新卒VC、B Dash Campにて自分の弱さを自覚する
先日こんなツイートをしたところ2.5万人の方に見て頂けるということが起こりました。
マジで狙ってない+ド深夜のツイートなのですが、色々な方にご共感頂けたのかなと思ってます。
この思考に至るきっかけは何だったのかというと、先日福岡で行われたビジネスカンファレンス、B Dash Campとその後の長崎旅行でした。どんなことがあったか、記していきたいと思います。
(超結論だけ書くと、解像度が低すぎることに絶望したけど希望を取り戻してきました。まずはとにかくサムアルトマンについて調べています!教えてください!)
◆B Dash Campで己の解像度の低さに気づく
B Dash Campが何かというと、↑に書いた通りでして、今回はその福岡版でした。
半年に一度の恒例B Dash Camp。若手VCはスタッフとしてイベントを作る側で参加します。
今村は今年も選抜学生20名をアテンドするスカラシップ担当
またレポート職の前回から変わり受付を担当しました
前回は役職柄セッションをずっと聞いていたのですが今回はほぼ前に出る仕事だったのでずっと人と話していました。
B Dash Camp中は仕事に集中していたので、主な活動期間は夜。毎日3時にホテルに帰るまでとにかく活動しまくり(稼働開始はAM8時である。計画性と肌の調子と脂肪を無視!)
船(ボート)で勉強会をさせるという狂った企画もしてました。(私は仕事で乗れず)
今回前回と一番異なっていた点は、自分の担当投資先が多く参加していたことです。(6社中4社!)
より当事者意識を持って、アフターパーティーや空いた時間を起業家と他参加者のコネクション作りに尽力していました。
初日はかいるんさん(投資先のAIヒューマン起業家)にお誘い頂き、アソビューCEO山野さんとご飯へ
ブータンで国賓といて招かれた話。
旅行は、その移動距離に比例して幸福度が高まるから遠出がいいという話
そして5年後の自分を宣言しよう!と全員の未来予想をさせて下さりました。
山野さんとお会いするのは初めてでしたが、ご自身がものすごく歴史も知見もあられる起業家であるのに対して私たちの言葉を真摯に聞いてくれたことが印象的でした。
未来のことを再度考えるような、定性的なことの言語化は普段全然しない反面、こうしたきっかけを作って下さるアツい方なんだなと。言語化できないアツいものを感じた。
2日目はエンタメmeet up→電通さんの会→タコスイベント→延々とした飲み会
サイドイベントって、やっぱり主催する側がいっちゃん楽しいし得るものがある。愛川お疲れ様!
最終日は公式アフターパーティーに参加したのちに、投資先のあけどさん、谷口、スカラ生の岸くんと共にラーメン→朝5時まで諸々の会参加
ここで自分が思い知らされたのが、
「自分が、何も知らないけどとにかく話しかけるムーブができなくなりつつある」
ということです。
丁度昨年から、B Dash Campに参加して3回目になりますが、当時は
「こんにちは!学生ですがVCはじめました!何も知りませんが話しかけさせて下さい!」
的にどんどんその辺にいた人に話しかけ、謎に飲み会に誘う。ということをしていたと思います。
ただ、1年VCとして働き、所謂業界に少しずつ染まり始めた自分が、相手の事業もしらないで話しかけることに不安を感じ始めてしまったんです。きっと。
自分のハングリー精神が薄れてしまったのか、世の中の常識を知って成長したのか。
自分がこうなった原因がわからない。
この事象がネガティブなのかポジティブなのだろうか。
そんなふわっとした気持ちでB Dash Campを終えました。
◆長崎で気づいた一神教、多神教の話
そんな中長崎へ足を運びます。
これも昨年からの恒例行事!インキュベイトファンドのGeneral partner、和田さんが長崎出身なことから始まった長崎旅行。
和田さん、今村、平田さん、木下さんというメンバーに対し
今年は和田さんの同級生、住友不動産の藤島さんやsv愛川、投資先のエンジニアのミカタ田代くん、たまたま出会った長崎出身慶應生の中岡くん、木下さんご一家も加わり
今村の修学旅行時代の思い出、120cmデカパフェを嗜む
今話題のBリーグを見たり
現地ならではの焼肉へ
そして今話題の日曜劇場の舞台、軍艦島!
予約完売だったのですが
謎に早朝起床してしまった今村の気まぐれにより
8:50に誓約書を書き(9時出港である)
軍艦島。
どう考えても三菱という企業の大きさを感じる、そしてこの島という閉鎖空間を最大に活かし、小さな国をどのように作ってきたのか、そして平山後にそこにいた人は何をしていったのか。気になることばかりでした。
まあ、ここまではいい感じの旅行だったんですよ!楽しかった!ご飯がうまかった!ドラマは見ようね!そんなゆる〜〜〜い感想なのですが
この長崎で私は自分の甘さを自覚するのです。
長崎県で旅行をする中、現地の自治体の皆様と起業家の方と、地域初スタートアップのディスカッションをする機会を頂きました。
地域初のスタートアップを盛り上げたい、どうしたらいいのだろうか、という地域の行政の方に対して、
「スタートアップをしたいなら、東京に行けばいいのではないか。よりマーケットも大きいし。」
と思ったし、それを結構はっきり言ってました。たぶん。
ただ、その日の夜ふと、「あれ、昨年の自分だったらそれを言っていたっけ?」と感じることになります。
私はそもそも地方活動をしていたのであり、地方で活動をしている友人もいます。彼らに対して、頭ごなしに「東京にいった方が成功するよ」と私は言うかな?それって響くんだっけ?そもそも当時の私だったら「地域は地域の魅力があり、何でもかんでも東京に行くべきではない」とかいうんじゃ、、
自分が、様々な事象に本気で取り組む人の仲介者でありたいという自分の信じた正義に対してズレたことをしているのかもな、、考えれば考えるほど怖くなって、気づいたらおにぎりを食べながらボロ泣きするという千と千尋的展開に。
どうしたらいいかわからない今村に対して、インキュベイトファンドの和田さんが
「人には、たくさんの正義があって信じる物がある。多神教の世界なんだと思う。今の今村さんの持っているVCとしての考えはいわば一神教。もちろんその考えを尖らせることは非常に大切。
でも、相手の信じているもの、例えば長崎県が何を持っていて、何を信じているかを調べていたのか?
それを考えた上での自分の宗教を伝えるのか、ただ闇雲に自分の宗教を振りかざすのか。これは似ているようで全然違うよ。」
と伝えられ、もしかしたらここ最近の私の問いは全てこの点に集約するのでは?と思いました。
◆VC今村柚巴が泥臭くなかったら、もうそれはゆずではない。
旅行を開けて、木下さんとしっかり話す機会があったときに、このB Dash Campで抱えていたもやもやを伝えてみました。
新しい人に出会うことに不安である。
無知であることを自覚すればするほど、相手に失礼なのではないかと怖くなる。
そしてそれは、相手(の事業)に対する興味を持てていないからなのかも。だから解像度も高くならないのでは。
◆
きっとその感覚は周りに伝播する。人の人生は、活動柄5年以上聞いてきたけど、事業の作りや成り立ちを聞いたことはあったっけ。
私が長らく活動していた世界と、今置かれている世界はちょっと違くて。それを自覚できていなかった。
起業家に対して、一次情報を取りなよとあれだけ言ってるのに、自分がまず動けていない、それは起業家の仕事だと認識違いをしていた気がする。
そういうふうに伝えると
「あなたの強みは誰よりも動けることなのに、それを失ったら普通の人になってしまうと思う。誰でも同じこと言ってるからゆずちゃんでなくてよくないか?って。
今村柚巴のいいところは一点突破なことに向かって誰よりも泥臭く足と手を動かせることなのでは?
それの対象が身近な人もそうだけど、事業や構造に広がればいいと思うよ」
と言われました。
今まで、私は「目の前の人のためになりたい」ものすごく綺麗な言葉で自分を正当化してしまっていて。
その目の前の人の後ろには沢山の人や事業構造が広がっている。そこを無視しては目の前の人なんて幸せにできない。起業家には沢山の関係者がいるんだから。
余談:サムアルトマン調べてます!
そう思って、今まず一番すぐに知るべきで、世界で一番注目されているスタートアップってどんな事業で、創業者はどんな人なんだろう?と木下さんに聞いたらサム・アルトマンじゃない?と言われ。
そう思えば、私は今の今までサム・アルトマン(chatGPTを開発したOpenAI創業者)がY Combinator(スタートアップの世界的なアクセラレーター)のCEOだったことすら知らなかった。これはもう本当に致命傷なくらいあり得なくて、むしろなんで仕事が出来ていたんだろうとすら思う。
なので、まずはここから知って、めちゃめちゃ詳しくなれるようにしようと思って、今超絶動き始めています。
なので、サム・アルトマンに関する情報がある方は皆さん教えてください!!DMもzoomもなんでも待ってます!!
ここから日調できます↑
ここからももっと頑張ります!そして私に発見を下さる周りの方には日々感謝でいっぱいです。