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春雨に真珠をみた人

題名が美しくて惹かれた展覧会にいってきた。
前田利為コレクション。

前田利為さん、はじめて聞くお名前でした。
前田家の当主の方なんですね。

コレクションでは、日本画と洋画がそれぞれあってとっても良かった。
ルノワールのアネモネ。
暖かな色合いと絵の具の分厚さ。
日本画では孔雀や鶏。森林や紅葉。
大正、明治、昭和初期の日本画ってなんであんなに綺麗なんだろう。
フランソワポンポンのシロクマ。
かわいくてモダン。

肖像画や写真も多く、前田さんの人生も追うことができた。
第二次世界大戦で亡くなったのも、時代の無情さを感じた。

蜘蛛の巣についた雨粒を真珠と思えるその感性が美しい。
絵を見に行ったけど、前田利為さんという人を知ることができてよかった。
再開したら前田邸にも行こう。

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