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禁ずる

毎朝、ある検索ワードを打ち込んでは、その者達の動向を気にする。 例えば、好きなアイドルや、発売間近のゲームソフト、気になるスポーツチーム等。それを自分も最早無自覚の領域でやっていた。先方は自分の存在など、知らないはずなのに毎朝毎朝お参りのように自分は検索を続ける。大した進展も変化もないのに。なんとまぁ無駄な時間だこと。虚しいこと。律儀に神棚に毎朝向かう感覚はこんな感じなのか。神棚に向かうのは虚しいことではないか。ただ、自己を輪郭の大きさ、奥行き、全てが不明なものに投影しよう

    • 言った言わない

      仕事で営業をしていると定期的にぶつかるのが「言った言わない」の無限ループ。定期的にぶつかる時点で己の適性を疑ってもいいかもしれないが、まぁまずは勉強だと言い聞かせて歯を食いしばってなんとか、状況を打破する。打開する。 いや、やり過ごす。大概はやり過ごしていく。 それが適性なのだという評価もあれば、もたもた何をしているんだね、という減点もある。 私が担当している案件の言った言わないによって現場のオペレーターがノイローゼになっているとか。今日、そこに打ち合わせにいくのだが、こ

      • 二度はない

        約10年ぶりに会った知人と酒を飲みに行くことに。もともと、タチが悪い部類の飲み仲間であったので、妻に飲みに行く旨を伝えたとき、22時には帰れと釘を刺されていた。 確かに、自分自身も嫌な勘が働いており、なにか保険をかけれないかと、知恵を絞ろうとしていたところ、知人の方から「家族(妻と子供)を連れていってもいいか?」の打診が。これは渡りに船で、サシで飲むよりはよっぽど平和に飲めそうだと安心し、いざ飲み会。 なんとも牧歌的な時間が過ぎていく。奥さんのお仕事や、知人の近況、子供が今

        • 休日

          幸せなことで、人並みに3連休できることになった。 この時点で自分の肉体の外へもう少し感謝すべきで、自分が生産活動をやっていない時に誰かが活動をしているから、自分は食事をとれる。という事実をナチュラルに感謝できるような人間でありたい。 さて、休日である。 今日は早朝から家族で出かける予定だったのだが、子供の体調が少しよくないので、午前中は様子見ということになった。 突然やってきた空き時間なのだが、やることがない。やるべきことはあるはずなのだが、突然やってきた、(子供には悪いが

          覚書

          悩みが尽きない、 というよりは前に進まない。進んでいないことを毎日実感しながら生きている。 なんとなく体が消費した気だけはして、今日も仕事が終わったと、晩酌をしてみる。 だが晴れない。一番高ぶるのは帰宅の際の運転中に晩酌のイメージをしている時。 駐車して、着替えて、一缶目のビールの蓋を開けながら、軽く息をとめる。そして一気に一口目を流し込む。 一口目の、一滴目が喉を素早く奔っていく感覚。 これが最近の一日のピークです。 消費した気がして、というのはやはり、前に進んでいる実