面接全勝の女が語る、たった2つのコミュニケーションの極意
私は、”2018卒"として就活をしていました。
売り手市場と言われていましたが、周りには内定をもらえない人もちらほら…。
そんな中、私は快勝でした。一次面接に進んだら、必ず最終面接まで進み、必ず内定を頂きました。
圧迫面接もありましたが、もちろん通過です。
つまり、私は面接で落とされたことはありませんでした。
そんな私が考えるコミュニケーションの極意を、お話ししようと思います。
あの、えっと、は使っていい
多くの人が無意識に使ってるであろう「あの」「その」「まあ」「えっと」…。
就活支援サイトで、面接で落ちる人の特徴としてこれらの表現を多用する、ということが掲げられていることがあります。
また、話が間延びして聞こえたり、好感度が下がったりするという理由から、テレビやYouTubeなどの映像では、こういった表現をカットしてテンポの良い会話にすることもあります。
比較的マイナスな印象を与えると思われがちな表現ですが、私は、日常会話にはさほど関係ないと思っています。
私は、大学の授業でよくプレゼンや発表をしていました。
そのとき、とある教授が言うことは、決まって「台本を作るな・読むな」でした。
台本を作ってしまうと話が機械的になり、聴き手の耳に残らない。
台本を読んでしまうとそれはただの音読会であり、本当の”人の話”ではない。
ということです(話の流れやポイントをまとめたメモを用意することは推奨されたため、それを参照しながらプレゼンをしましたが、その方法だとほぼ「あの」「えっと」が口から出ます)。
コミュニケーションは、会話のキャッチボールと言われるように、話を相手に受け入れてもらわなければなりません。
聴き手の耳に残らないような話をしてしまっては、それは本質的なコミュニケーションが成立しているとは言えません。
そこで、場をつなぐ言葉「あの」「えっと」が活きてくるんです。
これらを会話に盛り込む方が、実は人間的で、あたたかみを感じるものになります。
ちなみに私は、就活の面接において、「あの」「えっと」を気にせず使っていたと思います。
全く指摘されたことはなかったので、皆さんも気を張らずに会話してみてください。
簡単で最強の武器がある
面接はもちろん、様々な場面で使えるテクです。
やり方は簡単。
話の最中、首を縦に振ってうなずくだけです。
これで相手は「自分の話を聞いてくれている」と思ってくれます。1対1でも、大勢の場でも、間違いなく印象に残ります。
本当にそれだけ?と不安な方のために、就活ベースでもう少し説明します。
企業によっては、インターンシップや企業説明会の時点で足切りをしている場合もあります(私の入社した企業は、説明会で学生を採点し、選考の参考情報にしていました)。
そんな中で戦い、勝ち抜くには、まず相手の印象に残らなければなりません。
印象に残る方法・印象を良くする方法として、ネットでは「姿勢を改善する」「質問をする」というものがよく挙げられています。
もちろん、基本的な座り方や鋭い質問ができる人は好印象だと思います。
ただ、最近はそういった情報がはびこっているため、全員似たように見えたり、質問が重複したりしがちです。
そのため、企業側も「それが当たり前」という構え方をするので、印象UPに有効とは言えなくなってきていると思います。
そこで一線を画すために必要なのが、相手の話を聴く力です。
これは、企業が求める人物像として重要視されてきています。
普段の生活でもこの力があると「コミュ力がある」と評価されます。
では、相手の話を聴く力、コミュ力を見せる第一歩は何か?
うなずくことです。
思い返してみてください。
高校や大学の授業中、先生の話をうなずきながら聞いている人はどれくらいいましたか?
おそらく、いなかった、いても数人だったはずです。
そこに着目しましょう。
誰も頭を動かさずにいるような場面では、少し首が揺れるだけでかなり目立ちます。
そして、それが相づちであれば、「話を聞いてくれている」という印象形成になるんです。
相手の目を見ながら、メモを取りながら…、どのタイミングでも良いのでとにかくうなずいてください。
「うんうん」と声に出して言う必要はありません。
首を縦に振る、それだけです。
ちなみに私は、某企業の説明会で一番後ろの席に座ったことがあります(意欲を見せるためにも前方の席に座るというのが暗黙のルール)。
質疑応答の時間も、何も話していません。
ただ、説明の最中には、これでもかというくらいうなずきました。
結果として、後ほど企業から来たメールには「よく話を聞いてくれてありがとうございました」の一言がありました。
座席や質疑応答の内容にかかわらず、うなずくという行為が好印象につながったんです。
ここまで就活ベースでお話をしましたが、普段のお仕事や日常的な会話にも有効だと思います。
難しいことではないと思いますので、ぜひ実践してみてください。
最後に
コミュニケーション能力=話の上手さ
という方程式に目が行きがちで、話題をふるのに必死になっていませんか。
しかし、「あの」「えっと」と、素直に、そして必死に話をしてくれる方が、きっと相手の心に響きます。
そして、あなたが「うんうん」とうなずくと、相手は心を開いてくれます。
そういったところを見つめ直すだけで、コミュニケーション能力は向上すると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これからの皆さんのコミュニケーションがより豊かになることを願っています。
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