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介護におけるリーダーとは ~コミュニケーション力~
前回の介護におけるリーダーとはの続きです。
私がリーダーになり立ての時、自分に持っている武器は聞く耳を持つことぐらいでした。
すごく不安な日々で業務をしていて、毎日精神がすり減っていました。
それはそのはずで
「リーダーという業務を知らなかった。」
「どのようにしたらリーダーらしいことはできているだろうか。」
「リーダーになりたかったのは事実だがいざなると右も左も分からない。」
「そもそも誰に相談すべきなの?」
そんな気持ちでいたからです。
これまでの経験から考えて、一つ言えることはコミュニケーション力が一番大事ってことです。
リーダーには必要な要素が4つあります。
⒈コミュニケーション力
言葉で相手に伝える、自分の思いを伝えるなど、介護職員間の調整を図ることです。多職種、ユニットスタッフなどとコミュニケーションとり、お互いが報連相ができ、連携をとることです。
⒉リーダーシップ
部下の意見を聞いて共感しつつ、職員全体が納得できる行動のこと。単にやることを指示するだけでなく、自分が率先して動くこと。また何のために必要なことなのかを明確にし、最後まであきらめずに取り組む姿勢、新しいことを始めるチャレンジ精神などを持つことで現場を然るべき方向に導くことです。
⒊マネジメント
同じ介護をしていく上で職員が同じ方向を向いて介護に取り組むことです。職員がバラバラに動いていては、利用者様が求める介護を提供することは困難です。また職員間で「あの人は○○をしてくれたのにやっていない」「○○しないなんて困る」など不平不満が出てきます。介護は人と人とが支え合って初めて成り立つものです。お互いに支え合える環境を整えることです。
⒋ロールモデル
この人にならついていきたいと思わせる信頼やここぞという時に頼りになる人のこと。
の4つです。
私にとっては
コミュニケーション力がなければ人がついていかない、統率がとれない、各々が勝手にやっている、まともなケアが成り立たない事態に陥ります。
リーダーシップ、マネジメント、ロールモデルに繋がっていかないです。
つまりどうしたらいいかというと
多職種の職員、スタッフ、入居者様、入居者の家族としっかりコミュニケーションをとっておくことです。
前回でも書かせてもらいましたが
⒈多職種、入居者、スタッフのことを知る努力をする。
⒉他職種、入居者、スタッフの聞く耳をもち、お互いに頼り頼られの関係をもつこと。
これらがみそではないかと思ってます。
介護は一人で仕事するわけではなく、多人数で関わって成り立っています。
業務やプライベートのことでも話したり、何をしたいと考えているかを日頃会話できる関係をもつことです。
利用者を話題にした話の振り方からその人のやりたいことやした方がいい考えを知り、どのようしたらいいか話し合えたらよいです。
私自身全員得意な相手と話しているわけではありません。
苦手な相手であればその人にとって信頼してる人を味方につければうまく動かせられます。
1対1で話して伝えるのが困難であれば2対1で話す場を考えます。
人間関係をよく観察し、この人の得意なことを伸ばせるように考え、のっかっていけたら信頼を得て、いろいろやってくれると思います。
信頼0の人を信用しろと言われても信頼しきれないと思います。
リーダーの背中は誰もが注目してることなので話を聞けるリーダーがいたらこのユニットは活気がいいユニットを作れます。
目で見えない部分の評価の話なので不安でどうしようもないのですがよく見てる人はちゃんと評価されるはずです。
リーダーと言っても一人の人間です。
一人の人間以上の働きはできません。
ヒーローでもありません。
周りを大事にできるリーダーが結果的にいいことにつながりやすいです。
次回はリーダーシップについて記事にしようと思います。
次回もお楽しみください。
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