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佐川美術館と近江八幡へ 1

2週間ほど前のことですが、滋賀県へ日帰りで
行き、佐川美術館と近江八幡を訪れました。
佐川美術館へは「北欧の神秘 ノルウェー、
スウェーデン、フィンランドの絵画」を
見るためでした。

佐川美術館は初めて行きましたが、近代的な建物で
きれいな美術館でした。
大阪から電車とバスを乗り継いで行けることは行けますが、
バスの本数が少なく、車のほうが便利です。
(夫の運転でした。)

佐川美術館


建物のそばの水辺で、鹿のオブジェの背景に
紅葉が映えています。

周りにはあまりお店がなかったので
美術館内のレストランでお蕎麦を食べましたが
美味しかったです。
(食べ物の写真はよく撮り忘れます。)

ショップからの眺めです。曇り空の下の木々の紅葉、
晴れてたらもっときれいだと思います。

美術館のショップからの眺め


待ちに待った「北欧の神秘」展へ。
こちらの撮影スポットの絵はムンクの「ベランダにて」です。


写真撮影は禁止されていたので、全部ではないですが、
フライヤーを貼付します。



ざっくりした感想や個人的な体験です。

北欧諸国のノルウェー、スウェーデン、フィンランドの
絵画がいくつかのテーマごとに展示されていました。
北欧独特の神話や民間伝承を描いた絵は、
女神や妖精などが描かれていて、神秘に満ち溢れ、
目に見えないものと現実が合わさったような
不思議さに引き込まれました。

風景画も北欧らしさが表れていました。
私自身は、30年ほど前にスウェーデンとノルウェーを
旅したことがあります。7月でしたが、曇り空の
ノルウェーは寒く、現地で厚手のウールのカーディガンを
買って着ていました。今もまだあります。
なので、北欧の冷たい空気はなんとなく覚えています。
絵を見ていても、北欧の冷たく澄んだ空気が
伝わってくるようでした。
空や雲の表現も、イギリス、イタリア、フランスなどの
他のヨーロッパの国々の絵では見られないような
特徴が見られて神秘的でした。
最近、気温が下がって冬の訪れを思う日々ですが、
朝の寒い時間帯の空を見上げて、北欧っぽい空だと
思ったりすることもあります。

また、私はノルウェーの画家ハラルド・ソールベリ
(目録ではハーラル・ソールバルグとなってました)
の絵が好きで画集を1冊持っているのですが、
ソールベリの絵も1作品見ることができて
嬉しかったです。透明感のある光の表現が
素晴らしくて、印刷とは全然違ったので
原画を見ることができて感動でした。

こちらの「北欧の神秘」では作品保護のために、
展示室の温度が調整されているそうで、
屋外よりも寒く感じました。
絵からの印象だけでなく、実際に室内温度が
低かったです。

また、日本画家 平山郁夫の絵も見ることが
できました。こちらも写真撮影は不可です。
期間ごとにテーマを変えて常設
されているようです。
こちらも見ごたえがあり素晴らしかったです。
世界を旅して描かれた旅情あふれる風景、
人々、遺跡など、特に深く鮮やかな青に
引き込まれました。シルクロード遺跡には
昔からロマンを感じます。

小さな色紙に印刷された楼蘭遺跡の絵を買いました。
楼蘭遺跡の絵は、朝、夕、夜と3種類描かれていて
原画見ることができました。写真は暗めになって
しまいましたが、原画は素晴らしい青でした。

平山郁夫 楼蘭遺跡


実は入館して、まず平山郁夫展を先に見ました。
絵の他にガンダーラ仏像が1体置かれていて、
美術館に入ってから私はちょっとしんどく
なったのですが、その仏像を見ていたら
また元気になり、それからずっと元気でした。
日本の仏像でも体調がしんどい時に見ていたら
元気になったということが今までもありました。
信仰心から生まれた創作物は、何か不思議な力が
宿っていると身をもって実感しています。
私は宗教の信者ではないのですが。

佐川美術館は気軽に行くことができる距離では
ないですが、一応日帰りでも行けるので
また機会があれば訪れたいと思います。

長くなるので、近江八幡は写真が中心になると
思いますが、次回に書くことにします。



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