離婚と葛藤と情は消えないという話
この一年間、離婚について話し合ってきた。
妻が主張している通り、我々は今すぐ別れた方が良いだろう。
妻本人、私の身内だけではなく、妻の親族さえもそう言っている。
そう思う。
一緒にいて良いことはない。
というか別居しているので一緒にいない。
再スタートは早い方がいい。
だが、その前に妻には健康を取り戻してほしい。
話はそれからだ。
妻がエステティシャンとして独立開業したタイミングでコロナが日本に舞い降りた。
独立する直前には所属先の先輩達から手酷い裏切りに逢い、壮絶な喧嘩別れをしている。
妻はなにかと喧嘩別れが多い人生のため消耗が激しい人なのだ。
私はそれが彼女の性分である責任感と正義感が強さ、そして計画性のなさが招く悲劇だと思っている。
彼女は敵とみなした相手をしっかり憎める。
私のようになんか知らないけど近づかないようにしよう、あんなやつに感情を使うのはムダだ、曖昧なと終わりにはしない。
しっかり憎み、呪う(らしい)。
賢い生き方ではない、と思う。
賢くやろうともしていないし。
でも時代が時代なら、武将になれたのでは?とも思う。
こう書くと問題児、やばいやつと思われるが概ね間違っていない。
自分に甘いので学生時代はギャルとして勉強もせず遊び歩いていたらしい。
ただ、私はそんな彼女に何度も救われた。
振り回されたが守ってもらった。
悩まされたし、お金の心配は今でも継続している。
厄介な手続きは何個も抱えさせられているし、その件も継続中だ。
でも何度も笑わせてもらった。
あーー、辛い。
とは言っても辛いもんは辛い。
この一年、ストレスからか過食に走り、私は体調を大幅に崩した。
甘いものが猛烈にほしくなり食べてしまっていた。
血糖値は跳ね上がり、体調に不安を覚えた時には入院レベルだった。
お前の体調管理が甘いだけだろ、という指摘は受け付けない。
体調が悪いと、体の芯から辛くなる。
でも、それだけじゃないな。
間違いなく私たち夫婦は離婚する。
紙一枚書くだけだし。
親族にも説明済みだし。
でも親族の方が理解してくれてないのが辛い。
それが体の芯を疲れさせる。
寝ても癒えない。
呼吸が浅くなる。
妻は根っこから悪い人間ではない。
考えも足りてないし、責任感もない行動をとった。
それでも私は
人生における大嵐、津波てんでんこの状況では全てを捨てて逃げてもいいのでは?と思っている。
避難が最優先。
いのちをだいじに、だ。
そう、それは
たとえ私が妻のことを思い、新築の注文住宅を建てたばかりで勝手に別居を決めたとしても。
家族の安全を考え、高価な大手住宅メーカーで建てたのに半年で家を出たとしても。
家には自宅で仕事できるよう、一部屋をエステルームとして作っているとしても。
見つけた仕事の研修で東京に向かい、コロナに感染して心配させたとしても。
あーほんと辛い
ローンがああああ