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「何をするか」よりも、「なぜするか」が大事な理由

会社の舵取りをする経営にとって、組織課題にどう立ち向かうのか、は極めて重要になる。

「採用ができない」とか
「定着率が上がらない」とか
「マネージャーが育たない」とか
「評価制度がない」とか

いずれも組織課題ではあるものの、目先に起きている課題ばかり。

このレベルの課題に対処することに時間もエネルギーも注ぎ込んで、失速する会社をいくつも見てきた。

そろそろ課題の根本から目を背けるのは止めにしませんか。組織課題の源泉は経営者、経営陣にあることを認識した方がいい。

会社の器は経営者の器に比例すると言われる。私はこの器は以下の3つの掛け合わせ、総体で築かれると考えています。

  • 視野の広さ(どれだけ先の見通しを持っているか)

  • 視座の高さ(高い位置から俯瞰して全体を捉えているか)

  • 視点の多さ(物事をあらゆる側面から見て判断しているか)

ここにビジョンを実現することへの強烈な思いが加わって、器は広がる。

強い組織を作るには、「何をするか」よりも「なぜするのか」の方が相当に重要。

「なぜ」の中に、自分たちは何者か、どこに向かっているのか、どうありたいのかが内包されて、共に歩む仲間が迷わずに、理念やパーパスの実現に突き進める。

会社がある程度成長してから、などと悠長なことを言っている会社ほど、成長スピードが遅くなったり、途中で失速しやすい。

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