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【5分で読める】中級編part3現場監督・施工管理者経験5-6年目向け 「職人さんと信頼関係を築き、対等に会話ができるようになる人間力 -自分なりの答えを持って仕事に取り組む!-」

現場監督・施工管理者経験5-6年目向け 中級編part3「職人さんと信頼関係を築き、対等に会話ができるようになる人間力 -自分なりの答えを持って仕事に取り組む!-」


閲覧ありがとうございます。
今回は中級編のpart3となります。
中級編の最後の記事です。
内容は、
職人さんと対等に会話ができるようになる人間力
をテーマに解説を進めます。

職人さんとの会話は業務の中でも
重要度の高い仕事です。

職人さんは現場監督よりも長く現場にいるため
最新の情報を持っています。
さらに、
周りの協力会社が
普段どのような仕事をしているのかを
よく見ているため、
何か聞く度に1つの意見として
色々と参考になります。

貴重な情報屋でもある職人さんと
対等に会話ができるようになるためには
結局は信頼関係が必要です。

中級編 part1では
信頼=お金
という見方で信頼関係構築の解説をしました。
しかし、
信頼関係はお金だけでは成り立ちません。
人の感情的な部分も関わってきます。
ということで今回は
職人さんと対等に会話ができるようになる人間力
をテーマに
信頼関係を構築する方法を解説します。



職人さんと対等に会話できるようになる信頼
とは
職人さんから現場監督として認められる
とイコールだと考えます。

現場監督として認められるには
どうすれば良いのでしょうか。

知識が豊富で段取りにミスが無い

これが理想ですね。

しかし、
ミスがない人なんていません。

ミスをするかしないかだけで判断していると
お互いが息苦しくなります。

私が推奨する方法は
・人徳貯金をすること
(現場のストレスを取り除くこと)
です。

現場監督があまりやりたがらない仕事を進んで行う

ここで取り上げる
あまりやりたがらない仕事とは
・現場の環境向上のための仮設計画
・現場ルール作り、改善などの事務系仕事
を指します。

要するに
誰がしても良いけど現場のためになる
ような仕事です。
これらは
各協力会社の意見を吸い上げて
妥協点を模索する作業と
模索案に対して計画を行う作業
そして、
上司と協力会社の了解を得る作業
等の手間が発生します。

1日では終わらない仕事です。

現場の環境向上のための仮設計画の例は
仮設休憩所の設営
仮設トイレの設営
資機材の仮置き場計画
簡易な作業の足場計画
等が挙げられます。

仮設休憩所や仮設トイレの増設
なんかは特に考えることが多く
責任が伴うため、やりたがりません。
しかし、
増設をすることによる職人さんの
職場環境向上は明らかに効果があります。
職人さんにとってプラスになることが
多いです。

また、現場ルール作り、改善などの例は
・作業条件の見直し
・安全に対する改善
・資機材搬入方法の見直し
等が挙げられます。

これらは職人さんにとって
マイナスになることが多く
1歩間違えると大いに反感を買います。

現場監督があまりやりたがらない仕事は
何かを決めるため責任が伴い、
手間のかかる仕事であり
反感を買って嫌な思いするものです。

全員が納得する形を取って
物事を決めていけば
現場は良い方向に進み、
自身にとっても勉強になります。
そして、
職人さんからは感謝をされ
円滑なコミュニケーションに繋がります。

この仕事の本質は
元請けとしての現場運営に繋がることで
現場を前向きに進めるためのものです。
全員が大満足することは難しいですが、
ある程度満足できれば良いです。

これを理解することができれば
何も恐れることはありません。

コストと様々な意見を照らし合わせて
計画の落としどころを見つける。
簡潔に表現すると
必要な作業はこれだけです。

これをやり続けられる人は
人間性的に信頼され
自然と職人さんと対等に
会話ができるようになります。


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