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あり得ない日常#78

「批判されるのが恐いなら、
そもそも出て来んなよって話なんだよなあ。」

「まあ、匿名の世界でしかイキれないんじゃない?」

 え、生きれないの?

「違う違う、そっちじゃなくて。」

 ああイキるね、あははは

「結局、同じじゃんね。」
 いや同じなんだよなあ。

「AIあるんだから、
運営権限で意味ない物なんか箱ごと消せばいいのに」

 お、辛辣。
「今日なんか鋭いね。」

「まあね。」


 わけわかんない精神論みたいなの言ってる奴いるじゃん、
あれ何なの?

「あー、なんだろうね。
結局何言ってんのかさっぱり分かんないけど。」

 そういうのに限って、具体性を突き詰めて食い下がってやるとしどろもどろになる上に、前に言ってたことと違くね?ってなるから笑えるんだけど。

「面白いよね。
そもそもそんな奴の言ってること理解したいと思う?」

「そんなわけないじゃん。」
それはないわ。

現実でもブロック機能欲しいよね

「わかる」
「それ」


「なんかさ、一般人で哲学者名乗っている人見たんだけど」

「え?世にいる教授を差し置いて?」

 すごいねえ。

「それ、年商何億ですッ!って言ってる人間と変わんなくない?」

「どういうこと?」

「年商だから中身赤字でもすごいって思われる手法。」

 ああー

「なにその『ああー』」笑

 結局残念なやつなんだなって。

「批判?」

 違う、論外。


 報道って今結局どこがやってんの?

「え、元々新聞とかいう紙媒体が前身のところがやってんじゃない?」

「電波使って流すだけのメディアもやってたんだっけ。」

「ああ、国が免許出してたやつね。」

「昔、外国メディアがアイドル事務所のスキャンダル報じて地位を掴んだって聞いたよ。」

 相当昔じゃない?

「界隈じゃ語り継がれてる話」

 そうなの?

「染まってたから身内じゃ無理だったんだって。」

 へえ。

「いやだから、偏向?そりゃ無いわけ無いでしょ。」

「一般人からしたら普段何を見せられてるんだって話。」

 それはもうただのプロパガンダなのよ。


 今もまだ政府って西の大陸に大戦の罪の意識なんか感じてるのかなあ。

「いや、もうさすがに無いでしょ。」

「いつまでたっても引きずるのって逆にどうなの?」

「さっきのメディアの話と同じでしょ?
その頃から煽ってたメディアなんかそうだって言うし。」

「いやいや、同じ国民に適当な事言ってる罪は感じないんかい」

「報道機関じゃなくて、揃って横並びの政府広報機関なんじゃない?」

ああー
「ああ、、。」

「なに、その『ああー』って 笑」

 いやだから、結局残念な存在。

「政府単位で罪の意識かあ。
 それなら火事場泥棒の輩じゃなくて、むしろ島に追いやられて頑張っている人たちにしないと意味ないでしょ。」

「国民には?」

「いや政府単位って前置きしてるから。」

「無茶苦茶言うやつには無茶苦茶で良くない?
考える労力すら惜しいわ。」

 それはそう。
「ほんとそれだわ。」

「まともに相手するからよ。」

「関わったらダメなんだって。」


「今はだいぶんマシになったけど、給料だけの時代なんか物価が上がると大変だっただろうねえ。」

「ああ、最低給付保障制度だっけ、その前の話?」

 今でも物価上がると大変になるよ。

「そう簡単に上がんなかったでしょ結局。」

 そうだけども。

「…昔からするとずいぶんドルは高くなったねえ」

「ああ、今見てるんだ 笑」

「…そう。」

「明治時代は1ドル1円だったんだよ。」

「そうなの?」

「確か戦争でインフレになって倍の2円になったんだっけ。」

「物が無いとねえ。」

 そんな時代や海外見て言及してるのかなあ 笑


「税金上げるのは反対ッってのは強欲だって言ってるやついたっけ。」

「マジか、表面しか見て無くない?」

 考える前に言葉が出ちゃう人なの?

「さあ」

「ちょっと考えれば、そんなに難しい話じゃなくない?」

 頭が中の下の残念な一般人なら仕方ないんじゃないの。

「発信者らしいよ。」

「マジか」
マジか

「ひとつの意見だってさ。」

 すごい。

「さすがに意見は笑うって。」

「いやいや、わざとじゃない?笑」

 社畜らしくマニュアル通りの作業の毎日で疲れてるんじゃないの?

「そんなん給料上がらんよねえ。」

「昇進の席取りゲームで勝つしかない人生だねえ。」

「そもそも言ってる事的外れなのに何の価値があるんだろ?」

 電車でさあ

「うん。」
「なに?」

 安全確認でちょっと遅れたからって怒るやつがいるのは、安全軽視だって言ってるのよ。

「あー。」

「出た 笑」

「急にお腹痛くなって一刻を争ってる人だっているだろ 笑」

「あと痴漢に遭っちゃったりして、乗りたくないのに他に方法も無くて、一分一秒を耐えてる子だっているのにね。」

 そもそも監督省庁に怪しい政党の人が大臣になっちゃって、過剰なコストを掛けさせてる背景だってあるのにさ。

「なんでそういちいち的外れなんだろう。」

「ある意味パーフェクト。」


「結局、何の話だっけ?」

 え、、雑談?

「いや違うでしょ、社長になんて言うのよ。」

「まあまあ、たまにはそういう話もしておかないと。」

「そうね」
そうだよね


※この物語はフィクションです。登場する人物や団体は架空であり、実在する人物や団体とは一切関係がありません。

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