Garden Futures展:大好きなデザイン博物館・建築博物館にあと何回いけるのか
こんにちは、フィンランドのAalto大学大学院にデザイン留学をしています、Mayuです。
ヘルシンキのデザイン博物館と建築博物館で共同開催中の展示会、Garden Futures: Designing with Nature に行ってきました。
ヴィトラデザインミュージアムがキュレーションした展示会の巡回展になるのですが、デザイン博物館と建築博物館の初の共同開催ということで、けっこう大々的に告知していたので気になっていたんです。
展示の趣旨としては、庭園が人間の活動にどのように関わってきたかを様々な角度から見直す、というもので、歴史的・政治的な側面であったり、デザインのインスピレーションとしての庭園植物であったり、気候変動に対応する取り組みであったり、かと思えば造園ファッションもあったり、とほんとに多角的。いわゆる庭園芸術の変遷を辿るものかなーと思っていったので少々面くらいました。
なかなかの情報量だったので、一部だけ切り取ってご紹介。
1チケットでデザイン博物館・建築博物館のすべての展示が見れます。(二つの建物はすぐ近くにあります)個人的にデザイン博物館のパーマネント展はフィンランドデザインの歴史がよくまとまっていて好きです。
想像していた庭園芸術展ではなかったものの、あ、そこに注目するんだ、という感じで見て回るとなかなか面白かったです。キャプションの情報量が結構少なかったのがちょっと残念でしたが、後で図録をのぞいたら、そちらはかなりの力量で書かれていました(高かったので買わなかったのですが)のでそちらを見るのも良いかも。
そして帰ろうと思ったら、なんと、デザイン博物館と建築博物館が一つの美術館に統合される、というお知らせを発見。
今回やたらと「初の共同開催」をおしてるな、と思ったのはそういうことだったのかな。やや手狭であるのは否めないですが、二つとも歴史的な建造物でとても好きだったのと、立地が変わってしまうということで、少し残念。
どんな風にかわるんでしょう?この話題はすごく気になったのでまた別記事で書きたいと思います。
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