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35歳独身ゲイが孤独感に陥った話
最近失恋した。
しかも2ヶ月で2回。
1回目は、約3年付き合ってた彼氏にフラれて。
2回目は、かなり良い関係を築いていた(と思ってた)けど、色々あって起きた青天の霹靂的失恋。
1回目の失恋ももちろん喪失感はあったけど、
2回目の失恋によるダメージが大きかった。
3ヶ月くらい経った今でも苦悩する連続。
(詳しい話は、またどこかで書けたらとも思ってる)
そんな日々の中、自分に襲ってきたのは言い様のない孤独感。
35歳、ゲイ、独身、彼氏なし、持ち家なし、もちろん子なし。
僕の生活している環境は少し特殊で、
一軒家の2階部分がオフィス、1階がシェアハウスで、仕事関係の20代の子たちと一緒に住んでいる。
だから日々コミュニケーションをとっている年上といえば、
せいぜい4つ上の会社の代表だけで、
ほとんど10個以上離れた若者と仕事したり生活しているのが、今の自分の住んでいる環境だ。
自分と同年代の、昔からの友だちはすでに結婚し子育てに励んでいるし、
ゲイの友だちもパートナーと同棲しているか、ゲイの友だち同士で仲良く週末をエンジョイしている。
もちろん自分も友だちはいるが、
仕事に使命感を持って、多くの時間働いてきた人生なので、
なかなか会う機会も少ないし、年齢を重ねるごとに友だちという存在は、人生のプライオリティーの中で確実に下がっていった。
ふと、今の自分の状況を俯瞰した時に、
「35歳のゲイで彼氏もいなく、気軽に悩みを共有できる同年代の友だちもいない自分の人生って、
あれ、残念じゃね?」
とちょっぴりそんな自分の声が聴こえてきた。
それを認識した瞬間、涙が溢れ出た。次から次へと。
そして、いてもたってもいられなくなって、号泣しながらビール缶片手に深夜、街を徘徊した。
迷いつつも、でも信じて疑わなかった自分の歩んできた道に、
(ほぼ初めて)違和を感じる隙間ができた感覚。
奥から溢れてくる孤独感が、抵抗のできない自分に襲ってきて、
信じて歩んできた道をぐらりと揺らしてきた。
今の自分って1人なんじゃないかって。
いや、決して1人じゃないんですけどね。
なんなら会社もユニークで1人1人の気持ちに寄り添い、対話をベースに進めていて、
そういう環境の中で生きているので分かち合うものも多いし。
けど、感じちゃったんですよね、
自分って孤独だなぁって。
一度感じ始めたら、どんどんその想いが溢れてきちゃって。
毎日たのしいし、1人じゃないんだけど、独りだなぁって。
そんな状態がつい最近の自分でした。
でもそんな状態を癒してくれたのも、また、
今の住んでいる環境や暮らしによって生まれてくるものだったんですよね。
そんな僕がnoteを始めようと思った理由
今回急にふと、noteをやってみようと思ったのも、
自分の今の環境や暮らし方が、もしかしたら誰かにとって少し希望につながる選択肢の一つになるかもしれない、
と感じたから。
結婚とか、パートナーとか、彼氏彼女とか、親子とか、親友とか、
世の中にはまだまだ「これがある方が幸せだ」って押し付けられる関係性があると思うんですよね。
でも当たり前だけどそれに当てはまる人たちばかりじゃないし、
当てはまらないことや、その関係性を持っていないことが不幸せでもなんでもない。
でも、やっぱそうやって育ってくると、その形を持つことが幸せなんかなぁって感じちゃうんですよね。
少なくとも自分は。
今の自分は配偶者もいなければ、パートナーもいない、子どももいない。
でも、ともに生きている人はいるし、ともに生きるよろこびを享受している。
孤独感はものすごく感じたけど、
でもやっぱり今の暮らしが確実に僕の人生を豊かにしてくれているし、
満たしてくれている。
だから暮らし方、生き方において、こういう選択肢もあるってことを知ってもらえたら、
既存の関係性の中でしか幸せはないんじゃないかって感じている人にとって、
ちょっとだけ枠が広がるきっかけになるかなと思って発信したいなと。
どこまで続くかは大いに謎なんですが、
できるだけともに生きるよろこびを発信できたらと思っています。