ちょいと変わったノンさん~林間三日目~
起床
おれ、るい。今日は林間三日目だ。起きるのが速かったため班の皆でトランプをした。
朝の体操
「あ、るいるい!」
とノンさん。下駄箱で靴を履いていると、ノンさん達女子組がやってきた。
「あ、ノンさん⁈」
とおれ。
「おれもいるが?」
と不満そうに団は言った。自分より先におれに話しかけたから気に食わないようだ。
「え、あ・・・・・・。誰だったっけ?もしかして、他校の人?」
とノンさんは首をかしげて言った。団、どんまい。
「おれは団だよ!」
と団は強く言った。ノンさんは
「冗談だよ。あん。」
と言った。ノンさん、名前間違ってる・・・・・・。
「だからおれは団だ!」
と団。
「だ、ん・・・・・・?」
とノンさんは初めて聞くような名前のように言った。
「覚えてないのか?」
と団。
「冗談だってば!団。」
とノンさん。
「ここでいたら邪魔になる。行こう、ノンさん。」
と団は言ってノンさんの手を引こうと手を出した。でもノンさんは
「そうだね行こう。」
と言って、団の手には気づかずに出口に向かって行った。
「何でうまくいかないんだ・・・・・・。」
と団は言う。おれは励ます為に言った。
「大丈夫だよ、団。」
「フン!お前には言われたくないわ!」
と団は冷たくおれを見て言った。
「行くぞ!」
と団は言って出口に行った。
『テンテテてててててんてててててててんてててててててててててて♪』
あ、やばい。ラジオ体操が始まっちゃう!おれは急いで列に並びに行った。あれ?なんか昨日見たことあるような気が・・・・・・。
朝ご飯
朝ご飯は・・・・・・簡単な物(なんだったっけ?)だ!
「手を合わせて、いただきます!」
美味しい!
「手を合わせて、ごちそうさまでした。」
片付け
おれは最後に部屋を片付けた。
ふぅ。疲れた~。
アスレチック
おれ達は呼び出されたから外に出た。そして、外にはもうみんな並んでいた。おれは急いで列に行った。
少し歩くと、アスレチックがあった。先生は一通り説明すると、
「行ってらっしゃい。」
と言っておれたちをアスレチックに行かせた。詰まったらダメだから、班によってスタートする位置が違うのだ。おれらの班は二番からだ。
「めっちゃ蜘蛛の巣ついてる・・・・・・。」
二番のアスレチックにはとっても蜘蛛の巣がついてあった。正直言ってやりたくない。ノンさんも同じ意見だったようで、
「飛ばそっか。」
といった。だが、団は
「大丈夫だ!おれならいける!」
と言ってやり始めた。・・・・・・が、普通にアスレチックから落ちていた。ノンさんを見ると、手で口を抑えながらクスクスと笑っていた。団は
「あ、ああぁ。」
と自分の落ちた場所を見ていた。その後、ノンさんを見ると、
「うぅ。でもおれは、ノンさんの為になら道化師にだってなれるぞ!」
といった。道化師?
へ~(全くわかってない)。団は
「じゃ、次に行くか~。」
と何も無かったように言った。鋼メンタル!
次はボールを一周させる奴だった。なんか上に線?が合ってそこにボールが繋がってるんだ。ボールを蹴って線を飛び越えて一周すればいいんだ。上手く説明できたかな?おれは
「えいっ!」
とボールをけったが、失敗した。団は
「失敗してやんの~。」
と口に手を当てて笑ってきた。おれは
「なら団は出来るのか?」
と聞いた。まぁ、団はサッカーやってるしなぁ。団は無言で蹴った。ぐるりと一周まわった。ノンさんは手でチョンと触るだけで一周させてた。ノンさん化け物かな?
まあ色々あって(何があった?)全部回った。
もう帰ることになってしまった。
後はバスに乗って帰るだけ。
バス
帰りのバスでは隣の席のノンさんは寝ていた。疲れたのかな?確かに、アスレチック疲れたしなぁ。おれも寝ようかな、そう思っていると映画が始まった。寝れない~。ノンさんは
「💤象さんアリサイズ・・・・・・💤」
と寝言を言った。え?象がアリサイズ⁉凄い夢見てるじゃん!おれは一度ノンさんを見てみた。
「天使・・・・・・。」
幸いにも周りの生徒は全員・・・・・・あれ?寝てないのおれだけ?寝ないと!おれは寝ようとした。
でもおかしくないか?みんな寝てるとか変だ。
「でも、眠いからなぁ・・・・・・・。」
おれは気づいたら寝ていた。
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