紹介してください。
「この街は、読者の皆様も知っている、有名なマンガ、アニメの自己規制の街にそっくりですね!」
「また昴変なこと言ってるよ。」

メタくない昴の場合
事件が一日に一回は起こる、この街を紹介してください。
「この街は事件が毎日起こる、最悪な街です!ドMの人におすすめです!」
「あいつ誰に話してるのかしら?」

化け物に襲われたらどうなる⁉

昴の場合
化け物「ぐああああああああああああああ」
昴「俺は主人公だから死なない!写真撮って、ネットにあげよう!星乃も喜ぶぞ!」
化け物に踏まえれてはい終了。
昴、死す。

寸也斗の場合
化け物「ぐああああああああああああああ」
寸也斗「何こいつ」
寸也斗「とりあえず殺すか」
化け物刃物に刺されてはい終了。
化け物死す。

私の場合
化け物「ぐああああああああああああああ」
私「何あいつきもッ」
化け物「ぐああああふああああああ(何あの子めっちゃ可愛いんですけど、惚れたわ。)」
私「え?こわいこわいこわいきもいしなんなん?」
化け物言葉の暴力によりはい終了。
化け物死す。

桃李の場合
化け物「ぐああああああああああああああ」
桃李「何あいつ」
桃李「寸也斗くんとわーちゃんに任せとこ」
桃李くんがいなくなったためはい終了。
化け物の負け。

マイラと星乃の転生話

主「マイラ?いる?」
マイラ「はぁい!どうしたの~?」
主「ずっと疑問だったんだけどさ、星乃が星乃やってた時(星乃が星乃として生きてた時)とさ、マイラが生きてる時期が被ってるところ在るんだけど、何で?」
マイラ「え~、長い話になるけど・・・・・・」


私、星乃が死んだ事を知ってから私の魂はこの世を彷徨っていた。
え?あの世?あの世に行く前に、やる事だけはしたかったんだ。お兄ちゃんが私に踏ん切りをつけれるまで、待って居たかったの。
私は、死んだ後すぐに前から気になっていた寸也斗君の婚約者のマイラさんを見にいった。マイラさんはね、倒れていたの。死ぬ直前、ホントに死ぬ直前だった。私はすぐにマイラさんに憑りついたわ。
知ってた?魂には、命の欠片が合って、その憑りついた人が長生きできる仕組みがあるんだ。だから私はそれを使ってマイラさんに憑りついた。まあ私も、死んでから気づいたんだけどね。
マイラさんは
「ありがとう」
といった。なんで、憑りついたことが分かるんだろう?と考えていると、マイラさんが
「お願い!私の本体になって!」
といった。・・・・・・えぇっ!
本体。私がマイラさんをコントロールと言うか、マイラさんになるという事だ。転生ともいう。
でも、、、マイラさん、マイラとして人生を歩むのもいいかもしれない。お兄ちゃんにもいずれ関われそうだし!
「わかった、良いよ」
私は承諾した。 


マイラ「とまあ、こんなことが合って・・・・・・」
主「へ~。」
マイラ「聞いといてそんな返事ってアリッ⁉」

マイラが私を好きだった世界線

ユマ•ヌイ「時空ループ!」


私はマイラ。
星乃の転生版だよ⭐️
寸也斗の姉、わーちゃん(私)を愛してる。

……のに。
なぜかわーちゃんは桃李とかいうあったまおかしいんじゃないの?って思う人にアプローチされている。
思ったよりも真剣そうだから掃除できないし。

いつも私は、わーちゃんが好きな人を排除してきた。
中身を見ない、クソやろーばっかだから。
でも、桃李は結構辛抱強いし、嫁いびり的なテンションで私が虫除けスプレーかけても笑顔で
「アハハッどーしたのぉ?そんなことして。」
っていうもん、。。
怖いわあの人。

また、告白に呼び出されたらしい。
正直わーちゃんと一緒にいる時間を邪魔されて悲しい。

「断って来たー!」

話が始まる直前の最近の一言がこれだ。
わーちゃんの頭が桃李で埋め尽くされてしまいそうでやだ。

「私さんはいますか~⁉」

教室がザワザワとする。
だが、私はそれ以上に桃李がまた来て告白するのが嫌だった。

行かないで、と言う事も出来た。
でも、嫌われるのが怖くて。
上手く、言えなかった。

わーちゃんはダッと席を立って彼の場所へ行った、
私は気を緩めると涙が落ちて来そうな目に、力を入れた。

そしてまた、放課後にわーちゃんは校舎裏へ向かった。
待ち合わせ場所らしい。

はあ、とため息をついて私は帰って寝た。

~次の日~
わーちゃんと一緒に登校していると、桃李がいた。
「っ⁉」
わーちゃんは息を呑んだ。
そうすると、わかった。桃李は、、、よぼよぼパーカーを着ていた。
わーちゃんを見ても、わーちゃんは見惚れている。
泣きそうになる気持ちを抑えた私。
そしたら
「ええと、、、」
桃李が頭をかいた。
「どう、、、かな?プリンセスの為に着て来たんだけど。」
キッッッッッッツ!
プリンセスってナニ?わーちゃんはあんたのものじゃない。。。
隣から、血が私の方へ飛んできた。

わーちゃんの鼻血だ。
わーちゃんは倒れてしまった。

流石に地面に頭付きたくないだろうし、私はわーちゃんの頭部を支えた。
「僕が私さんを保健室へ連れていきます!」
そう名乗り出た王子様気取り野郎桃李に私は殺気のこもった視線を向けた。
「…いや、私が連れてくからあんたは帰ってて良いよ、王子様?」
嫌みったらしく王子様を強調して言ってやった。
「けど、女子に女子運ばせるとか……」
てめぇがわーちゃん抱っこしたいだけだろうがよ。
というか運ばせるとはなんだ、あ?
わーちゃんは人だぞ、あ?人様になんてこと言ってんだよ。
「いや、私が連れてくって~」
人がたくさんいる手前、テキトーにあしらう事は出来ない。
「ううん。それにそっちの組さ、1時間目あれでしょ?体育でしょ?
体育着着替えるの時間かかるだろうしさ」
そんなもんお金でどうにかなるけど?
「それより早くしないと手遅れになるかもしれないし、私が連れて・・・・・・」
桃李は思い出したように
「そうか!それもそうだな。
やっぱり病院にし、、、でもあそこナースさんとかもいるわ。
いや、血を分けることになるかもしれない。」
といった。
「私、わーちゃんとおんなじ型だよ!」
私多分A。星乃の時そうだったから。
「僕もAだから一緒かな」
「なら私の方が付き合い長いから血が共鳴してるよ!
それに、親友だし!」
よくわからない理屈を私は並べる。
「僕も私さんの事は知ってるよ」
そう言えばコイツストーカー気質な感じするわ。
「〇型。体重は○○ピーで、身長は……」
ヤバい奴だコイツ。きっとそうだ。絶対に。
「あ、そっか……(引き)」
でも私の方がまだまだ知ってるね!
「じゃ、先学校行っといて~!」
桃李の野郎はわーちゃんをお姫様抱っこしやがって、学校へ走っていった。
先に行くの概念崩れたんだが。

「佐々木さん、今日1時間目体育だから急いだ方が良いよ!」
隣を走り抜けていった……誰だっけ?
わーちゃん以外興味ないからわかんないや。
ま、いっか。
早くわーちゃんのお見舞い行きたいな~。

~放課後~
放課後、なぜか先生に呼び出しを食らって、お見舞いに行けなかった。
休み時間は見に行ってもわーちゃんが目覚めてなかった。

ちなみに血をあげる必要はなかったよ!
私をわーちゃんに取り込むチャンスだと思ったのにな~。

「で、お~い佐々木、聞いてるかー!?」
私、この先生苦手なんだよなー。小学生の頃からいて、寸也斗も

「この先生、””殺したい~””」

って言うくらいだし。
情熱的で、一人一人の生徒を気に掛ける、体育系教師だ。
吐き気がする。
「はい聞いてますよー(棒読み)」
めんど。めんどめんどめんどめんど。
「と言う事で帰りますねーさよーならーご指導ありがとうございましたー」
私は逃げるように職員室から脱獄した。

「わーちゃんっ!」
部屋に駆け込もうとした。
でも無理だった。
「良いよっ!はい!付き合います!」
多分相手は桃李だろう。
絶対殺す。。。

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