ホームランはバッターボックスに立つ人しか打てない。一度や二度ではなく何度も。
ビジネスをよくプロ野球に例えることがある。
「プロの世界で生き残るには、全体的な平均点が高いだけではダメだ。絞って、尖って、突き抜けるところで勝負しないと」
「一軍の選手は、高卒一年目の選手でも、10数年のベテランの選手でも、同じフィールドに立つ。チームの中で個人の力、特性、可能性を最大に活かして、価値貢献しないと、そこに居続けることはできない。
一軍で活躍するには、その場にいることをしないと、何か事を起こすことすらできない」
私が一番大好きなのはこの言葉だ。
バッターボックスに立つとは
バッターボックスに立つのは難しいことじゃない。スキルも経験も関係ない。立つと決めて、立つだけ。
失敗もするし、うまくいかないから恥ずかしい思いもするかもしれない。周りの人にバカにされるかもしれない。
でも見てみて欲しい。
笑ったり、バカにしてる人に共通するのは何か。
その場で立ち止まって、挑戦するバッターボックスに立たないこと。人生でずっと。
来年から?来週から?明日から?
バッターボックスに立つと決めたら、行動はすぐに始めた方がいい。
経営者の方に必ずする質問がある。
コアバリュー(変わらない大切な価値観)や、パーパス(この世に存在する目的)などに当たるものですが、これを考えたり、言語化することで満足して立ち止まる人が多い。
思いは伝えないと伝わらない。
そこでよく聞くのが「できない理由」のオンパレード。
「Twitterのフォロワー数が少ない」
「文章を書く時間が取れない」
「発信する上で内容を作り込まないといけない」
おそらくその経営者の思いは永遠に世の中に発信されることも、誰かに届くこともない。
荒削りでいい。きれいにまとまっていなくてもいい。
思いがあるなら、今、この瞬間に出す。どうしたらもっとより良くできるかは、出しながら考えたらいい。
見られない?読まれない?届かない?
見られるまで、読まれるまで、届くまで、何度も形を変えて、毎日でも出し続ければいい。
動き出しは来年でも、来週でも、明日でもない。今、この瞬間。
物事をうまく行う人は、いつも初速からトップスピードで進む。