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芍薬の花
先週は急な用事が入ったりして、いつもと
違うリズムで過ごす必要がありましたが、
急ぎ足でやってきた初夏の陽光が眩しい季節と
なりました。
光を通す若葉が瑞々しい美しさを放っていて、
自然界の生命が生き生きと伸びやかな様子を
見るのは嬉しいです。真夏でもこれくらいの
暑さだったらと思いますが・・。
今は真夏のことは考えないことにします。
10日ほど前のことですが、立ち寄った花屋で
たくさんの芍薬が売られていました。
ピンクと白の蕾のを2本買って、
紅白のつもりで選びましたが、白い蕾は
花開くとうっすら桃色を帯びた色になりました。
芍薬に限らず、蕾を買って咲かなかったという
経験があるので、ほとんどが固く閉じた蕾
でしたが、なるべくふっくらしかけていて、
花首がしっかり座っているものを選びました。
翌日、早くも花が開き始めました。
数日間ぐらい花を楽しむことができました。
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濃いピンク色のが「富士山」で、薄いピンク色のが
「かぐや姫」と名付けられていました。
竹取物語に因んでいるかのような選択です。
以前ブログに竹取物語の記事を書いていましたので
ご参考まで。
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実は芍薬を買い求めたのは初めてで、高価な先入観が
ありましたが、お手頃な価格でした。
香りはさやわかでフローラルでありながら
少し桃の果実に似たようなフルーティな
感じもしました。
淡い桃色のほうがより香りました。
私はいつも多少の鼻炎があるので、もっと
臭覚がよければと思いますが、その頃はまし
だったので、香りを嗅ぐことができてよかったです。
大輪の花のわりには、香りが繊細だと思い
この歳(50代)になって新しい発見でした。
今は芍薬の花はもう枯れましたが、
まだ首が折れてないので花瓶に差したままに
しています。
それでは、良い初夏をお過ごしください。