Dimore Gallery-ミラノサローネ2022
中央駅の西側エリアにある、ディモーレギャラリーの新拠点となるディモーレチェントラーレ。ミラノサローネと直接の関係はないですが、面白かったものです。
元々、このエリアは治安が悪く、地域住民からも改善を求める声が多かったそうです。実際歩いてみると、長く暗いトンネルがあったり、中央駅から離れるにつれ、徐々に不安になる雰囲気はありました。薄暗い高架下は、ギャラリースペースとして開発が進んでおり、ディモーレ以外にも、様々なアーティストやデザイナーが展示しているようで、これからどんどん盛り上がってくるのかな、という兆しがありました。
元々は倉庫だった空間を改修したディモーレチェントラーレのデザインは、イタリアの画家Mario Sironiにインスピレーションを受けたそう。どっしりとした、面的で静かな雰囲気を感じます。屋外のオフィス空間、中庭に面したゴールドのバー、そして銀色の壁面を持つメインビルが、不思議な静けさを醸し出していました。
パイプなどのシルバーの設備が剥き出しの廃倉庫に、黒、ゴールド、そして木を合わせた空間はとてもカッコ良く、ディモーレスタジオならではの世界観を作り出していました。ディモーレスタジオにとって重要な、アンティークの品は、ガラスのショーケースから見ることができます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?