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夢を捨てること。

トビタテ!留学成果報告会で、留学話を全カットで報告会をしてきました。

テーマは「夢を捨てること」

トビタテ留学プログラム14期としてイギリスに留学して3年。5年ぶりに留学時の成果を発表する報告会にお誘い頂きました。
私が一番伝えたいこと/伝えるべきことはなんだろう?と考えた結果、留学エピソードを全部カットしたプレゼンをしました。
賞としては取り逃がしてしまったのでここ以外にプレゼンする機会は少なそうなのですが、トビタテ生や学生/若手で活動している人には伝えたいことなので書きます。

以下、当日使用したスライドのリンクです。良ければ併せて見てください。

https://www.canva.com/design/DAGYDV49fRw/grLzSXN0qJJY_kiCEmnFqw/view?utm_content=DAGYDV49fRw&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=uniquelinks&utlId=h7ef611b669

「夢を捨てること」

私は20歳の頃から持ち続けた「旅人」という肩書きであり夢でありを、24歳で社会人になるにあたり、VCという職業に着くにあたり捨てる経験をしました。
(とはいえ活動してきたことはそんなに変わりはしないのですが)
20歳の時、自分で旅/ゲストハウスをテーマにクラウドファンディングに成功したり、日本一周をしたりトビタテに合格したり。
一度自分が打ち立てた夢や目標に対してたくさんの人や大人が巻き込まれてくれるたびに、

やめられない。期待を裏切りたくない。この軸を失ったら自分らしさがなくなってしまうのでは。

と、自分の心の底からの限界/成果が上がらない現実と理想の狭間で行ったり来たりして辛くなる経験を長くしました。

若くして意思のある活動を行うと、「意思のある自分」を周囲の大人が認めて下駄を履かせてくれます。美談を賞賛します。
そして一度ついてしまった「らしさ」「特殊性」「原体験」的なものがあるような、そんな気がして固執してしまう人は一定数いると思います。

ただ、そんなかつての自分のような人に、「無視して大丈夫!夢はもっと軽い仮説くらいのもので、ちょっと違うなと思ったら簡単に諦めて、捨てて大丈夫!」と伝えたい。

20歳で自分の生きる道が定まっている人なんて奇跡的なものです。絶対そんな人ばかりじゃない。あなたの隣で表彰され、夢が定まっているように見える眩しいあの人も、もしかしたら一度認められた現実に固執して、不安の中自分自身を麻痺させて動いているのかもしれません。それは約1年前の私です。

結果、このプレゼンで私は今の夢としてVCを掲げています。し、それはそんなに簡単にブレません。しかし私は「VCスタートアップ最高!SVが素晴らしい!」といった、「夢を見つけた自分」を伝えたい訳ではありません。
今、あくまで私は今向き合うべき人生の仮説を仮置きし、どこまで成果が出せるか?に向かって突き進んでいるに過ぎないと認識しています。
やり切れるだけやり切った時にとるべき最適解はVCではないかもしれない。それくらいの感覚で皆も発言していいと思うのです。

結果として何かしらの成果を出し続ける行動をしていれば、本当に必要な人は残り続けます。

トビタテ!を活用した留学生に限らず、いわゆる「活動的で夢に向かっている若手」に届いてほしいと切に願います。


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ゆず@ノマド女子VC
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